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SAMURAI BLUE、ペルー代表戦へ調整開始
2023年06月17日
SAMURAI BLUE(日本代表)は6月16日(金)、キリンチャレンジカップ2023エルサルバドル代表戦から一夜明けて、第2戦のペルー代表戦(20日、大阪・パナソニック スタジアム 吹田)へ向けて愛知県豊田市内で調整を開始しました。
前日の梅雨寒から一転、青空の下に照り付ける強い陽射しに夏の暑さを感じるなかでの練習は、エルサルバドル戦でのプレー時間に応じてグループに分かれて実施。別メニューでの調整が続いていた川﨑颯太選手(京都サンガF.C.)も部分合流して、フィールドで汗を流しました。
快勝した15日の試合で先制点を決めた谷口彰悟選手(アルラヤンSC)や1ゴール2アシストを記録した久保建英選手(レアル・ソシエダ)ら先発メンバーと、後半開始から交代出場した相馬勇紀選手(カーザ・ピアAC)と中村敬斗選手(LASK)は、ウォーキングやストレッチ、ジョギングなど軽めの内容でリカバリー調整に終始しました。
一方、後半途中出場だった古橋亨梧選手(セルティック)、川辺駿選手(ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ)、浅野拓磨選手(VfLボーフム)、伊藤敦樹選手(浦和レッズ)と出場機会のなかった選手たちは、ランニングやアジリティ強化などでウォームアップ。
その後は、GK中村航輔選手(ポルティモネンセ)とGKシュミット・ダニエル選手(シントトロイデンVV)が合流して、5対5にフリーマン1人と両サイドの最後尾に一人ずつをつけて対人練習を実施。さらに、ハーフコートより少し狭いエリアで5対5のミニゲームに取り組み、伊東純也選手(スタッド・ランス)や鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)らが精力的にボールを追ってました。
試合前日の追加招集で“ぶっつけ本番”で試合に出場して代表デビューをした伊藤(敦)選手は、初練習を終えて「試合より緊張感があった。一つ一つの技術や強度の部分が高い。レベル差や自分がどういう立ち位置にいるかを感じて、これからの成長につなげたい」と話していました。
なお、前夜の試合で代表初ゴールを決めた上田綺世選手(セルクル・ブルージュKSV)は右足の負傷で練習には参加せず、病院で診察を受け、その後、チーム離脱となりました。
練習会場には子ども連れなどの多くのファンが駆け付けて、競技場のスタンドから声援を送りながら練習を見学。この日、25歳の誕生日を迎えた堂安律選手(SCフライブルク)には「誕生日おめでとう」と祝福の声が次々とかけられていました。
チームは午後、次の試合開催地の大阪へ移動。17日から現地で練習に臨みます。試合は20日(火)、18:55キックオフの予定です。
選手コメント
GK #12 大迫敬介 選手(サンフレッチェ広島)
昨日は久しぶりに代表のピッチに立てて、結果だけ見ると圧勝に見えますが、非常に楽しい90分になりました。(早々に退場者が出て)相手の一発のカウンターやセットプレーだけは、まずは未然に防ぐっていうところを意識していました。相手が10人になったからこその難しさっていうのは正直ありますが、そこはチームでみんながわかっていたことなので、しっかりと集中力を切らさず90分やった結果、失点をゼロに抑えることができたと思います。フィールドの選手もセットプレーで最後まで相手に体をつけることや弾いた後のこぼれ球に対して反応するところは、普段の練習から意思疎通している部分があります。相手の選手にボールに触らせなかったというところが、失点を防ぐところに繋がったと思います。所属チームでやっていることをしっかりと代表のピッチで発揮することが自分に求められていると思いますが、昨日もフォーメーションやメンバーが違う中でも自分の良さを出せたと思っています。
DF #24 森下龍矢 選手(名古屋グランパス)
(試合に出て改めて)どれだけ寄せられるかというところには特にこだわりたいなと思いました。攻撃のところはどれだけ味方と関わっていけるかですが、より守備のところにフォーカスしてプレーしたいと思いました。球際のクオリティのところは、本当に初めて体感したので、やっぱりこれをちょっとでも自分に身に付けられるようにしていきたい。新しい価値観に気づくみたいなことがすごく大事だと、この代表合宿で学ばせてもらっています。そこに気づけたことがこの合宿は本当に大きいので、少しでも「新しい森下」になれるように頑張りたいです。様々なシチュエーションの中でいろいろな良さを出せるところは僕の良さでもあると思うので、次のペルー戦はスピード感など1ランク上の相手になると思いますが、その中で例えば途中からぽっと出ても、どういう対応でもできるような、そういうプレーを見せたいと思います。
MF/FW #10 堂安律 選手(SCフライブルク/ドイツ)
守備の強度はチームで口すっぱく言われているので、そこはできたと思います。奪ってから追い越す動きもよかったですし、後半のほうが自分的には少し強度も上がって前半よりもボールを触れました。ショートカウンターがはまっていた印象です。相手にプレスをかけて、ボールを奪って時間をかけずにゴールまでいく、日本の良さがでていたと思います。インサイドハーフで自分が使われているのはゴールを求めてのことだと思っていて、昨日は三笘選手が崩して中で誰かが仕留める。おいしいところを持っていこうかなと思います。(背番号10の)はありがたいプレッシャーで、こんなに幸せなキャリアはないと思う。敵は自分だと思っているので、自分に勝てればおのずと結果は出るので、そこにフォーカスをすればいいと思っています。
MF/FW #11 古橋亨梧 選手(セルティック/スコットランド)
(得点を決めて)練習からいい攻撃ができていましたし、僕も試合に入ったらと、いいイメージはつくっていました。良い形でゴール決められて良かったです。この1年、相手のセンターバックを外すことは、より意識してやっていました。あの場面の前にもニアで相手に当たってしまう場面があって、そのあとのプレーでした。いいボールがくると信じていましたし、ニアからファー逃げてというのは意識していました。ただ、これを継続してやらないといけません。ペルー戦では、まずは相手にボールを持たせないように良い守備をして、ボールを持ったら全員が連動して動きながら、相手の隙を見つけて、互いにスペースをつくってシュートまで持っていきたい。僕も試合にでたら、一瞬の隙を狙いながらチームのためにプレーしたいです。
MF/FW #15 伊藤敦樹 選手(浦和レッズ)
昨日の試合より何か今日の方がちょっと緊張感もあったりしました。日本のトップレベルの選手と一緒にやって、今日は強度などそこまで高くなかったと思うんですが、やっぱり技術や基礎となるレベルは本当に高いと感じました。守田選手とは大学で一緒にやっているんですが、身近な選手が日本代表の中心選手になったので、そこは自分が目指すべき場所ですし、目標となる存在が近くにいたので、自分が目指すべき選手だと思います。自分も年数を増すごとにプレー強度や守備の部分や攻撃でも、自分の持ち味というのが毎試合出せていると、特に今シーズンなどは感じています。でも日本代表に常に選ばれるようになるには、まだまだ守備の強度の部分や運動量、攻撃の質など全てにおいてレベルを上げていかないといけないと思います。この合宿の期間を本当に大事にしたい。レベルの差やいま自分がどういう立ち位置にいるかを本当に感じられる良い機会なので、そこはしっかり感じてこれからの成長に繋げていきたいと思っています。
MF/FW #17 川辺駿 選手(ウォルバーハンプトン・ワンダラーズ/イングランド)
自分が入った時には点差もありましたし、(相手の退場で)人数とスペースはあったので余裕をもってピッチに立てましたし、自分がやりたいプレーも少なからずできたと思います。ただ、これから相手のレベルも上がって11対11でプレーする時に、そこでなにができるかです。昨日もゴールやアシストを意識していましたが、昨日のような展開で獲れればよかったと思います。日本のサイドには個の力があってドリブルや時間をつくれる、そういう強力な選手がいるからこそ中がすごく空く。自分が飛び出していって、飛び出していった先のクオリティは自分の良さだと思うので、それをアシストやゴールにつなげたいです。この代表でもメンバーをみればすごく生きるなと感じている。自分にしかないものを毎試合出さないといけないし、結果につなげないといけない。2年前の代表入り当時とは、自信や何ができるかが整理できた中でプレーできていて、メンタル面でも、すごくやりやすいと感じています。周りのレベルの高さが自分のクオリティを上げてくれるので成長につながっていると思います。
2023年6月20日(火) 18:55 キックオフ(予定) vs ペルー代表
会場:大阪/パナソニック スタジアム 吹田
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