ドイツに遠征中のU-20日本代表は22日(水)、ルクセンブルクでF91 Diddelengとの練習試合に臨みました。この日は午前中にグランドに出向き、ビルドアップからの攻撃のかたちやシュート、セットプレーなどを1時間ほど確認し、ナイトゲームに備えました。

ルクセンブルク1部リーグの首位を走り、ルクセンブルク代表に選手を4名送り出しているF91 Diddlelengとの一戦。日本は、内山篤監督の意図のもと、Jリーグでの出場時間や時差、ドイツ入りのタイミングなど様々なコンディションを考慮しつつ、フィールドプレーヤー全選手が起用されました。

練習試合 vs F91 Diddeleng
2017年3月22日(水) キックオフ時間 19：00（現地時間）試合時間（45分×2本）
ルクセンブルク／Stade Jos Nosbaum

U-20日本代表　3-0（前半0-0、後半3-0）F91 Diddeleng

得点
76分　髙木彰人
81分　久保建英
84分　岩崎悠人（PK）

前半メンバー
GK　大迫敬介
DF　舩木翔、町田浩樹、板倉滉、藤谷壮
MF　三好康児、坂井大将、森島司、遠藤渓太
FW　小川航基、旗手怜央

後半メンバー
GK　大迫敬介
DF　初瀬亮、町田浩樹、板倉滉、藤谷壮
MF　髙木彰人、神谷優太、市丸瑞希、堂安律
FW　岩崎悠人、旗手怜央

交代
62分　町田浩樹 → 杉岡大暉
62分　板倉滉 → 冨安健洋
62分　藤谷壮 → 原輝綺
62分　旗手怜央 → 久保建英

マッチレポート

前半、日本は立ち上がりからチャンスを作り出します。しかしながら前線からプレスをかけてアグレッシブにプレーする相手に対し、なかなかシュートまで持ち込むことができません。それでも高い集中力を見せ、得点機会を伺っていきます。

ハーフタイムに6名、後半途中に4名が交代し、62分で前半のメンバーがすべて入れ替わった日本。F91 Diddelengも次々と選手交代のカードを切るなか、試合のペースは徐々に日本に傾いていきます。まずは76分。初瀬選手からのボールを髙木選手が決め、先制点を獲得します。続く81分、髙木選手が持ち込み、渡したボールを久保選手が落ち着いてシュートし、2点目を決めます。84分には岩崎選手がPKを獲得すると、これを冷静に決め、3点目。試合はこのまま3-0で終了し、日本が勝利しました。

内山監督は、「相手は非常にアグレッシブにやってくれ、いいチームと対戦することができた。我々も、『アグレッシブ』をテーマとしてやっているなか、今日は選手たちが積極的にプレーしてくれた」とドイツ遠征初戦を振り返り、「まだまだ課題はある。個人としてもグループとしても、いいイメージで終われるようにしたい」と語りました。24日(金)には、遠征中2戦目となる、U-20ドイツ代表との一戦に挑みます。

選手コメント

FW #14 高木彰人 選手（ガンバ大阪）
前半をベンチから見ていて、球際で負けずに、セカンドボールを拾っていけたらいい攻撃につながる、と思っていました。（ゴールシーンは）久保選手が引いたスペースに入ったところで、初瀬選手がいいボールを送ってくれました。トレーニングマッチだからといって絶対負けてはいけないですし、結果がほしかったので、点が決められてよかったです。チームとしていいかたちで遠征を終え、個人としては出場した試合で全てゴールを決めるくらいの気持ちでやりたいです。

FW #24 久保 建英 選手（FC東京U-18）
（得点シーンは）サイドで堂安選手がおとりになってくれて、自分の得意なかたちで入ってくれてよかったです。今回の遠征の大一番はU-20ドイツ代表戦で、ワールドカップを想定した試合だと思います。出場できたら、メンバーに選ばれたときにどれだけできるかを試すいい機会だと思っています。

スケジュール

※初瀬・市丸・堂安・髙木（ガンバ大阪）、冨安（アビスパ福岡）、神谷（湘南ベルマーレ）、岩崎（京都サンガF.C.）の各選手は3/20（月・祝）の出発となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

今後の予定