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【Match Report】U-19日本代表、モロッコに逆転勝利で白星発進! 第49回モーリスレベロトーナメント
2023年06月08日
第49回モーリスレベロトーナメントのグループステージ第1節が6月7日(水)に行われ、U-19日本代表はU-20モロッコ代表と対戦しました。
序盤はボール保持を図る日本に対してモロッコがハイプレスでボールを奪い、縦への推進力を生かした攻撃を仕掛ける場面が続きましたが、日本の選手たちは冷静な守備対応を見せます。
最初に大きなチャンスを得たのは日本。12分、中盤でのボール奪取からFW塩貝健人選手(#10)がスルーパスを送り、FW内野航太郎選手(#9)が抜け出してシュートを放ちましたが、相手GKにセーブされます。
その後は日本が果敢なプレスでボールを奪い、縦に速い攻撃を仕掛ける場面が増えます。21分には自陣からのロングパスにMF安斎悠人選手(#15)が左サイドで抜け出し、相手をかわしてクロス。中央に走り込んだ内野選手が押し込もうとしましたが、相手にクリアされます。34分にはMF神田拓人選手(#8)のボール奪取から塩貝選手がドリブルで運び、右足でシュートを放ちますが、枠を捉えられません。
ピンチを迎えたのは42分。相手へのマークがやや緩くなって左サイドからのカットインを許し、強烈なミドルシュートを放たれましたが、GKデューフエマニエル凛太朗選手(#23)が素早い反応でブロック。前半はスコアレスで終了します。
後半の立ち上がりも日本がペースをつかんでいましたが、モロッコも徐々に反撃。58分には中央を突破されて決定的なシュートを放たれますが、デューフエマニエル選手が相手との間合いを詰めてブロックします。しかし64分、自陣深くに縦パスを入れられ、DF尾崎凱琉選手(#3)がタッチラインに逃れようとしますが、相手に拾われてつながれ、先制点を奪われます。
日本はすぐにMF早川隼平選手(#7)とMF鈴木陽人選手(#14)を投入して攻撃の活性化を図ると、73分、相手陣内で鈴木選手とDF池田春汰選手(#5)が連動してボールを奪い、池田選手が塩貝選手に渡すと、塩貝選手は深い位置まで運んで左足でクロス。これを内野選手が右足で合わせて同点に追い付きます。
流れを取り戻した日本は82分、右サイドでのスローインから早川選手がつなぐと、神田選手の縦パスを受けたのは途中出場のFW石井久継選手(#22)。カットインから左足のシュートを流し込み、逆転に成功します。
その後は何度かピンチを招きますが、デューフエマニエル選手のビッグセーブなどでしのぎ、2-1のままタイムアップ。幸先の良いスタートを切りました。
日本は次戦、6月10日(土)にU-23パナマ代表と対戦します。
監督・選手コメント
城和憲 監督
歴史あるモーリスレベロトーナメントに参加させていただける喜びを感じながら初戦に臨みました。対戦相手はU-20モロッコ代表ということで年齢的にも上の相手との対戦であり、半数以上がヨーロッパでプレーする選手がいる強豪との試合でしたが、選手達はアグレッシブにプレーしてくれ、最後まで戦う気持ちを見せてくれたことで大事な初戦で勝利を収めることができました。次戦以降も厳しい戦いが続きますが、チーム一丸となって勝利を目指して戦いたいと思います。
GK #23 デューフエマニエル凛太朗 選手(流通経済大)
まず初めに、まだ完全にコロナが落ち着いていない中で、このモーリスレベロトーナメントという歴史ある大会に出るためにサポートしてくださったスタッフや関係者の皆様、本当にありがとうございます。
今大会、相手チームが全員歳上ということもあり、自分達のプレーのレベルがどこまで通用するか試せるとてもいい機会になっています。相手がU-23であれ、U-21であれ、ピッチに立てばやはり、年齢は関係ありません。今回の代表はその中でも自分の一つ下の代が多いのでしっかりとリーダーシップを取って皆を引っ張っていこうと思います。
DF #4 市原吏音 選手(大宮アルディージャU18)
僕たちU-19日本代表は今大会、経験を積みに来たのではなく優勝を目指して来ましたので、初戦は絶対落とせないとみんなの中で共通認識もありましたし、日の丸をつける覚悟を持ってピッチに立ちました。前半は様子を見ながらのような硬いゲーム運びになりました。後半に入って先に失点してしまったことは反省する点であると思います。しかし、追いつき逆転できたことは自信にもつながると思います。最後はピッチの選手だけでなくベンチメンバーも含め全員で戦っていたからこそ勝ち点3が取れました。次のパナマ戦もチーム一丸となって必ず勝ちます。応援よろしくお願いします。
FW #9 内野航太郎 選手(筑波大)
さまざまな方のご尽力でフランスに来ることができました。ありがとうございます。今回ピッチで一緒にプレーするのがはじめての選手が多い中で自分の良さを引き出してくれるチームメイトにも感謝しています。今日は勝ちましたが、次戦に向けて最善の準備をチームはしていきます。次は決めます。
FW #22 石井久継 選手(湘南ベルマーレU-18)
今回の大会は、自チームが大事な時に参加させていただいたので、個人的に必ず成長したい気持ちが強くありますし、「チームが勝っていく中で必ず成長する!」という気持ちで参加しています。スタメンでスタートできなかったのは、実力不足だと思っています。ですが、与えられた時間、与えられたポジションで結果を出す事がチームの勝利に必ず繋がると信じ、しっかり準備しました。結果的に決勝ゴールを決めることができ、チームの勝利に貢献することができました。とても嬉しいです。チーム全員の切れなかった集中力とチームワークのおかげです。まだまだ厳しい戦いは続きますが、日々成長し、優勝したいです。
第49回モーリスレベロトーナメント
大会期間:2023年6月5日(月)~6月18日(日)
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