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U-17日本代表 J-VILLAGE CUP第2戦は横浜FCユースに劇的な逆転勝利
2022年03月20日
「第4回 J-VILLAGE CUP U18」に出場しているU-17日本代表は3月19日(土)に第2戦の横浜FCユース戦に臨みました。前日の尚志高校戦では最後まで得点が奪えず0-1で敗れる悔しい試合となったので、攻守の振り返りを行い、第2戦に向かいます。
今回24名の選手を招集しているU-17日本代表は、第1戦の先発メンバーから全員を入れ替えて試合に入ります。最初の15分はボールを保持して相手ゴールに迫りますが、得点を奪えずにいると徐々に相手にチャンスを作られます。27分には低い位置の縦パスをインターセプトされチャンスを作られるもシュートは枠を外れます。しかし直後にFKから高い打点でヘディングを合わせられると失点。U-17日本代表も小田晄平選手(昌平高)がスルーパスから裏に抜け出し、決定的なシーンを迎えますが、シュートは左に外れ、得点を奪えません。さらに41分にはカットインからミドルシュートを許すと、相手選手の背中でコースが変わったボールがゴールに吸い込まれ、0-2で前半を終了します。
このままでは終われないU-17日本代表は、ハーフタイムにベンチに戻ると選手同士で自主的に作戦ボードを使って修正点を話し合うなど、積極的な姿勢で後半の巻き返しを狙います。後半10分過ぎには前線の選手を入れ替えて反撃に出ると、63分に安藤阿雄依選手(清水エスパルスユース)のスピードに乗ったドリブルで相手ペナルティエリアに侵入、ゴール前の混戦から最後は交代で入った幸喜祐心選手(FC琉球U-18)が押し込み1点を返します。さらに67分、直接FKが相手のハンドを誘いPKを獲得すると、後藤啓介選手(ジュビロ磐田U-18)が決めて同点に追いつきます。86分には後藤選手と鈴木陽人選手(名古屋グランパスU-18)が前線のプレスで相手DFからボールを奪うと、最後は裏に抜けた後藤選手が相手GKとの1対1を制し、3-2と逆転して試合は終了しました。
2点差をひっくり返す劇的な勝利で勢いを得たU-17日本代表。21日は第3試合のU-17日本高校選抜との試合に挑みます。
選手コメント
DF 畑野優真 選手(横浜F・マリノスユース)
前日の尚志高校との試合では押しこみながらも決めきれずに負けてしまったので、今日の試合は何としても勝たないといけないという気持ちで試合に入りました。しかし、前半は後ろからのビルドアップもなかなか繋がらず、自陣ゴール前でのシーンが多くなり2失点してしまいました。後半はメンバーみんなで伝え合い、途中から入った選手も試合に上手く入り、良い形で試合を運ぶことができ、逆転に繋げられたと思います。自分自身についても、パスひとつひとつの精度や守備の対応の場面で、足りない部分が多く見られました。しかし良かった部分もあるので、しっかり振り返りをおこない、また明日からの試合に繋げていきたいと思います。
MF 由井航太 選手(川崎フロンターレU-18)
今日の横浜FCユースとの対戦では、初日に尚志高校との対戦で負けている状況で、第2戦は絶対勝たないといけない試合だったのでまずは勝てて嬉しいです。個人としては自分の強みであるボール奪取や運動量といった良さを十分に出すことができず、すごく悔しいです。周りにはレベルの高い仲間がいるので、残り2試合に勝利して成長したいと思います。
FW 小池直矢 選手(前橋育英高)
まず、コロナ禍の中このような大会に参加出来ていることにすごく感謝しています。今日の試合は、前半の立ち上がりの勢いは良かったものの得点に結びつかず、決定機をものにできない中アクシデントで2失点し、悔しい気持ちで前半を折り返しました。しかし後半チームは良い流れからの得点で逆転まで持っていけてとても良かったです。個人的には体力面、ゴール前での決定的なシーンで決めきれないところや自分の持ち味を出し切れていないなど悔しい結果でした。残り2日間でもっとこだわって頑張っていきたいと思います。
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