ニュース
U-19日本代表メキシコ遠征 最終戦を終えて、いよいよAFC U-19選手権インドネシア2018へ!
2018年09月12日
国際親善試合 vs U-20クラブ・アメリカ
2018年9月11日(火) キックオフ時間 10:30(現地時間) 試合時間 90分(45分×2本)
Club América Fuerzas Básicas(メキシコ/メキシコシティ)
U-19日本代表 3-1(前半2-0、後半1-1)U-20クラブ・アメリカ
得点
20分 原大智(U-19日本代表)
35分 安藤瑞季(U-19日本代表)
55分 失点(U-20クラブ・アメリカ)
77分 久保建英(U-19日本代表)
スターティングメンバー
GK:若原智哉
DF:川井歩、阿部海大、石尾崚雅、東俊希
MF:堀研太、山田康太、久保建英、斉藤光毅
FW:安藤瑞季、原大智
サブメンバー
GK:大迫敬介、谷晃生
DF:橋岡大樹、菅原由勢、瀬古歩夢、荻原拓也
MF:平川怜、滝裕太、伊藤洋輝、郷家友太
FW:田川亨介、宮代大聖
交代
HT 若原智哉 → 大迫敬介
HT 原大智 → 宮代大聖
62分 斉藤光毅 → 滝裕太
73分 堀研太 → 郷家友太
81分 安藤瑞季 → 橋岡大樹
88分 川井歩 → 菅原由勢
マッチレポート
U-19日本代表は、11日(火)、メキシコ遠征第4戦目となる最終戦で、地元強豪クラブU-20クラブ・アメリカと対戦し3-1で勝利し遠征を締めくくりました。U-20クラブ・アメリカはU-20メキシコリーグで2位と好調を維持し、トップチームだけでなく、育成年代の全国大会も何度も優勝しているメキシコを代表する強豪クラブです。
先日のU-19ブラジル代表戦に出場しなかったメンバーで臨んだ一戦、試合に飢えた選手たちがAFC U-19選手権インドネシア2018を前に、遠征最終戦で躍動します。
試合がはじまると、日本は積極的に前からボールを奪い、相手DFラインの背後を狙い、シンプルなパス交換からチャンスを作っていきます。11分、MF久保建英選手が左サイドをドリブルで駆け上がりクロスを上げますが、タイミングが合わず中央で合わせられません。一方相手は、何度もサイドチャンジを繰り返し、サイドから攻撃を仕掛けてきます。日本はゴール前で不用意にボールを奪われ、右サイドを崩されますが、ゴール前で体を張った守備陣がブロックし、簡単に先制点を与えません。しっかりとした守備から徐々にリズムを掴むと、一気にゴールへ攻め込みます。20分、DF東俊希選手がクイックでスローインを投げると、上手くDFラインの背後を取ったFW原大智選手が、左足を一閃。強烈なシュートが右ポストに当たりながらゴールに突き刺さり、先制点を奪います。さらに31分には、久保選手が巧みなドリブルからゴール前へ切り込み、ペナルティエリア内で倒されますが、笛は鳴りません。攻め続ける日本は35分、前線にボールが入ると、ペナルティエリア外中央からFW安藤瑞季選手が強烈なロングシュートを左サイドネットに決めて追加点を奪います。40分には、MF堀研太選手が中央から左サイドを駆け上がった東選手にパスを送ると、東選手がグランダーの見事なクロスを上げ、安藤選手が押し込むも惜しくもオフサイドの判定。しっかりと相手の特徴を早い段階で掴み、優勢に試合を進め2-0で前半を終了します。
後半、フィジカルとパワーを活かし相手が序盤から猛攻撃を仕掛けてきます。55分には、危険な位置でファウルを与えると、FKを直接決められて1点を返されます。前半と異なり、日本は連戦の疲れからかミスが目立ち、ボールを失う回数が増え我慢の時間が続きます。それでも何とか耐えしのぐと、77分に中央でFW宮代大聖選手がキープしドリブルで貯めながら走り込んだ久保選手に繋ぐと、冷静に相手GKとの1対1を制し、3点目を奪います。その後は落ち着いた試合運びで、そのまま3-1で終了し、最終戦を良い形で終えました。
U-19日本代表は、国内での試合含め遠征を2勝2分けで終了し、高地かつ時差も大きく、厳しいコンディションの中、メキシコ代表やブラジル代表と真剣勝負し多くの課題も見つかりました。ただ、強豪相手にチームとして、個人として通用する部分も多く、各選手が各所属チームでより一層レベルアップして、再び10月に集合します。
いよいよ来月、U-19日本代表はAFC U-19選手権インドネシア2018に挑戦します。メキシコやブラジルなどの強豪国と再び対戦する為にも、FIFA U-20ワールドカップポーランド2019の出場権をチーム全員で獲得しにいきます。
監督・選手コメント
影山雅永 監督
10月に開催されるAFC U-19選手権インドネシア2018(FIFA U-20ワールドカップ2019のアジア最終予選を兼ねる)前の最後の活動としてメキシコに遠征できたことは、チームとして非常に大きな意味があったと思います。Jリーグのプロ1年目の選手が多く、それぞれ所属チームにおいての出場機会は異なり、コンディションはバラバラの状態でしたが、千葉県千葉市でのU-19ベトナム代表戦を経て、メキシコに入ってからの各選手やスタッフ陣の努力によって、14時間の時差、そして2300メートルの高地への順化を早めて、パフォーマンスを日に日に上げていってくれました。そして、チームとしてだけではなく、選手自身がインドネシアで戦うために熾烈な競争を行なってくれました。特に第3戦目、サッカー王国ブラジルと対戦できたことは世界の上位を目指す日本にとって、そう甘くはないことを気付かせてくれました。プレッシャーを何度も続けても、個やユニットで簡単に剥がされてしまう。複数の選手で連携連動してボールを運ぼうにも、プレッシャーが厳しく、顔を上げることができないなど、ブラジル選手とチームのレベルはこれまでの対戦相手にない高いものでした。日本人らしく規律を保ち、集中を切らさず最後まで戦った結果、引き分けに持ち込むことができましたが、我々がもっともっと高いレベルを目指さなければいけないことを教えてもらったと感じています。厳しい言葉になりますが、今回参加した選手全てがAFC U-19選手権インドネシア2018に臨めるわけではありません。世界への切符を得るために、戦える23人を選んで、万全の準備でインドネシアへ向かいたいと思います。森保一監督率いるSAMURAI BLUE(日本代表)が、見事な始動をした今こそ、我々U-19日本代表がアジアで逞しく戦い、SAMURAI BLUEへ挑戦をする選手が出てくるよう、個とチーム、両方で成果を求めて行きたいと思います。
DF #3 川井歩 選手(サンフレッチェ広島)
今回のメキシコ遠征に選出され嬉しく思います。本当に学ぶことが多い遠征となりました。チームとして、本遠征でU-19メキシコ代表やブラジル代表などの世界の強豪国やクラブと試合ができ、負けなしで終われたということは大きな収穫だったと思います。メキシコは標高が高く、普段より息が早く上がってしまうということがありましたが、その環境に早く順応し、ベストなコンディションに持っていけることがいかに大事なのか学ぶことができました。3月のシミュレーション遠征でも経験していますが、インドネシアも厳しい環境かと思います。また日の丸を背負ってAFC U-19選手権インドネシア2018を戦えるように、所属チームに帰っても自分を高め、アピールできるように頑張っていきたいと思います。
DF #15 東俊希 選手(サンフレッチェ広島)
この遠征でピッチ内外共に多くのことを学びました。特にU-19ブラジル代表戦では、ボールを1人でキープできる力や、インテンシティの高さ、当たり前ですが全員非常にテクニックがあり、全てが強く正確にプレーすることに驚かされました。但し、自分から体をぶつけ、攻守でチームメートと声を掛け合い、ポジショニングを細かく変えて良いポジションを早めに取れれば、十分攻撃面ではチャンスを作れるし、守備面でも簡単には崩されないイメージはできました。遠征を通して、守備で足元を狙いすぎて裏に走られた時に、ついて行けずにピンチになるときがありました。今後は、より素早く状況判断し、足元とDF背後の両方で対応するように意識したいと思います。また、攻撃の際は、自分が当事者となって味方を動かして、攻撃の起点になれるようにしないとより高いレベルには通じないと感じました。AFC U-19選手権インドネシア2018まで残り約1ヶ月、所属チームに帰って、様々な面のクオリティを高めていきたいです。
MF #9 久保建英 選手(横浜F・マリノス)
国内キャンプ含め4試合全ての試合で、難しい時間帯もありましたが、結果的に無敗で遠征を終えることができて良かったと思います。南米、北中米特有のフィジカルの強さや同世代のトップレベルなども体感でき、学ぶことが非常に多く、今後へ活かせればいいなと思いました。14時間の時差調整や、高度の違いによる酸素濃度の違いなど、様々な体験をすることができましたが、普段過ごしている日本での試合間隔と異なり、中1日の試合への対応力は今後への課題だと思います。残り1ヶ月弱でAFC U-19選手権インドネシア2018に向けた遠征が始まりますが、世界への切符を掴めるよう、チーム、個人共に最高のプレーができるよう準備したいと思います。
FW #11 安藤瑞季 選手(セレッソ大阪)
なかなか所属チームで十分な出場機会を得られていないからこそ、メキシコ遠征に選ばれ、非常に嬉しく思います。U-19メキシコ代表戦では、まだ環境に慣れてない中での試合でしたが、チーム全体がまとまり1-1で終えることができました。U-19ブラジル代表戦では、相手は1人1人が凄い実力を持っていましたが、日本も、まず対人で負けないこと、そして、チームが1つになることができ厳しい戦いを1-1の引き分けにすることができました。本日最終戦のU-20クラブ・アメリカ戦では3-1と勝って終わることができました。メキシコ戦、ブラジル戦では、自分のプレーを上手く出せない中、最終日にやっと自分らしさを前面に出して闘えたと思います。選手、スタッフ、応援してくれていた人たちがいたからだと思います。このメキシコ遠征で、また一つチームとしての核を築けたと思います。AFC U-19選手権インドネシア2018では、何が起こるかわかりませんが自分たちでなるべく想定して、ピッチの中でアクションを起こすことが重要だと思います。本番に向けて、一人一人がまた強くなってU-19日本代表として集まれれば、もっと闘えるチームになると思います。また、所属チームに戻って多くの試合に出て、成長したいです。
スケジュール
9月2日(日) | PM | トレーニング *非公開 |
---|---|---|
9月3日(月) | AM | トレーニング *非公開 |
2-0 | 親善試合 vs.U-19ベトナム代表 |
|
9月5日(水) | AM | トレーニング |
PM | トレーニング | |
9月6日(木) | AM | トレーニング |
PM | トレーニング | |
9月7日(金) | 1-1 | 第1戦 vs.U-19メキシコ代表 (National Training Centre of Mexican Football Federation) |
9月8日(土) | AM | トレーニング |
9月9日(日) | 1-1 | 第2戦 vs.U-19ブラジル代表 (National Training Centre of Mexican Football Federation) |
9月10日(月) | AM | トレーニング |
9月11日(火) | 3-1 | 第3戦 vs.U-20クラブ・アメリカ (Club América Fuerzas Básicas) |
※時間は全て現地時間となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※National Training Centre of Mexican Football Federation の正式名称は下記になります。
Centro de Alto Rendimiento de la Federacion Mexicana de Futbol
※試合観戦につきましては、会場の都合により入場制限がある場合がございます。あらかじめご了承ください。
国際親善試合 ~メキシコ遠征~
日程:2018/9/2(日)~2018/9/13(木)
会場:メキシコ/National Training Centre of Mexican Football Federation
大会情報はこちら
関連情報
関連ニュース
最新ニュース
- 日本代表 2024/11/25 フットサル日本女子代表候補 国内トレーニングキャンプ メンバー・スケジュール(11.28-12.1@千葉/高円宮記念JFA夢フィールド)
- 2024/11/25 令和6年能登半島地震 復興支援活動 サッカーファミリー復興支援チャリティーオークション第8弾、本日より開始
- 大会・試合 2024/11/25 大津がWEST初制覇 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024第20節
- 大会・試合 2024/11/25 なでしこ1部チームが地力を見せる 皇后杯 JFA 第46回全日本女子サッカー選手権大会
- 大会・試合 2024/11/25 チケット販売概要のお知らせ 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024 ファイナル