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U-17日本代表、FIFA U-17 ワールドカップ インドネシア 2023に向けてメンバーを発表
2023年10月26日
日本サッカー協会(JFA)は10月25日(水)、東京都内のJFAハウスにて、FIFA U-17 ワールドカップ インドネシア 2023を戦うU-17日本代表のメンバー発表記者会見を行いました。
山本昌邦ナショナルチームダイレクターと森山佳郎監督は、会見の冒頭でまずは選手の関係者に感謝の言葉を述べました。山本ダイレクターは「いつも選手のために協力いただいている学校関係者の皆さま、クラブ関係者の皆さまにまずは感謝を申し上げたいと思います」と語り、森山監督は「本当に大事な時期に重要な選手を貸していただき、感謝申し上げます」と述べた上で、次のように語りました。
「選ばれた選手は、日ごろから支えてくださる、また関わってくださった皆さんあってのことだと思いますので、感謝の気持ちを忘れずに本大会で力を爆発させてもらえればと思います」
また、インターネットを通じて配信された会見を目にしているであろう、21人のリストに名前が入っていなかった選手たちへも、森山監督は会見冒頭で真っ先に言葉を贈りました。
「残念ながら落選した選手たちがいます。本当に心が痛みますが、彼らにはこの悔しさを強烈な反発のエネルギーに変えて、上の年代の代表で逆転して、『あの悔しさがあって自分はここまで来られたんだ』と言えるようになってほしい。それも含めてU-17(日本代表)の活動だと思っています。そういう選手たちの気持ちも背負いながらインドネシアの地で良い成績を収めて帰ってきたいと思っています」
6月から7月にかけて予選を兼ねて行われたAFC U17アジアカップ タイ2023で優勝を飾ったメンバーがベースとなるメンバー構成となっていますが、当時の登録人数は23人。そこから2人分の枠が減ることもあり、「非常に難しい選考で、スタッフとずっと議論を重ねてきた」と指揮官が悩み抜いての選択となりました。
新たにFW徳田誉選手(鹿島アントラーズユース)、FW井上愛簾選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)、DF布施克真選手(日本大学藤沢高)、GK小森春輝選手(浦和レッズユース)の4名がメンバー入りを果たし、アジアカップ優勝のメンバーから6人が外れる形となりました。
また、一つ下の年代からトレーニングパートナーとして、森壮一朗選手(名古屋グランパスU-18)、前田勘太朗選手(横浜FCユース)、大川佑梧選手(鹿島アントラーズユース)、佃颯太選手(横浜FCユース)の4人も選出。森選手と前田選手は直前の国内合宿まで、大川選手と佃選手は現地まで帯同します。
大会のグループステージでは11月11日(土)にポーランド、14日(火)にアルゼンチン、17日(金)にセネガルと対戦します。森山監督は「アフリカ王者のセネガル、FIFAランク1位のアルゼンチンがいますし、ポーランドも欧州選手権の準決勝でドイツと渡り合った非常に攻撃力のあるチーム。厳しいグループに入りました」と語りつつ、同時に「ノックアウトステージに入ってから、『さあ本番だ』と言えるようなチームでありたい」と、過去最高の8強を超えての4強入り、そして「ファイナリストになって大会の最後まで戦い抜くこと」を大きな目標として掲げました。
そうした目標に向けてチームの仕上がりについて「まだまだだと思っている」とした森山監督ですが、「面白いキャラクターを持った選手たちがいるので、大会中に自信を付けて乗っていけば爆発力も秘めています。そういうものが表に出てくるような働きかけをして臨みたい」と意欲を語りました。
17歳以下の世界一を決めるFIFA U-17ワールドカップは11月10日(金)から、インドネシアを舞台に開幕します。
コメント
森山佳郎 U-17日本代表監督
まだまだ足りないところばかりのチームだと思っています。ボールを扱うのは上手い一方で、守備で奪い切る力とか戦う部分はまだまだ足りない選手が多いです。これまでは個人戦術やテクニックの部分など、個人個人に対して働きながら、あるいは攻撃も丁寧にやっていくことを重視してきましたが、世界大会で当たる強敵との試合に向けて、直前の合宿ではボールを奪う部分、プレー強度についてあらためてフォーカスしていければと思っています。今回のチームは中学生のときにコロナ禍で全国大会など公式戦がなくなってしまったり、海外遠征もまったくできませんでした。経験を積めなかった面はありますが、その分だけ伸びしろがあります。一戦ごとに成長していければと思います。
山本昌邦 JFAナショナルチームダイレクター
いつも選手のために協力いただいている学校関係者の皆さま、クラブ関係者の皆さまにまずは感謝を申し上げたいと思います。森山監督はU-17の世界大会を過去に2度経験していますし、この年代に関して日本で最も経験のある監督だと思っています。新しい歴史をインドネシアで築き上げてくれると思っています。日本の皆さんが一体になって応援してくれるような雰囲気をつくっていければと思っています。過去の戦績で言えば、このU-17年代の世界大会で日本は1敗だけ負け越していますが、この大会から勝ち越し続けられるような時代の転換点にできればと思います。歴史が変わっていく日本サッカーの勢いのようなものを感じてもらえればと思っています。
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