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U-18日本代表 トルコ代表に勝利、決勝進出!
2014年01月11日
第26回バレンティン・グラナトキン国際フットボールトーナメント
2014年1月10日(金)現地時間16:30キックオフ 45分ハーフ
Peterburgsky SCC(ロシア/サンクトペテルブルク)
U-18日本代表 3-0(前半1-0、後半2-0)U-18トルコ代表
得点者
08分 北川航也(日本)
58分 奥川雅也(日本)
90分 杉本太郎(日本)
スターティングメンバー
GK:吉丸絢梓
DF:三竿健斗、山口真司、進藤亮佑、石田崚真、茂木力也
MF:中野雅臣、宮本航汰、渡辺凌磨
FW:奥川雅也、北川航也
サブメンバー
GK:林瑞輝
DF:坂井大将
MF:瓜生昂勢、杉本太郎、鈴木徳真
FW:松原后、髙木彰人
交代
65分 宮本航汰 → 鈴木徳真
65分 渡辺凌磨 → 杉本太郎
87分 奥川雅也 → 瓜生昂勢
マッチレポート
U-18日本代表のロシア遠征も4試合目、準決勝を迎えます。これまでより遅めの16:30キックオフということで選手たちはそれぞれに時間を過ごします。
朝食、昼食をいつものリズムでとり、14:45にホテルを出発しました。ロッカールームではいつもどおりにまずミーティングを行います。準決勝だからといって特別なことはしません。
「ここまで思いがけない発見があった。進藤のフリーキック、奥川のドリブル、北川の動き出し。個々の良さがものすごく出ているが、それはチームとしてやるべきことが共有できている前提があるから。そこの順番を間違えちゃダメ。今日も相手を動かして前にボールを運んでいこう。そこに人も入っていくぞ。4試合目で疲れもあるし、サッカーにミスはつきもの。でも最後の最後までハードワーク、それも頭のハードワーク!結果は恐れるな。自分たちがやっていて楽しいと思えるサッカーをしよう!」
内山監督に力強く送り出されて選手たちはピッチへと出ていきます。
日本代表は序盤から積極的な前線からの守備でトルコ代表を押し込みます。逆にトルコ代表は引いて守るという展開。お互い戦術的な守備から慎重にゲームに入った印象です。
そんな中でも日本代表は人とボールが連動するサッカーで5分、7分とチャンスを作ります。すると8分、トルコ守備陣の裏に抜けだした北川選手がペナルティエリア内で相手を交わしてシュート、これが豪快に決まって先制点を奪います。
この先制点で試合が動き始めます。トルコ代表は守備ラインを上げて前線でのボールの回収を試みますが、ゲームキャプテンの茂木選手を中心とした守備陣からボールを動かしてトルコ代表のプレッシャーをかいくぐり前線へとボールを運びます。ミスもあって追加点とはなりませんが、試合の主導権は渡しません。
前半は一進一退の展開が続き、1-0のまま終了。
ハーフタイムには前半のミスの修正として「ボールを奪って攻撃にシフトした時に少しだけでいいから前方向に動き出そう」と指示がありました。止まったままボールを受けたところをトルコ代表の強いフィジカルに潰されてボールを失っているシーンが前半にあり、そこを修正して後半に臨みます。
気持ち新たに臨んだ後半58分、積極的に前線から守備からチャンスを作ると、GKと1対1になった奥川選手が冷静に決めて待望の追加点を挙げます。
疲労のためか徐々にトルコ代表の運動量が少なくなり、ここで一気に畳み掛けたいところですが、最後のプレーに精細を欠いて決定的なチャンスを作ることができません。終盤は連携も悪く、パスがつながらずに簡単に相手にボールを奪われるシーンが続きます。
この嫌な雰囲気を打ち破ったのは後半途中交替の杉本選手。石田選手からのロングパスを受けるとドリブルでペナルティエリア内に侵入、ディフェンダー2人をかわしてシュート。これが決まって3-0とし、勝利を決定づけます。
試合はそのまま終了、決勝進出が決定しました。
決勝の相手はこの後のロシア対スロバキアの勝者です。いずれのチームが勝ち上がっても日本代表は日本代表らしく戦うだけです。
いよいよ残すはあと1試合。悔いの残らないよう全力で戦って優勝して帰りたいと思います!
監督・選手コメント
内山篤監督
4試合目ということで日程的にも厳しい中、一体感を持って戦い、そして結果を出したという点で選手の頑張りに感謝しています。早い段階で先制点が取れれば、もっと自分たちのペースで試合を進められる状況でしたし、前がかりになってくる相手に対してもっと効果的にカウンターを繰り出せたはずでした。追加点はそうした流れの中で取れたものでしたが、もっと試合の流れを読み取りながらプレーすることをこの年代から身に付けていってほしいと思っています。あと1試合、結果を求めて戦います。
中野雅臣選手(東京ヴェルディユース)
最後の最後まで諦めず、みんながチームのために闘った結果が今日の3-0の勝利に結び付いたと思います。個人的には、ゴールの意識を強く持つことと、状況に応じて判断して決断するというところの質をもっと上げたいと思いました。目標にしてきた優勝まであと1勝となりました。今までと変わらず日本らしいクリエイティブなサッカーで必ず優勝します。
茂木力也選手(浦和レッズユース)
優勝を目指してやってきた中で、決勝に進出できたことは良かったと思います。今日の試合では、相手のFWに大きくて強い選手がいたので、自分たちが攻撃をしている時も常にディフェンスラインでマークの確認をしながらプレーしていました。その中で無失点におさえられたので良かったです。この遠征も残り1試合ですし、このメンバーでやるのも残り1試合なので決勝の雰囲気を楽しみながら相手を圧倒して勝って、優勝して帰ります。
奥川雅也選手(京都サンガF.C.U-18)
今日は、朝から時間があったにもかかわらず、みんな試合に対しての準備ができていて、この試合に対する気持ちがとても出ていて負ける気がしませんでした。個人のことでは、今までアシストが目立っていましたが、ゴールを狙えるチャンスがあり、今大会初ゴールをあげられてよかったです。自分のドリブルが通用するところと通用しない状況がわかってきたので、決勝では相手を圧倒するようなドリブルを見せたいです。ここまで来たら優勝しないといけないと思っています。みんなで一丸となり、勝ちにこだわって、自分のプレーを観客の人達に見せていきたいです。
石田崚真選手(ジュビロ磐田U-18)
まず今回は決勝まで行き優勝することが僕たちの目標だったので、準決勝に勝って決勝に進むことができてとてもよかったです。しかし、気を抜かずに次の試合に向けてみんなで準備していきたいです。そして今日の試合に関しては個人的には前からくる相手に最初てこずってしまった点があったので、もう少し落ち着いてプレーできればよかったです。途中からパスミスも減り、縦パスなどを入れることができて、点につながるプレーができたのでよかったです。決勝でも落ち着いてプレーし、アシストやゴールを狙っていきます。優勝して日本に帰ります。
渡辺凌磨選手(前橋育英高校)
今日は試合前からチームの雰囲気はとても良かったと思いました。そのいい雰囲気のまま試合に入れた結果、早い時間帯で点が取れたのだ思います。あと2日、もっともっといい雰囲気にしていきたいです。個人としては、もっと頭を使ってサッカーをやらないといけないと思いました。相手のスピードも早いので、その分しっかりと判断をしながらプレーしたいです。決勝戦は自分が点を取るぐらいの気持ちで勝ちにこだわり、優勝を勝ち取りたいです。
スケジュール
日付 | 第26回バレンティン・グラナトキン国際フットボールトーナメント | ||
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1月3日(金) | 18:30 | 開会式 | |
1月4日(土) | 12:00 | 3 - 1 | vs.チェコ代表 |
1月6日(月) | 14:15 | 1 - 0 | vs.ギリシャ代表 |
1月8日(水) | 12:00 | 4 - 1 | vs.アゼルバイジャン代表 |
1月10日(金) | 16:30 | 3 - 0 | vs.トルコ代表 |
1月12日(日) | 19:00 | - | 決勝 |
21:00 | 閉会式 |