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【Match Report】U-17日本代表、U-17アルゼンチン代表に1-3で敗戦 FIFA U-17 ワールドカップ インドネシア 2023
2023年11月15日
U-17日本代表は14日、FIFA U-17 ワールドカップ インドネシア 2023のグループステージ第2戦を迎え、インドネシアのバンドンに位置するSi Jalak Harupat StadiumでU-17アルゼンチン代表と対戦しました。
日本の先発メンバーはGKに後藤亘選手(FC東京U-18)、DFに柴田翔太郎選手(川崎フロンターレU-18)、小杉啓太選手(湘南ベルマーレU-18)、土屋櫂大選手(川崎フロンターレU-18)、本多康太郎選手(湘南ベルマーレU-18)、MFに山本丈偉選手(東京ヴェルディユース)、中島洋太朗選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)、吉永夢希選手(神村学園高)、佐藤龍之介選手(FC東京)が入り、FWには道脇豊選手(ロアッソ熊本ユース)と高岡伶颯選手(日章学園高)が入りました。
同会場の第1試合が荒天の影響で中断し、日本とアルゼンチンの第2試合は15分遅れでのキックオフとなりました。両チームに対する熱い声援がスタジアムにこだまする中、立ち上がりの攻防をまず制したのはアルゼンチンでした。セネガルとの第1戦を0-2と敗れる苦しいスタートとなったチームだけに、激しさと勢い、そして同時に技術的な精度も発揮して日本を圧倒しました。
開始5分でエチェベリ選手がゴール正面のFKを突き刺すと、8分には日本の左サイドをドリブルで崩す攻めからアクーニャ選手が押し込み、早くも2点のリードを奪い取ります。「最初に失点したあとの2点目は特に反省しないといけない」とDF土屋選手が振り返ったように、この2点のビハインドは日本に重くのしかかることとなります。
ただ、日本も2失点目直後に円陣を作って「みんなですぐに話し合って修正できた」と土屋選手。その後も「コンタクトプレーの強さは日本では感じたことのないものだった」(佐藤選手)というアルゼンチンの選手たちが見せる圧力の強さに苦しみますが、失点は回避してハーフタイムまで持ち込みます。
この15分間、「選手たちみんなで熱く話し合った」と高岡選手。森山監督も「後半はこっちもやるぞ。2段階ギアを上げていく」と全員の意思をより攻撃的な方向で統一し、立ち上がりから攻勢に出ます。
この姿勢は50分に早くも実ります。右サイドで果敢な仕掛けを見せた柴田選手がドリブル突破に成功してのクロスボール。これに高岡選手が合わせて1点を返します。その後も前半とは異なり、交代出場のFW井上愛簾選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)の背後を狙うプレーを積極的に使ってゴールを目指し続けた日本が優勢に試合を進めました。
しかしアルゼンチンの守備陣も体を張って対応し、なかなか日本にゴールを許してはくれません。CKから日本のゴールかという場面も作りましたが、ファウルの判定で得点は認められず。逆に後半アディショナルタイム、日本のミスを見逃さずにルベルト選手にミドルシュートから追加点を奪われてしまい、1-3とリードを広げられてしまい、試合はそのまま終了となりました。
試合後、佐藤選手は「まだ終わってないですし、次勝てばいいだけだという話はもうみんなとしていて、あと2日ある練習へ前向きに取り組んでいくだけ」とコメント。グループステージ突破の懸かるU-17セネガル代表との第3戦は、日本時間17日18時から開始されます。
監督・選手コメント
森山佳郎 監督
相手のアタッカーのクオリティー、ボールが来て前を向いたときの仕掛けの迫力はわかっていたけれど、想像以上だったのだと思います。後半は逆に日本のペースで進めることができましたが、最後の質が足りませんでした。ただ、アルゼンチンを45分間押し込めたということには自信を持ちたいです。次の試合で勝ち点1か3を取れば、自力で決勝トーナメントに行けますから、セネガル戦に挑みたいと思います。
DF #4 土屋櫂大 選手(川崎フロンターレU-18)
相手が立ち上がりに前から来るのはわかっていて、もうちょっと距離感やテンポを意識することや、自分たちの技術を使って、もっと自信を持ってボールを回せていたら良かったと思います。アルゼンチンの選手は体が強いですし、一人がかわされたときのカバーリングはもっと追求しないといけないと感じました。次の試合に向けて、自分にベクトルを向けて準備していきたいと思います。
MF #7 中島洋太朗 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
後半は良い入りから良いゲームをすることができたと思います。勝てる力はあったと思うので、やっぱり前半のところ、守り切るべきところで守るという部分をもっとしっかりやらないといけないと思います。1対1のところでもっと勝たないといけなかったし、グループで勝つ部分はやらないといけない。後半はギアを上げられたと思うので、前半がもったいない試合だったと感じています。
MF #10 佐藤龍之介 選手(FC東京)
前半はポーランド戦同様というか、相手の圧力に負けているところがあって、ハーフタイムに後半はもっと前を向いて強気に行こう、もっと楽しもうという話をしました。その後半はやれたと思います。負けてしまったんですけど、後半に内容が回復したのは良かったです。ペナルティエリアの中での質というのは、もっと上げないといけないと思います。
FIFA U-17 ワールドカップ インドネシア 2023
大会期間:2023年11月10日(金)~2023年12月2日(土)
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