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なでしこジャパン、ブラジル遠征に向けたメンバーを発表
2023年11月25日
日本サッカー協会(JFA)は11月24日(金)、ブラジルのサンパウロで行われるブラジル女子代表との国際親善試合に向けたなでしこジャパン(日本女子代表)のメンバー22人を発表し、佐々木則夫JFA女子委員長と池田太なでしこジャパン監督がJFAハウスで会見を行いました。
選出されたのは10月下旬から11月上旬にかけて行われた女子オリンピック サッカートーナメント パリ 2024 アジア2次予選に出場したメンバーが中心。海外組では熊谷紗希選手(ASローマ)や清水梨紗選手(ウェストハム・ユナイテッド)、長谷川唯選手(マンチェスター・シティ)、長野風花選手(リバプールFC)、宮澤ひなた選手(マンチェスター・ユナイテッド)らが名を連ね、WEリーグ勢からはGK山下杏也加選手(INAC神戸レオネッサ)や猶本光選手(三菱重工浦和レッズレディース)、2次予選のインド女子代表戦で2ゴールを挙げた中嶋淑乃選手(サンフレッチェ広島レジーナ)らが招集されています。
また、前回はけがで途中離脱した藤野あおば選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)が復帰したほか、これまでトレーニングパートナーとして帯同することが多かった谷川萌々子選手と古賀塔子選手(ともにJFAアカデミー福島)が初選出。池田監督は「新たな刺激も含め、チーム力を高められるかどうかを試せるチャンスだと考えています」と2人の選出理由を語りました。
池田監督は今回の遠征の意図を「(パリオリンピックの)アジア最終予選はアグレッシブな戦いが求められるので、そういった部分も含めてアウェイの厳しい戦いを経験し、準備につなげていきたい」と説明しています。
ブラジルは今年2月の2023 SheBelieves Cupで対戦し、0-1で敗れた相手でもあります。池田監督は「アウェイの環境に行き、相手からの圧力がかかる状況で、自分たちが積み上げてきたものがどれぐらい通用するかという部分は私自身も楽しみにしています」と意気込みを語り、佐々木女子委員長も「環境や気候、さまざまな側面がアウェイの状況を示すなかでいかに戦えるか。その準備につながるブラジル遠征だと思っています」と期待を寄せました。
なでしこジャパンとブラジルの試合は11月30日(木)および12月3日(日)(ともに現地時間)に、ブラジルのサンパウロで行われます。これが年内最後の活動となり、来年2月にはパリオリンピックのアジア最終予選に挑むこととなります。
登壇者コメント
池田太 なでしこジャパン監督
パリオリンピックのアジア最終予選に向けての数少ない国際親善試合の機会を、ブラジルという強豪国と戦えることをうれしく思います。この機会を存分に生かして、さらなるチームの積み上げをしたいと思っています。中2日で同じ相手と対戦できるので、どう準備してコンディションを整えていくのか、次の試合までの限られた時間のなかでどう修正できるのかといった部分は、選手、スタッフも含めていろいろなことを経験できると思います。アウェイの環境に行き、相手からの圧力がかかる状況で、自分たちが積み上げてきたものがどれぐらい通用するかという部分は私自身も楽しみにしています。
佐々木則夫 JFA女子委員長
パリオリンピックのアジア最終予選に向けて、ブラジル遠征という素晴らしい舞台を整えることができました。コンディション的に非常に厳しい状況になるかもしれませんし、暑さもあると思います。環境や気候、さまざまな側面がアウェイの状況を示すなかでいかに戦えるか。その準備につながるブラジル遠征だと思っています。
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