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【Match Report】U-16日本代表 第50回モンテギュー国際大会 準決勝 vs U-16フランス代表
2023年04月09日
準決勝の相手は開催国のU-16フランス代表。そして大会のメインスタジアムであるMontaiguで、6,000人を超える大観衆の中、19:30にU-16日本代表のキックオフで試合が開始されました。
日本代表は自陣からボールを動かし攻撃を入れるための縦パスを入れるタイミングを探りますが、フランス代表も守備が統率されておりブロックを固められてなかなか攻撃のチャンスが作れません。それでも日本代表はワンタッチでパスが数回まわると両サイドにスペースができドリブルで仕掛けられようになってくると、相手ゴール前でフリーキックのチャンスがありシュートで終わる場面が増えてきます。そして対するフランス代表も日本代表のパスミスを見逃さずボールを奪った際は両サイドからスピードのあるドリブルで日本代表のペナルティエリア内に侵入しクロスボールが入るようになります。ただ互いに決定的な得点のチャンスは作れず前半を0-0で折り返します。
先制点が欲しい日本代表は、後半開始から、山口豪太選手(昌平高)に代わり関口航汰選手(清水エスパルスユース)をピッチに投入し前半よりも前線からのプレスを仕掛けてフランス代表に自由にボールを動かされないようにすると、徐々に日本代表が攻撃をする時間が増えてきます。そして56分、フランス代表のコーナーキックを跳ね返し、仲山獅恩選手(東京ヴェルディユース)が自陣からカウンター攻撃をしかけ左サイドに展開すると、濱崎健斗選手(ヴィッセル神戸U-18)が左サイドからドリブルをしタイミングを見て、フランス代表のディフェンス陣の背後にスルーパス。全力で走りこんできた関口航汰選手(清水エスパルスユース)が左足を振り抜きゴールキーパーの頭上を越すシュートでゴールネットを揺らし日本代表が待望の先制点を奪います。
その後はフランス代表が前半とは全く違うチームとなって攻撃に厚みを出して日本代表陣内に仕掛けて来るため、日本代表は守備の時間が増えてピンチを招いてしまいます。ただこの日も、荒木琉偉選手(ガンバ大阪ユース)、黒木雄也選手(サガン鳥栖U-18)、大川佑梧選手(鹿島アントラーズユース)を中心にチーム全員で高い集中力で守備をしてフランス代表に得点を許しません。そして試合は1-0で試合終了。地元フランス代表を撃破した日本代表は決勝に進出し、2004年以来の優勝を目指してイングランド代表と対戦します。
選手コメント
DF #15 黒木雄也 選手(サガン鳥栖U-18)
今日のフランス戦では日本はアウェイの中キックオフして前半はみんなでゴール前を体を張って守って無失点で後半を迎えて、みんなで話し合ったりなどをしてもう1個ギアを上げて後半に挑みました。
中々チャンスのある中決めれない時にDFラインは集中力を切らすことなく相手の攻撃を防いで、自分たちのカウンターの時にFWが点を決めてくれて、DFラインとキーパーを中心にこの点を守りきるために最後まで体を張ってゴールを守って、無失点で試合を終われることが出来ました。決勝では今日の試合よりもっといい試合をして最後にはみんなで笑って優勝のカップを取りたいと思います!
DF #16 佃颯太 選手(横浜FCユース)
今回の試合は、準決勝フランス代表戦という事で負けたら終わりの緊張感のある試合でしたが、チーム一丸となって勝ちきれたことが良かったです。初めて大アウェイの中で試合できたこともいい経験になりました。個人としては守備の局面では負けることなく自分の間合いで守備をする事ができました。ですが自分のストロングポイントである攻撃の部分ではあまり関わることが出来ず特徴を出しきれなかったので、決勝戦では自分の強みを出してチームの勝利に貢献したいです。決勝戦の相手はイングランドでヨーロッパの強豪なので沢山チャレンジして成長するとともに、チームとしては優勝出来るように頑張ります。
MF #14 川崎幹大 選手(北海道コンサドーレ札幌U-18)
今日の試合は決勝に進出するか3位決定戦に進出するかを決める大事な一戦で、絶対に勝って最高の舞台で戦おうと言う思いで試合に臨みました。
完全アウェイの中での試合になりましたが、日本では味わうことができないそんな素晴らしい試合を80分間通して戦い抜くことができました。ゴール前では全員が体を張り、声を掛け、無失点で終わることができてよかったです。
個人として、前半はなかなか自分のプレーが出せず終わってしまったので、後半は自信を持ってプレーしようという思いで臨み、自分のプレーを出すことができてよかったです。決勝戦ではチームとしてやってきたことを出し切り優勝して日本に帰ります。
FW #10 仲山獅恩 選手(東京ヴェルディユース)
今日はお客さんも沢山来ていてすごく良い緊張感を持って試合に挑めました。
大アウェイの中難しい時間帯が続きましたがしっかり守りきり1得点して守り切れたことはよかったです。僕たちは日本を背負って戦っているので、責任や自覚をもって毎試合に挑んでいます。その結果が今日の勝利に繋がったと思います。まだ何も成し遂げていません。決勝で負けたら意味がありません。ここまできたら、一人一人の気持ちと団結力だと思います。最後トロフィーを日本に持って帰ってこれるように頑張りたいと思います。絶対優勝します。
第50回モンテギュー国際大会
大会期間:2023年3月28日(火)~2023年4月12日(水)
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