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SAMURAI BLUE、5月30日にFIFAワールドカップ壮行試合~2018年、各代表年間スケジュール発表~
2017年12月19日
日本サッカー協会は12月18日(月)、各カテゴリーの2018年の年間スケジュールを発表。6月に2018 FIFAワールドカップロシアを迎えるSAMURAI BLUE(日本代表)は壮行試合として、5月30日にキリンチャレンジカップ2018(神奈川・日産スタジアム)を行なうことになりました。
また、なでしこジャパンはFIFA女子ワールドカップフランス2019予選を兼ねたAFC女子アジアカップヨルダン2018(4月6~20日、ヨルダン)へ、4月1日の長崎での壮行試合を経て臨みます。
SAMURAI BLUEの2018年の活動は3月19~27日のFIFAマッチデーからで、欧州遠征を実施して2試合を行う計画です。
6月14日に開幕するFIFAワールドカップではグループステージでコロンビア、セネガル、ポーランドとの対戦が決まっており、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は3月と5月の各試合でこれらのグループHでの対戦国と特長が似たチームとの対戦を希望しています。
日本代表指揮官は「この代表にとって必要なピースを全て集めたい。初戦が最も決定的な試合になる。1戦目へ向けてチームがしっかり準備できている状態を作りたい」と語り、西野朗技術委員長は「フル代表が世界で躍動する年に来年はしていかなくてはならない」と述べています。
FIFAワールドカップ後は9月のキリンチャレンジカップ2018で代表戦を再開し、9月7日(金)に北海道・札幌ドーム、同11日(火)には大阪・市立吹田サッカースタジアムにて開催。さらに、10月と11月にも代表戦を行う予定で、いずれも対戦相手はこれから決まります。
東京オリンピックを目指すU-21日本代表は、新任の森保一監督の下、先週タイで開催されたM-150カップで準優勝したばかりですが、年明け早々の1月9日から中国でAFC U-23選手権中国2018へ出場します。また、3月のパラグアイ、5月のフランス遠征を挟んで、8月18日からインドネシアで行われるアジア競技大会に参加して強化を図ります。
U-19日本代表は、10月18日からのAFC U-19選手権(インドネシア)で、FIFA U-20ワールドカップ2019への出場権獲得に挑みます。
一方、なでしこジャパンは年明け1月15日からの国内合宿で新年をスタート。2月28日からはポルトガルでのアルガルベカップに出場して、4月のアジアカップでのワールドカップ出場権獲得を目指します。また、8月18日からはアジア競技大会(インドネシア)に出場し、11月には鳥取で国際親善試合を行う予定です。
U-20女子代表とU-17女子代表は、それぞれ8月にフランスで行われるFIFA U-20女子ワールドカップ、11月にウルグアイで開催のFIFA U-17女子ワールドカップへの出場が決まっており、そこへ向けて合宿や海外遠征を重ねて強化を図ります。
また、2018年からはU-23女子代表の枠を取り払い、なでしこジャパンのコーチングスタッフによる強化合宿を2月と11月に実施して、なでしこジャパンの底上げを図ることになりました。
フットサル日本代表は、ブルーノ・ガルシア監督の下、1月下旬に世界王者のアルゼンチン代表と国際親善試合2連戦(25日、大田区総合体育館、28日、富山市総合体育館)を行い、2月1日からチャイニーズタイペイで開催されるAFCフットサル選手権2018に臨みます。
フットサル女子日本代表は、5月にタイで行われるAFC女子フットサル選手権2018に出場し、10月には2019年のAFC女子フットサル選手権出場権を懸けて予選に挑むことになりました。
ビーチサッカー日本代表は、新監督の下で新チームを編成して2月の合宿で活動を開始し、4月と8月に海外遠征、7月に国際親善試合、11月にはドバイでインターコンチネンタルカップに出場する予定です。
コメント
ヴァイッド・ハリルホジッチ SAMURAI BLUE(日本代表)監督
2018年は地球規模の大きなイベントがあり、最も美しく、最も大きく、最も危険な大会です。日本代表はしっかり準備をしなければなりません。FIFAワールドカップの要求は高いですが、私はこの代表にとって必要なピースを全て集めたい。私はアグレッシブに、チームのために一生懸命戦うチームを作りたい。ワールドカップ後に日本国民全員がこのチームに対して誇りを感じられるような戦いを見せたいと思っていますが、チームはロシアでベストを尽くして、力いっぱい戦うと確信しています。先日のE-1選手権での国内選手のテストは満足のいくものでした。このあとは欧州の選手たちを視察します。3月へ向けて30~35人ぐらいのラージリストを作り、3月の試合後に30人ぐらいに絞り、そこから最終の23人のリストが生まれるという流れになるでしょう。対戦国についても分析し、3月の時点で私の頭の中に相手のイメージができているようにして、戦術戦略を練っていきたいと思います。
森保一 U-21日本代表監督
私に与えられているタスクは2つで、1つは東京オリンピックでのメダルという結果。もう1つは選手の育成です。1月のAFC U-23選手権から各大会へ参加しますが、そこで結果にこだわって戦いながら、チーム作りをしたいと思います。また、選手にはU(アンダー)というカテゴリーからフル代表へ、一人でも多くを輩出できるように育成していきたいと思っています。
影山雅永 U-19日本代表監督
今年、内山篤監督の下でFIFA U-20 ワールドカップを戦いましたが、これを途絶えさせるわけにはいきません。フル代表、五輪代表、各クラブで18歳19歳の選手が先発で出られるような選手が増えて、日常のクラブでの活動にいい影響を与えられればと考えています。
森山佳朗 U-16日本代表
今年のFIFA U-17ワールドカップでは選手は全力を尽くしてくれましたが、明らかに個々で大きな差があったことは否めません。新しいU-16世代では、まず次のU-17ワールドカップへアジア予選を確実に突破する。同時に、選手が世界を目指すための経験をすることが大事です。将来の日本を背負う人間、選手を育てることが僕らの使命だと思っています。
高倉麻子 なでしこジャパン(女子日本代表)監督
今年は国内外での15試合で、なでしこで活躍してきた選手と若手の融合を進め、様々な可能性を信じてたくさんのことを試してきました。EAFF E-1選手権では最後に朝鮮民主主義人民共和国に負けて残念な結果になりましたが、公式戦でなでしこジャパンを背負う重みを選手たちが感じた大会だったと思います。この悔しい思いを来年に向けていきたい。来年はAFC女子アジアカップでワールドカップ出場権を取ることはもちろん、アジアNO 1を目指して、強い気持ちで臨みたいと考えています。
池田太 U-20女子日本代表監督
この年代の選手たちは、優勝したAFC U-19女子選手権でも一戦一戦で選手の成長のスピードが早いと感じました。来年8月のU-20ワールドカップは国際試合を経験する貴重な場です。そこでも多くを吸収して成長して欲しい。それが日本と世界との差を図るなどの物差しになります。是非良い準備をして臨みたいと思います。
ブルーノ・ガルシア フットサル日本代表監督
私の使命は日本が本来あるべき姿と立場に立ち返らせることで、構築と再構築の2つに集約されます。取り戻さなくてはならないものを取り返すのが再構築で、若手発掘と育成が構築です。今年、U-25代表で臨んだアジアインドアゲームズでは世代間ギャップを埋め、銅メダル獲得で勇気と自信をもたらし、成長への後押しになりました。来年はAFC選手権が最も重要な大会になりますが、我々のゆるぎない競争心を堅持して臨みたいと思います。
田嶋幸三 日本サッカー協会会長
世界基準をキーワードに世界トップクラスとマッチメイクをしてきたことが実を結び、全カテゴリーでアジア予選を突破できました。しかし、突破するだけでは十分ではありませんが、世界の場に立って初めて分かることがあります。それを次の日本代表の育成につなげていかなければなりません。来年のFIFAワールドカップロシア大会では今まで以上の成績がとれるように、ハリルホジッチ監督をサポートし、私たちJFAは全面的に協力していきます。なでしこジャパンも、来年はFIFA女子ワールドカップ2019予選がヨルダンであります。これをしっかりと勝ち抜いて世界へ臨み、U-17、U-20代表と連係して再び世界の女王になるべく、みんなで努力していきたいと思います。
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