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[特集]ピンクリボン運動・Jリーグ、なでしこリーグクラブの活動紹介
2020年10月16日
日本サッカー協会(JFA)は乳がんの啓発活動「ピンクリボン運動」に賛同し、10月を「ピンクリボン月間」として取り組んでいます。
欧米では10月を「乳がん啓発月間」に指定し、さまざまな啓発活動を行っています。その際、乳がんの早期診断、早期発見、早期治療を促すためのシンボルとしてピンク色のリボンを配布したことから一連の啓発活動が「ピンクリボン運動」と呼ばれるようになりました。
日本でも欧米にならって毎年10月が「乳がん月間」とされており、数多くの団体がピンクリボン運動を実施しています。JFAも2019年から10月を「ピンクリボン月間」に指定し、さまざまな啓発活動を実施しています。また、Jリーグやなでしこリーグの中には、以前から独自の活動を行っているクラブもあります。
セレッソ大阪は大阪市との協力のもと、2010年から「ピンクリボンDAY」を開催しています。試合当日、会場に「ピンクリボン啓発ブース」を設置し、自己診断やマンモモデルによる自己触診体験、啓発チラシの配布などを行って乳がん検診の受診を呼び掛けています。
地方自治体や企業と連携した同様の取り組みは、これまでにFC東京や東京ヴェルディ、ジェフユナイテッド市原・千葉、FC町田ゼルビアなど、多くのJリーグクラブが実施しており、タオルマフラーやキャンバスバック、マスクケースといったコラボグッズの配布を行っているクラブもあります。京都サンガF.C.はチャリティーグッズの販売に加え、ピッチ内への啓発フラッグの掲揚なども行っています。
なでしこリーグの中にも、積極的にピンクリボン運動に取り組んでいるクラブがあります。ニッパツ横浜FCシーガルズは医療法人がオフィシャルトップパートナーであり、多くの選手が職員として勤務している縁もあり、2015年になでしこリーグで初めて「ピンクリボンマッチ」を開催しました。以来、毎年恒例のイベントとなっており、今年は9月27日のちふれASエルフェン埼玉戦で啓発ポスターを掲示し、対戦チームの協力も得て両チームの選手たちが限定Tシャツを着用して入場しました。
AC長野パルセイロレディースは2018年のリーグ戦でピンクリボン啓発イベントを行い、選手たちは1日限定でピンクリボンユニフォームを着用。試合会場では募金運動や啓発ブースの設置なども行われました。また、FC十文字VENTUSは2020シーズンからユニフォームの左袖にピンクリボンのロゴを掲出し、ピンクリボン運動への賛同の意を表しています。
2020年からはなでしこリーグ全体の取り組みも行っており、10月5日、6日にはオンライン乳がん勉強会を実施しました。1日2回ずつ計4回にわたる勉強会には選手、審判員合わせて138名が参加し、乳がんに対する知識を深めました。
10月18日に開催されるなでしこリーグの試合では、会場に「私たちは、ピンクリボン運動に賛同しています」と書かれたバナーを掲出します。また、選手と審判員はピンク色のアームバンドを着用して啓発活動に努めます。
ピンクリボン運動への独自の取り組みを続けてきたJリーグクラブ、なでしこクラブは多くありますが、全体的な啓発活動はスタートしたばかり。今後もさまざまな方法で、乳がんの早期検査、早期発見、早期治療を呼び掛けていきます。
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