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【Match Report】U-15日本代表 EAFF U15 男子選手権 2023 U-15中国代表にPK戦の末に敗れ、準優勝で大会を終える
2023年09月10日
準決勝でU-15韓国代表に勝利したU-15日本代表は、U-15中国代表との決勝戦に臨みました。決勝の舞台となったQingdao Youth Stadiumは最大収容人数5万人で、元々中国で開催されるはずのアジアカップ2023の会場としても使用する予定だったとても立派なスタジアムです。
グループステージから会場も変わり、開催国の中国との決勝戦ということもあり、これまでの試合の雰囲気とは大きく異なる中での試合となりました。
前半開始早々、GKへのバックパスが短くなり、相手FWに拾われますが、松浦迅ビエラ(浜松開誠館中)がここは防ぎます。3分、相手のビルドアップをパスカットしたところから、左サイドを駆け上がった渡邉春来(東京ヴェルディジュニアユース)がクロスをあげ、ゴール前の信重亮二朗(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)がヘディングシュートをするも、惜しくも枠外に外れます。
23分、相手のハンドで得たペナルティエリア横からのフリーキックを大谷新(坂井フェニックス丸岡JY)がニアサイドのGK前に蹴り込むも、飛び込んだ渡邉春来にはあと僅かのところで合いません。
26分、左サイドの崩しからペナルティエリア手前で信重亮二朗が受けて、シュートするも相手GKに阻まれます。35分には右サイドの原湊士(サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース)とのワン・ツーで佐々木瑛汰(北海道コンサドーレ札幌U-15)がペナルティエリアに侵入し、シュートを放つも枠を外れます。42分、敵陣コーナー付近でのスローインから信重亮二朗がシュートに持ち込むも相手GKのナイスセービングで得点とはなりません。前半は両者一歩も譲らず、後半を迎えることとなります。
後半は日本のパスミスなどが目立ち、そこからショートカウンターで攻め込まれる時間がありましたが、最後の部分でDF陣が集中した守備を保ち、得点を許しません。66分、中国に一瞬の隙を突かれ、裏へと抜け出され、ゴール前へのクロスにヘディングで合わせられてしまいますが、ボールは枠外に飛び、なんとかピンチを免れます。
81分、背後へのロングボールに対応しきれず、相手に裏を取られシュートを打たれますが、松浦迅ビエラが好反応でゴールを防ぎます。その後も押し込まれる時間帯が続きますが、なんとかピンチを凌ぎます。
そのまま90分で決着がつかず、勝負の行方はPK戦で争うことに。
<PK戦>
中国 ×◯◯◯◯
日本 ×◯◯×/
あと僅かのところで優勝を逃し、今大会を準優勝という結果で幕を閉じました。
試合日時:2023年9月8日(金)19:00キックオフ
試合会場:Qingdao Youth Stadium
U-15日本代表 0-0(0-0,0-0:PK2-4)U-15中国代表
<得点>
なし
<大会個人賞>
ベストディフェンダー:赤沼想斗(刈谷JY)
選手コメント
DF #3 赤沼想斗 選手(刈谷JY)
試合毎に改善点を一つずつ修正し、良い所を全員が最大限に出し切り毎試合こなしてきました。海外遠征という慣れない環境でチーム全員の力で決勝まで駒を進めました。決勝では中国サポーターのブーイングや、大歓声を浴び、アウェイというものを感じながら試合をしました。内容としてはボールを握られる展開でしたが、チャンスも多く作りました。ですが決め切ることができずPK戦の末、負けてしまいました。通用する部分や課題も多く見つかりました。中々できない経験をできたので今後に生かしていきたいです。
DF #14 坂口佑樹 選手(神戸フットボールクラブジュニアユース)
今日の試合ではここまでやってきたことをやり、絶対に優勝しようと話していました。とても大きなスタジアムで完全なアウェイの中、前半に得点することが得点できず、とても苦しい試合展開でした。自分が得点すると決意して後半の途中から出場しましたが、決めることができず今の自分の実力を思い知りました。
前後半ともに得点の無いまま、PK戦に入りました。PK戦では負けてしまい、惜しくも準優勝という結果で終わってしまいました。たくさんの方々のご協力により無事活動を終えることができました。悔しい思いは残りますが、こんな貴重な体験をさせて頂いたことに感謝しています。世界とは強度やスピード、質の部分で差を感じました。これからの練習から世界の基準でプレーしていきたいです。
MF #8 小川直澄 選手(浦和レッズジュニアユース)
決勝で中国代表とやれたことにまず感謝したいです。チーム全員で戦わないと勝てない試合で、前半から相手にボールを握られ、苦しい時間帯が多くありましたが、チームで1つになって粘り強い守備をすることができました。チームとしては負けてしまいましたが、収穫の多いゲームとなりました。個人としては、声を出して、チームのために戦うことを意識して臨みました。自分がプレッシャーを受けて、ボールロストをすることが多くて、課題となったので、チームに帰って修正していきたいと思います。完全アウェイの中で貴重な体験ができたので、これを生かしてチームで活躍して、次のフランス遠征に選ばれるように頑張りたいです。
EAFF U15 男子選手権 2023
大会期間:2023年9月1日(金)~9月8日(金)
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