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【Match Report】U-19日本代表、第2戦はパナマに敗れる 第49回モーリスレベロトーナメント
2023年06月11日
第49回モーリスレベロトーナメントは6月10日(土)、グループステージ第2節が行われ、U-19日本代表はU-23パナマ代表と対戦しました。
日本は初戦から先発全員を入れ替えてこの試合に臨みました。8分、日本は高い位置でのパスカットからドリブルを仕掛けたFW石井久継選手(#22)が相手のファウルを受け、ゴール正面の位置でFKのチャンスを得ます。少しボールを動かしてFW行友翔哉選手(#13)が狙いますが、枠を捉えることはできませんでした。
11分から12分にかけてはパナマがサイドを起点に攻撃を仕掛けてきましたが、日本の守備陣は冷静に対応します。自陣でのミスから相手にボールを渡してしまうシーンをつくるなど、ここから押し込まれる展開になりましたが、決定機はつくらせません。34分には高い位置でボールを奪われて速攻からのシュートを許しましたが、GK小林将天選手(#1)が右手一本で弾きます。
39分、右サイドの高い位置を取ったDF本間ジャスティン選手(#17)に自陣からのロングパスが通り、ヘディングで落としたボールを石井選手がダイレクトで狙いますが、相手GKに阻まれます。43分には高い位置でのボール奪取から行友選手が左足でシュート。45分には再び行友選手がミドルシュートを放ちますが、いずれも相手GKがセーブ。前半はスコアレスで折り返します。
後半も日本はなかなかパスがつながらず、押し込まれる展開となります。59分には左サイドを崩されてシュートを放たれますが、これは枠外へ。60分にはバックパスのトラップを小林選手がミスし、そのままゴールに入りそうになりましたが、ゴールライン上ギリギリで蹴り出し事なきを得ます。
63分、日本はFW内野航太郎選手(#9)、MF徳永涼選手(#6)、MF神田拓人選手(#8)の3選手を投入します。その直後にはMF鈴木陽人選手(#14)が相手のタックルを受けて左足を負傷し、FW小池直矢選手(#11)と交代することになります。
選手交代を機に中盤でボールが回るようになりつつあった日本でしたが、75分にカウンターで右サイドを崩され、折り返しをワンタッチで押し込まれて先制されます。
78分にFW塩貝健人選手(#10)を投入して同点を目指しますが、5バックに布陣変更し守備を固める相手をなかなか崩すことができません。前がかりになって攻め続けた90+6分にはカウンターから決定的な2点目を奪われ、0-2で黒星を喫しました。
日本はこれで1勝1敗に。グループステージ最終節は6月13日(火)、U-23コートジボワール代表と対戦します。
監督・選手コメント
城和憲 監督
初戦で勝利を収めることができ、グループステージ突破には非常に重要な2戦目になることをチームで共有して臨んだ試合でしたが、残念ながら敗戦となりました。初戦から先発を全員入れ替え、フレッシュな顔ぶれで勝利を目指して戦いましたが、相手の球際の迫力やペースに飲まれてしまった部分もあり、なかなか自分たちのリズムで試合を展開することができませんでした。これで1勝1敗となりましたが、3戦目に勝てばまだ突破の可能性はあります。チームとして再度しっかりと準備をして勝利を目指して戦いたいと思います。
GK #1 小林将天 選手(FC東京U-18)
今日はグループステージを突破するにおいて、とても大事な試合でした。強度の高い選手が集まるパナマを相手に、勝利を持って来られなかったのは様々な原因があると思います。次の試合に向けて、自分たちで上手くいかなかったことを話し合い改善していかなければなりません。それと同時に、ノックアウトステージに進むためにも次の試合は必ず勝利が必要になるので、そのための準備をチーム全体でしていきたいと思います。
DF #2 畑野優真 選手(横浜F・マリノスユース)
一戦目を勝利で終えた中でむかえた二戦目、グループステージ突破のためにも勝利して優位に進めたいという気持ちでチーム全員が気合を入れて試合に臨みました。しかし試合の入りから相手のブロックを崩せず、自陣でのミスでカウンターを受け、危ないシーンを与える展開となってしまいました。後半は少しずつパスが回り出し、相手ゴール前まで行く場面も増えました。しかしその中で失点してしまい終了間際にも失点を許し2失点と悔しい結果に終わってしまいました。個人的にもまだまだいろいろな面で成長が必要だと実感させられた試合でした。しかしまだ終わったわけではないのでここから次の試合に向けてチーム全員でいい準備をし、次の試合に勝ち、グループを突破できるように準備していきたいと思います。
MF #7 早川隼平 選手(浦和レッズユース)
今日のパナマ戦は勝てばグループステージ突破に王手をかけることができた試合でした。チームとして良い準備ができていたと思います。試合に関しては、入りは悪くなかったと思いますし、決めるべきところで決める、全員で耐えることができていれば負けることはなく勝てるゲームだったと思います。なかなか得点できずに焦りが出てきた時のカウンター2失点だったため、そこでのリスク管理、決めるべきところでの決定力という所が、勝ちが負けに変わった部分だったと思います。個人としてはなかなかボールを持つことが出来ずチームに+の物を与えることができなかったなという印象でした。まだ、試合は残っていますし次戦勝てばグループステージ突破の可能性が少しでも残っているので、2日間でチーム全員で最高の準備をして試合に臨みたいと思います。
MF #16 林奏太朗 選手(サガン鳥栖U-18)
試合の入りから自分たちのペースを握れず苦しい展開に持っていってしまったことが敗因かと思います。個人としては自分の特長を出せず相手に押し込まれた中で安定したプレーができなかったことを悔しく思います。次のコートジボワール戦は勝たないといけない状況であるのでチーム全員で闘い、絶対勝ちたいと思います。
第49回モーリスレベロトーナメント
大会期間:2023年6月5日(月)~6月18日(日)
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