日本サッカー協会（JFA）は5月7日(火)、JFAハウス（東京都文京区）でFIFA U-20ワールドカップポーランド2019（5月23日(木)開幕）に向けたメンバー発表記者会見を行いました。

会見には関塚隆技術委員長、チームを率いる影山雅永U-20日本代表監督が登壇しました。冒頭で影山監督は「2017年の2月にチームを立ち上げ、U-20ワールドカップを目標にやってきた。この年齢で国を代表する世界を代表する選手たちと戦える本当に貴重な場だと思っている」と大会に参加する意義を語り、「代表選手の持っているポテンシャルを思いっきり発揮できるように、短い期間で準備をしてポーランドの地に乗り込みたい」と決意を表明しました。

同席した関塚委員長も、「この世代で世界と戦える経験は本当に貴重。いい戦いをしてほしい」と日本の未来を担う選手たちにエールを送りました。

また、影山監督は選手選考について言及し、「ゲームがどうなるか予想し、こんな時にはどんな使い方をするか、どんな選手がほしいか、さまざまなシミュレーションを何巡もした。ただ、ぐるぐる回ってまた元通りに戻るので、結論の出しようがない」と21名の選出に頭を悩ませたと言います。その中で「世界で戦うのに僕が自信を持ってカードとして切れるかどうか。一緒に戦える選手を一番の基準にして選んだつもり」と、メンバーの選考基準を説明しました。

U-20日本代表は5月12日(日)と13日(月)に千葉県内で直前合宿を行い、14日(火)にポーランドに出発。現地では17日(金)にU-20コロンビア代表と親善試合を実施し、大会に臨みます。

影山監督が「この年代で本当の強豪ばかり」と話すように、23日(木)のグループステージ初戦でU-20エクアドル代表、26日(日)にU-20メキシコ代表、29日(水)にU-20イタリア代表と対戦します。そうした難敵に対してチーム一団で戦い、まずはグループステージ突破を目指します。

監督・技術委員長コメント

影山雅永 U-20日本代表監督
自分たちが持っているものを思い切って出してあげられるようにしたいと考えています。また、そうした力を出せる選手を選んだつもりです。僕はずっとチームの立ち上げの時からうまい日本代表と言われたくないと選手たちに言ってきました。この年代の日本代表は戦う選手たちがそろっているので、「戦うチーム」「本当に見ていて誇らしい」とU-20ワールドカップで言われるように準備をしたいと思っています。

関塚隆 技術委員長
U-20ワールドカップは日本のサッカー発展のために非常に重要な機会です。影山監督が常日頃から話していることですが、チームとしての成功、高いステージへの個人昇格、この2つの柱のもと、「育成日本」の名に相応しい試合を世界相手にしてもらいたいと思っています。JFAが団結して一つになり、大会に向けて準備をして進めていきます。

スケジュール

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

FIFA U-20 ワールドカップポーランド2019

大会期間：2019/5/23(木)～2019/6/15(土)

グループステージ：
2019/5/24(金) 03:30キックオフ(日本時間）
vs エクアドル代表

2019/5/26(日) 22:30キックオフ(日本時間)
vs メキシコ代表

2019/5/30(木) 01:00キックオフ(日本時間)
vs イタリア代表

大会情報はこちら