ニュース
U-19日本女子代表候補 4ヶ月ぶりのトレーニングキャンプで男子高校生と対戦
2021年10月14日
U-19日本女子代表候補チームは、約4カ月ぶりのトレーニングキャンプを10月11日(月)よりJヴィレッジで開始しました。集合日には、選手とスタッフ全員がSmartAmp法検査で全員の新型コロナウィルス陰性を確認しJヴィレッジに移動しました。
10月11日(月)午後の練習は、選手のコンディションに合わせて、練習組とリカバリー組でグループ分けをして実施。夜のミーティングで池田太監督はAFC U-20女子アジアカップの中止を伝えるとともに、チームコンセプトは変わらず「応援されるチームになる」こと、また、来年コスタリカで開催されるFIFA U-20ワールドカップでの優勝を引き続き目指すことを選手たちと再確認しました。 また、戦術のコンセプトである「アグレッシブに仕掛けて奪う」の再確認、東京オリンピックのテクニカルレポートの共有等があり、その後のトレーニングではコンパクトな守備に焦点が当てられました。
3日目の10月13日(水)には、聖光学院高等学校(男子)とのトレーニングマッチを実施。試合は25分4セットで行いました。両チームともに集中して試合に入った1本目、17分に相手のコーナーキックからヘディングでゴールが決まり0-1。2セット目は自陣で相手チームがボールを保持する時間も長かった中、粘り強くゴールを最後まで守り切り、スコアレスドローで終えました。
3セット目は4分、9分、15分、17分とセットプレーなどで失点し、4セット目では終盤に得点を許し、4セット合計の試合結果は0-6となりました。
男子高校生を相手のプレッシャーやスピードに対応しきれない部分もあり、今後の課題も多くありましたが、キャンプの課題であったコンパクトな守備、ディフェンスラインを上げ相手が蹴るときに吸収することなど、練習した成果や新しいチャレンジも多く見られました。チームは10月14日(木)に最後のトレーニングを行い、4日間のトレーニングキャンプを終えます。
選手コメント
西郡茉優 選手(ノジマステラ神奈川相模原)
このような状況の中、今回のキャンプを行えたのは様々な人の協力と支えがあってこそだと思うので、たくさんの人と環境に感謝したいです。今回のキャンプでは、チームとして迫力をもって奪いにいくということをテーマの一つとして練習をしてきました。トレーニングマッチではそのテーマを全員が意識できたことで、予測を生かして狙いどころを作って2人目で奪うといった守備をすることができました。しかし、その奪ったボールやビルドアップの中で寄せの速い相手にボールロストをしてしまうことが多いことのが課題として出ました。チームとしてサポートの質を上げることや、個人としてボールの置きどころや判断スピードを上げるなどのことを改善してレベルアップしていきたいです。
荻久保優里 選手(セレッソ大阪堺レディース)
初めてU-19日本女子代表候補キャンプに参加して感じたことは全てのスピードも速く正確で球際も激しかったことです。その中で自分自身のプレーがどこまで通用するのか何が足りないのかを知るために積極的にプレーするというのをテーマにこのキャンプを過ごしました。
トレーニングマッチでは大量失点してしまいましたがその中でもラインコントロールであったり味方への声かけなど自分の得意とするプレーができました。ですがビルドアップの優先順位やパススピードなど課題となったプレーは沢山あったのでしっかり振り返りをして少しでもレベルアップしていきたいです。
コロナ禍でキャンプに参加できたこと、レベルの高い人たちの中でプレーができたことなど全てにおいていい経験になりました。
渡部麗 選手(日体大FIELDS横浜)
キャンプの総まとめとなるトレーニングマッチではチーム、個人ともにたくさんの課題が見つかる試合となりました。100分間を通して、自陣でのミスから相手にチャンスをつくられることが多くあり、とくに強く、速いプレッシャーの中での止める、蹴るの技術の向上が必要だと強く感じました。また、技術の向上だけでなく周りのサポートやパスの出し手と受け手がコミュニケーションを取り、プレーのイメージを合わせることももっと行っていかなければならないと感じました。個人としては、高い強度でプレーし続けることが課題だとわかったので、これから改善できるよう取り組んでいきます。
今回のキャンプも前回に引き続き充実した4日間になりました。様々な方に支えられ、このような素晴らしい環境でサッカーできることに大変感謝しています。ありがとうございました。
大山愛笑 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
4日間という短い期間のキャンプでしたが、成果も課題も沢山見つかりました。アジア選手権がなくなり、そこでのワールドカップ出場権獲得という目標を叶えられなくなってしまいました。しかしながら、みんなでもう一度話し合い、ワールドカップ優勝という目標を立てました。そして、練習と試合を行いました。練習は、アグレッシブに奪うというチームのコンセプトを軸として守備の練習と攻撃の練習を両方行いました。守備では今まで以上にアプローチにいく速さだったり、強度が高まりましたが、アプローチにいってその後ついて行く所がまだまだ足りないと思ったのでこれからも意識して行きたいと思います。攻撃では今まで以上にチャンスの時に前に出ていったり、前を狙ったパスを出すことが良くなったと思います。一方でパスの精度がまだ低いので練習していきたいと思います。試合は、相手のスピードに最初は少し戸惑いましたが慣れてきたら、ボールを受けたら落ち着かせたり、展開したり自分の良さを出せたので良かったです。ただ6-0という結果はとても悔しいですし、ワールドカップ優勝という目標を叶えるには今回の相手のような男子高校生にも勝てるようにならないといけないと思うので、チームに帰ってさらに成長してまた代表に戻ってこられるようにしたいです。
関連情報
関連ニュース
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/05 SHIGE選手、かつぴーや選手、Ax選手、Takaki選手に決定 FIFAe World Cup 2024™サッカーe日本代表
- 日本代表 2024/11/05 U-17日本代表 メンバー・スケジュール クロアチア遠征(11.09-11.20 クロアチア/ポレッチ)
- グラスルーツ 2024/11/05 「2024 IFCPF CPサッカーワールドカップ」へ男女日本代表が出場!
- グラスルーツ 2024/11/05 JFAユニクロサッカーキッズ in 北海道 1月18日(土)開催 11月5日(火)から参加者募集開始
- 大会・試合 2024/11/05 FC.西武台が歓喜の頂点到達 JFA 第12回全日本O-40サッカー大会