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ニュース

U-17日本代表 2連勝で最終戦へ!~第22回国際ユースサッカー in 新潟~

2018年07月16日

U-17日本代表 2連勝で最終戦へ!~第22回国際ユースサッカー in 新潟~

第22回国際ユースサッカー in 新潟 第2戦 vs U-17クロアチア代表
2018年7月15日(日) キックオフ時間 16:30 試合時間 90分(45分ハーフ)
スポアイランド聖籠(新潟県新発田市)

U-17日本代表 3-0(前半0-0、後半3-0)U-17クロアチア代表

得点
55分 岩本翔(U-17日本代表)
61分 若月大和(U-17日本代表)
70分 栗原イブラヒムジュニア(U-17日本代表)

スターティングメンバー
GK:鈴木彩艶
DF:井上航希、井上樹、下川太陽、鷲見星河
MF:松橋優安、岩本翔、井上怜、馬場晴也
FW:栗原イブラヒムジュニア、若月大和

サブメンバー
GK:板橋洋青
DF:成瀬竣平、丸山海大
MF:柴田壮介、小田裕太郎、津久井匠海
FW:染野唯月

交代
HT 井上怜 → 小田裕太郎
64分 馬場晴也 → 丸山海大
68分 岩本翔 → 柴田壮介
75分 松橋優安 → 津久井匠海
75分 栗原イブラヒムジュニア → 染野唯月

マッチレポート

第22回国際ユースサッカー in 新潟の大会2日目。U-17日本代表はU-17クロアチア代表と対戦し、3-0で勝利して2連勝を飾りました。クロアチアはトップチームが2018FIFAワールドカップロシアで前評判を覆して強豪国を破りながら決勝まで進み、惜しくも準優勝となった、世界で称賛されている強豪国です。

当日は初戦よりもさらに気温が上がり、最高34度まで上がるコンディションのなかで行われました。U-17日本代表は連勝を飾るべく、またクロアチアは初戦を落としていたため、両者ともに勝利が求められる試合となりました。暑さもあり落ち着いた立ち上がりを見せますが、初戦と異なり良い流れを掴んだのは相手のほうでした。日本は、8分に1本のスルーパスを通されピンチを迎えますが、GK鈴木彩艶選手が鋭い飛び出しを見せて1対1を防ぎます。さらに、21分には左サイドを崩されてシュートを打たれますが、これは枠外に外れます。日本も球際や切り替えの部分では、クロアチアに引けを取らず互角以上のプレーを見せますが、パスのスピードが遅く、前線のアクションも乏しいためなかなか起点を作れず、チャンスを作れません。それでもサイドを起点に、MF松橋優安選手が左サイドを駆け上がりクロスを上げますが、中央で合わせることができません。前半アディショナルタイムには、MF岩本翔選手のクロスをDF鷲見星河選手がヘッドで合わせますがシュートは僅かに外れ、スコアレスドローで折り返します。

ハーフタイム、秋葉忠宏監督から前半の内容に関して非常に厳しい言葉を受けた選手たちは、後半序盤から勢いよく相手に攻め込みます。前半とは打って変わってパスをシンプルに素早く繋ぎ、サイドを起点にクロスを上げて決定機を作っていくと、55分、何度も左サイドから掛け上がっていたDF下川太陽選手がコンビネーションから中央に切り込み、相手がたまらずファウルを犯しPKを獲得します。これをMF岩本選手が冷静に決めて、先制点を奪います。さらに61分には、右サイドのスローインから上手く反転しドリブルで仕掛けたFW若月大和選手が再びペナルティエリア内で相手のファウルを誘いPKを獲得。自ら決めて追加点を奪います。その後も疲れや暑さで足が止まりだした相手を日本は圧倒して攻めます。64分には、左サイドを完全に崩し絶妙なクロスを上げますが、若月選手が僅かに合わせられません。それでも精力的かつ果敢にゴールへ攻め込む若月選手が71分に抜け出して、クロアチアのファウルによりPKを獲得。FW栗原イブラヒムジュニア選手が決めて3-0とします。その後も攻め続け、80分にはMF小田裕太郎選手のFKがポストを叩き、87分には前線でボールを奪うと最後はMF津久井匠海選手が惜しいシュートを放ちますが、4点目は奪えず試合はこのまま終了。流れの中でゴールは決まりませんでしたが、前半の課題を修正してしっかり勝ちきった日本が2連勝を飾りました。連覇をかけ、16日(月・祝)には、この日U-17メキシコ代表に0-1で惜敗したU-17新潟県選抜と対戦します。

選手コメント

GK #1 鈴木彩艶 選手(浦和レッズユース)
FIFA U-17ワールドカップインド2017以来の代表活動で、選ばれてとても嬉しく思います。FIFA U-17ワールドカップでは試合に出場することができず悔しい思いをしましたが、この年代の最高峰であるワールドカップを経験し、肌で感じるかけがえのないものがあったので、今回は高い意識で取り組もうと臨んでいます。このチームでは初めての活動で、これまでのトレーニングでも自分も含めてチームがどんどん成長しているのを感じました。細かい技術の面でも、遠征の中で少しずつ改善できていて、充実したトレーニングができています。本日の試合では、自分たちがボールを長い時間保持しているからこそ、ディフェンス陣のリスク管理をコーチングで徹底できて、無失点で勝てたので良かったです。明日はU-17新潟県選抜との対戦で、一番難しいゲームになると思います。試合序盤から良い流れで入れるよう、良い準備をしていきたいです。そして個人としては、昨年もこの大会で優勝しているので、連覇できるように明日も頑張ります。

DF #2 井上航希 選手(京都サンガF.C.U-18)
代表初招集なので、しっかり自分をアピールしたいです。トレーニングではチームメイトのプレー一つ一つの質が高く、切り替えを徹底させるゲーゲンプレスなど、常に考えながらのメニューなので充実した練習ができています。今日は自分が普段プレーしないボランチでの出場で、難しい場面もありましたが無失点で勝利できたことは良かったと思います。チームとしては、前半は上手く一人一人の良いところを表現できなかったのですが、ハーフタイムの秋葉さんの檄もあり、後半は良くなったと思います。個人的にはポジショニングやセンターバックとは異なる守備の仕方に課題が見つかりました。攻撃の部分ではもっと縦へのパスを配給できたと感じました。この遠征で一つ一つのプレーの質を上げて、プレスを剥がすためのポジショニングや守備の質を上げたいです。残り一戦、チーム全員で頑張ります。

MF #7 松橋優安 選手(東京ヴェルディユース)
目標であった年代別代表に初招集され、とても嬉しく思います。これまでのトレーニングで感じたことは、球際の強さや攻守の切り替えの速さの重要性です。こういう環境の中でトレーニングができたことは、刺激的でとても良い経験になりましたし、自分に足りないものがわかったので、これからも日々成長していきたいと思います。試合では、絶対に点を決めてやろうと思っていたのですが、それができなくてとても悔しいです。相手の嫌がる位置でボールを受けることができましたが、その後のプレーで何回かミスをしてしまったので、もう少し落ち着いてプレーしようと思います。前半は厳しい内容でしたが、ハーフタイムでしっかりと修正し、後半は良い戦いができたと思います。最終戦は、どんな形であれ絶対に点を決めたいです。チーム一丸となり、日本代表として覚悟を持って戦い、全勝で優勝します。

MF #10 岩本翔 選手(ガンバ大阪ユース)
初招集選手が半分以上いるなかで、慣れるまでに課題もありましたが、トレーニング密度が濃いので、日々改善し修正することができて、全員が集中して質の高いトレーニングができています。本日のU-17クロアチア代表戦の前半は、アクションの数が少なく、相手にボールを持たされている形になってしまいました。後半はその課題を修正することができ、ディフェンス背後への抜け出しや前に出ていく姿勢などを多くの選手が意識してできたことが得点に繋がったと思います。最終戦のU-17新潟県選抜との試合は、自分たちが日本代表という誇りを持って、隙を見せずに勝って、3連勝で優勝できるように頑張りたいと思います。

スケジュール

 第22回国際ユースサッカー in 新潟  
7月14日(土) 2-1 第1戦 vs U-17メキシコ代表(五十公野公園陸上競技場)
7月15日(日) 3-0 第2戦 vs U-17クロアチア代表 (スポアイランド聖籠)
7月16日(月・祝) 15:50 第3戦 vs U-17新潟選抜 (デンカビッグスワンスタジアム)

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※村上陽介(大宮アルディージャユース)、當麻颯(ガンバ大阪ユース)、藤原優大(青森山田高)、西野太陽(京都橘高)の各選手が、トレーニングパートナーとして練習のみ参加します。

第22回国際ユースサッカー in 新潟

大会期間:2018/7/14(土)~7/16(月・祝)
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