この日は試合と試合の合間のリカバリー＆準備の日です。2連勝で準決勝進出を決められたことで一安心できたのか、食事をとる選手たちの表情もリラックスできている様子です。

午前中のトレーニングは試合会場のPeterburgsky SCCで行われました。実はこの時間、サンクトペテルブルク選抜がトレーニングを行っていましたが、事前に相談をしたところ、半面を貸してくれると快諾してくれました。ホストシティチームの理解と協力に感謝です。

トレーニング前のロッカールーム、少し早く到着し、まだ時間がある中、内山監督が静かに話し始めました。

「本来はもっと意図的に崩して主導権を握りたかった。チャンスを作っても決めないと一発のFKやセットプレーでやられる展開もある。そんな中で勝ち切れたのは価値があった。みんなはもう大人だと思っている。ピッチ上ではそれぞれが自覚を持ったプレーを続けていって欲しい。」

リカバリーとはいえ選手たちの表情に油断や慢心はありません。

フィールドプレーヤーはジョギングやストレッチ、簡単なボール回しでリカバリー終えました。

奥の半面ではサンクトペテルブルク選抜がトレーニングしています。

フィールドプレーヤーがリカバリーの間、GKは大橋GKコーチとみっちりとトレーニング、大橋GKコーチのボールを黙々と受け続けます。今大会のゴールキーパー2人、吉丸絢梓選手と林瑞輝選手です。水をとるタイミングではお互いに声を掛け合いながら、時に笑顔も見せながら集中を切らさずに取り組んでいます。

守備陣の要としてアゼルバイジャン戦でもいいパフォーマンスに期待がかかります。

グループステージを全勝で勝ち抜けられるよう、チームで一丸となってアゼルバイジャン戦を戦います。

選手コメント

奥川雅也選手（京都サンガF.C.U-18）
初戦に無事勝てたことで、みんな緊張も抜けてリラックスでき、2試合目も全員で勝つことができていい流れできていて、とてもいい雰囲気でやってこられていると思います。自分自身、試合では長所であるドリブルが外国人相手にどこまで通用するか、試していきたいと思っているので、一つでもレベルが上の選手たちと対戦できるように、まず明日の試合しっかり勝って、やっていきたいです。

松原后選手（浜松開成高校）
チェコ代表とギリシャ代表に勝ち、予選を1位通過できて良かったです。まだアゼルバイジャン戦が残っているのでそこもしっかり勝ち、決勝トーナメントにいい流れで入りたいです。そこで日本らしいサッカーを他国の人達に見せたいです。優勝して日本に帰ります。

坂井大将選手（大分トリニータU-18）
グループステージで2連勝できているので、第3戦のアゼルバイジャン戦も日本らしいサッカーをして勝って、決勝トーナメントに良い形で入れるように頑張ります。

北川航也選手（清水エスパルスユース）
グループステージ初戦に勝利し、2試合目も試合も勝つことができました。チームの雰囲気は良く、サッカーしていても、生活していても、とても楽しいです。 自分はFWながらまだ点が取れていません。ここ2試合ともチャンスがありながら決めきることができなかったので、次の試合は得点できるようチャンスを多く作りたいと思います。結果にこだわって、チーム全員で優勝目指してがんばります。

宮本航汰選手（前橋育英高校）
これまでの２試合とも日本のサッカーが強豪国に通用しているのがチームとしても個人としても自信になっています。課題もまだまだあるのでこの遠征期間中に少しでも克服できるようにしたいです。チームの雰囲気は集合時よりも良くなってきていますし、とても充実した毎日を送れていて楽しいです。このメンバーでやれるのは残り３試合なので悔いのないように思いきりプレーします。

石田崚真選手（ジュビロ磐田U-18）
ここまで二試合が終わりましたが、僕たちは今大会優勝することが目標なのでまだまだ油断はできません。ここから一歩一歩勝ち進んでいきたいですし、個人的には今大会で大きく成長できるように積極的にプレーしていきたいと思います。

スケジュール