昨年モンゴルで開催されたAFC U-19選手権2018予選を突破したU-19日本代表が始動しました。今年10月に開催されるAFC U-19選手権インドネシア2018でFIFA U-20ワールドカップ2019の出場権を獲得することを目標に、国内でのトレーニングキャンプと海外で試合の実践を積んでいきます。

昨年に引き続き、今回も国立スポーツ科学センターと味の素ナショナルトレーニングセンターのご協力にてアスリートチェックを3日間実施。その後、スペイン・カナリア諸島へ移動し、昨年初出場し初優勝を果たした「U-19 International Tournament "Copa del Atlantico"」に出場します。U-19日本代表は、今大会でU-19カナリア諸島選抜、U-19チェコ代表、U-19スペイン代表と対戦します。今回招集されたメンバーは、AFCU-19選手権2018予選を経験している選手が13名、FIFAU-17ワールドカップインド2017を経験している選手が6名、初招集選手が5名、大学生が5名と多くのカテゴリーから招集されており、チームにとって新戦力の発掘が期待されます。

U-19日本代表は23日(火)、前日の雪が残る味の素ナショナルトレーニングセンターに集合。初日のアスリートチェックメニューは比較的強度が抑えられた垂直ジャンプと乳酸カーブテストを行いました。U-19日本代表小粥智浩コンディショニングコーチからも、選手たちにアスリートチェックやフィジカル強化の意義が伝えられました。

2日目の24日(水)も午前・午後とアスリートチェックを行いました。午前中はFMSテスト、午後は30m走のスピードテスト、アジリティテスト、水平ジャンプをグループ毎に実施し、最後はYO-YOテストでこの日のトレーニングを締めくくりました。各年代のコンディショニングコーチ陣が見守る中、選手はそれぞれ最大限の力を発揮しました。

夜にはチームとして初めてのミーティングを実施しました。U-19日本代表が目指す方向性、そしてチームコンセプトが影山雅永監督から選手たちに伝えられました。「チャレンジしないと何も始まらない。それぞれ立場はさまざまだと思うが、少しでも上のステージでプレーしてほしい。チームとしては、必ずFIFA U-20ワールドカップ2019の出場権を取ること。日本の底力を見せて、闘う相手が嫌がるチームになり、常に勝利しよう」とチームの意識を共有しました。

25日(木)も引き続きトレーニングを行い、チームは大会開催地スペイン・カナリア諸島へ移動します。

選手コメント

GK 大迫敬介 選手（サンフレッチェ広島）
今回の遠征では、個人のフィジカル面が詳しくわかる良い機会でした。自分のストロングポイント、ウィークポイントが分かったので所属チームに戻り、しっかりと課題に取り組みたいと思います。今年は所属チームで結果を残し試合に出ること、そして、日本代表チームの力に少しでもなることを目標にしたいです。何よりも、今年行われるAFCU-19選手権インドネシア2018で、FIFAU-20ワールドカップ出場を決め、アジア制覇することです。自分の年代だけでなく、上の年代カテゴリーにも食い込んでいけるように頑張っていきます。

DF 阿部海大 選手（ファジアーノ岡山）
今回新しいU-19日本代表に招集され、活動できることを嬉しく思います。今年になってU-19日本代表の活動は初めてで、下の年代なども多く、新しく会うメンバーもいますが、この2日間だけでもよくコミュニケーションをとり良い雰囲気のなか活動ができています。今年の個人としての目標は、所属チームでの目標を達成できるよう身を粉にして、勝利に貢献すること、日本代表活動ではAFCU-19選手権インドネシア2018を必ず突破することです。明日のトレーニングも全力で臨みます。

MF 藤本寛也 選手（東京ヴェルディ）
今回の遠征では、自分のフィジカルがどういう状態かを確認することができました。結果を確認し、悪いところは改善し、良いところはもっと伸ばしていき怪我をしないような身体作りをこれからももっと意識していきたいです。今年の目標は、まず所属チームで試合に出場し続け成長することです。U-19日本代表としては、必ずFIFAU-20ワールドカップの切符を掴みたいです。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。