日本サッカー協会（JFA）は10月4日(金)、JFAハウス（東京都文京区）でFIFA U-17ワールドカップブラジル2019（10月26日開幕）に向けたメンバー発表記者会見を行いました。

会見には、関塚隆技術委員長と森山佳郎監督が登壇。冒頭で挨拶をした関塚委員長は今年3月に開催地がペルーからブラジルに変更となった影響で開幕が10月下旬になった点も踏まえ、「関係者の皆様のご協力とご尽力のおかげで今日メンバーを発表できることになりました。本当に日頃からのご協力、ご尽力に感謝したい」と述べました。

続いて、2大会連続で指揮を執る森山監督が挨拶。最初に、「本当にたくさんの皆様の支えやご協力があって、選手を選考することができて、ワールドカップに向かうことができるのを非常に嬉しく思います」と各方面に謝意を伝え、選手たちの飛躍を願いつつ、大会に参加する意義を語りました。

「（U-20とU-17世代でワールドカップに揃って2大会連続出場するのは）日本の育成年代では初めてのこと。U-17に出場した選手がU-20を経験して、オリンピックやワールドカップに出る。世界でかなりの経験値を積んだ選手がA代表を支えていくことを目指す時に、このワールドカップは重要な大会になると思っています」

その後、森山監督は今年5月のU-20ワールドカップに飛び級で出場した西川潤選手（#10）と鈴木彩艶選手（#1）の招集についても言及。「本人たちがこのU-17ワールドカップに出たいという強い意思があった」とし、彼らの意向も尊重したとしました。

U-17日本代表は10月15日(火)と16日(水)に千葉県内で直前合宿を行い、同日にブラジルへ出発。現地で調整し、初戦となる27日(日)のU-17オランダ代表戦に備えます。

監督・選手コメント

森山佳郎 U-17日本代表監督
（今回のチームは）サッカーへの理解があって、組織的なプレーやコンビネーションプレーが得意な選手が多い。全員が攻守に関わって、連動しながら主導権を握って、勝利を目指す。そういう日本人らしいサッカーができる。また、やらないといけない時に全員でまとまって、戦う時は戦って、身体を張って最後まで走り切る。そういうところも持っている選手たちなので、献身的にやってくれます。（ワールドカップでは）アジア王者として自信を持って大会に参加したい。U-20のワールドカップを見ても、グループステージ敗退と突破、ベスト4ぐらいは本当に紙一重。1点を防げたのか、大事な局面で1点を取れたのか、勝点1を積めたのか。僕らのグループは恐らく一番厳しい組み合わせです。その中で勝点1、あるいは得点1の重みをみんなで共有しながら戦っていけたらと思います。

関塚隆 技術委員長
森山監督、選手、スタッフが一団となって、世界の場で個人や日本のサッカーを披露して、一つでも多く、そして良い戦いをしてもらいたいです。我々もそのための準備をサポートしたいと思っています。

スケジュール

※関塚隆技術委員長は10月26日(土)から11月3日(日)までチームに帯同します。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

FIFA U-17 ワールドカップ ブラジル 2019

大会期間：2019/10/26(土)～2019/11/17(日)

グループステージ：
2019/10/28(月) 8:00キックオフ(日本時間）
vs オランダ代表

2019/10/31(木) 8:00キックオフ(日本時間)
vs アメリカ代表

2019/11/3(日) 8:00キックオフ(日本時間)
vs セネガル代表

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