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U-17日本代表 3連勝で大会2連覇を達成!~第22回国際ユースサッカー in 新潟大会
2018年07月17日
第22回国際ユースサッカー in 新潟 第3戦 vs U-17新潟県選抜
2018年7月16日(月) キックオフ時間 15:50 試合時間 90分(45分ハーフ)
デンカビッグスワンスタジアム(新潟県新潟市)
U-17日本代表 2-1(前半1-0、後半1-1)U-17新潟県選抜
得点
36分 岩本翔(U-17日本代表)
80分 下川太陽(U-17日本代表)
87分 オウンゴール(U-17新潟県選抜)
スターティングメンバー
GK:鈴木彩艶
DF:井上樹、下川太陽、丸山海大
MF:柴田壮介、小田裕太郎、岩本翔、井上怜、津久井匠海、馬場晴也
FW:栗原イブラヒムジュニア
サブメンバー
GK:板橋洋青
DF:井上航希、鷲見星河
MF:松橋優安
FW:染野唯月、若月大和
交代
57分 津久井匠海 → 若月大和
57分 井上怜 → 松橋優安
72分 鈴木彩艶 → 板橋洋青
72分 小田裕太郎 → 染野唯月
84分 栗原イブラヒムジュニア → 井上航希
84分 井上樹 → 鷲見星河
マッチレポート
第22回国際ユースサッカー in 新潟大会最終日、U-17日本代表は地元U-17新潟県選抜と対戦。2-1で接戦を制し、見事2連覇を達成しました。
U-17新潟県選抜は、初戦でU-17クロアチア代表に快勝し、第2戦ではU-17メキシコ代表に敗戦しているものの、U-17日本代表に対しては過去7大会で5勝2敗と勝ち越しており、非常に手強い相手です。猛暑の連戦の中、クロアチアとメキシコを破り、2連覇を掛けこの最終戦に臨みました。会場には約3000名の観客が集まり素晴らしい雰囲気で試合は開始します。序盤、お互い探り合いながらどちらに転んでもおかしくない展開で試合は進みます。6分には、FW津久井匠海選手のクロスにMF井上怜選手が飛び込みますが、僅かに合わず。一方、新潟県選抜も右サイドから豪快にシュートを振り抜きますが、GK鈴木彩艶選手が防ぎます。その後は鋭く、球際で粘り強い新潟県選抜が試合を優位に進めます。日本は、連戦の疲れからか味方との距離感が悪く、パスが思うように繋がりません。31分には相手FWに決定的なチャンスを与えるなど、我慢の時間が続きます。それでも守備陣が相手の攻撃を耐えると、前半終盤一気に日本は仕掛けていきます。36分、左サイドでスローインを受けたFW栗原イブラヒムジュニア選手が中央にドリブルし、パスを受けたMF岩本翔選手が上手くシュートを流し込み先制点を奪います。さらに先制点を取った勢いで、前線からボールを奪い、津久井選手が相手GKと1対1を迎えますが、相手GKのファインセーブに合い、跳ね返ったボールをMF小田裕太郎選手が決めきれず追加点を奪えません。すると、相手に反撃を受け、FKやGKからピンチを迎えますが、ゴールは決まらず、日本が1点リードして前半を終了します。
後半も試合は膠着状況でしたが、3連戦の最後の力を振り絞り日本が徐々にリズムを掴んでいきます。64分には、岩本選手のクロスを栗原選手が合わせますが、惜しくもシュートは枠を外れます。交代選手を積極的に使い、途中出場したMF松橋優安選手が左サイドから得意のドリブルで、FW若月大和選手が右サイドをスタミナとスピードを活かして果敢に駆け上がって行きます。なかなか追加点を奪えないもどかしい時間が続き、疲れもピークを迎えていましたが、80分に試合を決めるゴールが生まれます。カウンターからDF下川太陽選手が力強く駆け上がり、栗原選手とパス交換から相手GKと1対1を迎え、上手くループシュートでゴールに入れ待望の追加点を奪います。86分には、相手も諦めず反撃を見せゴール前で左サイドからクロスを上げると、OGを誘い1点を返されます。90分には、FKからFW染野唯月選手が得意のヘディングでシュートを狙いますが、シュートはクロスバーを直撃し、追加点は奪えません。アディショナルタイムには、若月選手も相手GKと1対1を迎えますが、相手GKのファインセーブに防がれます。相手も最後に決定機を迎えますが、GK板橋洋青選手がしっかり防ぎ試合は2-1のまま終了。日本は苦しみながらも大人のサッカーを実現し、見事3連勝を飾り、2年連続4回目の優勝を果たしました。
今回は半分が初招集選手で非常にフレッシュなメンバー構成でしたが、トレーニングから選手が集中し、サッカーに真摯に取り組み、FIFAワールドカップロシアで活躍したSAMURAI BLUE(日本代表)のように試合毎に成長し、優勝を勝ち取ることができました。
次回のU-17日本代表の活動は、8月下旬に開催されるチェコ遠征です。例年参加しているバツラフ・イェジェク国際ユーストーナメントに参加します。
監督・選手コメント
秋葉忠宏 監督
今回は伝統と歴史のある第22回国際ユースサッカーin新潟大会に、監督として参加することができて非常に嬉しく思っています。今回は国内遠征ということで、一つ下の2002年生まれの年代をトレーニングパートナーに加えるという初めての試みもでき、非常に充実した遠征となりました。トレーニングパートナーも含め12名の初招集の選手たちも、毎日目をギラギラさせながら野心と情熱を持って取り組んでくれた結果、3連勝での優勝と2連覇という最高の結果を引き出してくれました。オープニングミーティングで伝えた「覚悟」を選手たちは実践してくれました。今回の活動で感じて得た強度やクオリティーを日常から意識して、より高い水準の選手に成長していってくれることを願うばかりです。現在U-19日本代表を担当していることもあり、1人でも多く上の年代に選手を引き上げたいです。今回、選手を快く派遣して頂いた所属チームや所属学校の皆様、第22回国際ユースサッカーin新潟大会を開催して頂いた全ての方に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。
MF #6 柴田壮介 選手(湘南ベルマーレU-18)
今回初めてU-17日本代表に招集され、嬉しさ半面、緊張半面でしたが、この1週間充実した日々を送れたと思っています。チームメートは、皆が自分にはない個性を持っていてとても刺激的でした。本日の試合では、同点以上で優勝という中で上手く試合を運べて、チームとして優勝という形で終われたのは本当に良かったです。この遠征で学んだサッカーのベースである闘うというところを、この3試合で皆が最大限出せたと思います。まだまだ課題は多く、個人としてはビルドアップの課題がはっきりしたので、所属チームに戻って常に高い基準を持って、また日本代表に戻ってこられるよう誰よりも頑張ります。
MF #17 馬場晴也 選手(東京ヴェルディユース)
今回は追加招集という形でしたが、昨年も今大会に参加しており、FIFA U-17ワールドカップインド2017にも出場し、自分がリーダーシップをとっていこうと思ってトレーニングから臨みました。悔しい思いをしたので、この代表で活躍し、一歩一歩成長していきたいです。本日のU-17新潟県選抜との試合では、全員が日本代表のプライドを持って戦えていたと思います。個人としては、1対1の対応の部分でミスが多く、決定機を与えてしまったので、所属チームに戻り、こだわってやっていかないといけないと思います。フィードや縦パスに関しては、効果的なパスも出せたので、継続的に質を上げていきたいです。次の遠征でもまた招集してもらえるように一日一日を大切にしていきたいです。
FW #9 栗原イブラヒムジュニア 選手(三菱養和SCユース)
昨年出場した第21回国際ユースサッカー in 新潟大会以来の1年ぶりの日本代表で、招集されてとても嬉しく思います。トレーニングではゲーゲンプレスや攻守の一体化など、とても組織的かつ強度の高いトレーニングができましたが、個人としては課題が見つかるばかりで、プレーの質が低くまだまだだなと感じていました。本日の相手は、同じ日本のチームで自分たちが日本代表として戦う限り絶対負けられない試合でした。そのような状況下で、試合をコントロールするのが難しい時間もありましたが、チーム全員で良く戦えたと思います。我慢の時間だからこそ、自分がもっと時間を作りキープして、試合を楽にできるようなプレーをもっと増やさなければいけないと強く思いました。所属チームに戻れば、第42回 日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会も始まるので、必ず結果を出すのと、少しでもこの遠征で得たものを発揮できるように、次の遠征やさらに上の年代にも招集されるようなプレーを発揮し続けて、頑張ります。
スケジュール
第22回国際ユースサッカー in 新潟 | ||
---|---|---|
7月14日(土) | 2-1 | 第1戦 vs U-17メキシコ代表(五十公野公園陸上競技場) |
7月15日(日) | 3-0 | 第2戦 vs U-17クロアチア代表 (スポアイランド聖籠) |
7月16日(月・祝) | 2-1 | 第3戦 vs U-17新潟選抜 (デンカビッグスワンスタジアム) |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※村上陽介(大宮アルディージャユース)、當麻颯(ガンバ大阪ユース)、藤原優大(青森山田高)、西野太陽(京都橘高)の各選手が、トレーニングパートナーとして練習のみ参加します。
第22回国際ユースサッカー in 新潟
大会期間:2018/7/14(土)~7/16(月・祝)
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