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SAMURAI BLUE、3月のキリンチャレンジカップ2試合に角田選手ら4選手を初招集
2023年03月16日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は3月15日(水)、キリンチャレンジカップ2023のウルグアイ代表(24日(金)、東京・国立競技場)とコロンビア代表(28日(火)、大阪・ヨドコウ桜スタジアム)との対戦へ向けた日本代表メンバーを発表。16強入りしたFIFAワールドカップカタール2022のメンバーを中心に、角田涼太朗選手(横浜F・マリノス)、中村敬斗選手(LASK)ら4選手が初めて招集されました。
2026年のFIFAワールドカップへ向けて継続して指揮を執る森保監督の下、カタール大会後に臨む初の国際試合2連戦へ向けて招集されたのは26人です。カタール大会メンバーからは16人が選出され、初招集4人と復帰6人を含めたフレッシュな構成となりました。
カタール大会メンバーからは、大会後も好調を続けている三笘薫選手(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC)をはじめ、伊東純也選手(スタッド・ランス)、堂安律選手(SCフライブルク)、田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)、板倉滉選手(ボルシアMG)らが揃いました。
初招集は角田選手、中村選手、バングーナガンデ佳史扶選手(FC東京)と半田陸選手(ガンバ大阪)です。いずれも21歳から23歳という若手で、バングーナガンデ選手と半田選手はパリ・オリンピック年代からフル代表での挑戦となります。
森保監督はこの4選手について、「それぞれチームで存在感を示しているし、スペシャルな特長を持っている。いま、『このチームで存在感を発揮したい』というがむしゃらさを見せてほしい」と話しています。
また、復帰組は西村拓真選手(横浜F・マリノス)、菅原由勢選手(AZアルクマール)、橋岡大樹選手(シントトロイデンVV)、瀬古歩夢選手(グラスホッパーCZ)、大迫敬介選手(サンフレッチェ広島)、谷晃生選手(ガンバ大阪)です。
西村選手と大迫選手は日本が優勝した昨夏のEAFF E-1サッカー選手権、谷選手と瀬古選手は昨秋のドイツ遠征、橋岡選手は2021年10月のアジア最終予選以来の招集です。菅原選手は負傷離脱となった昨年6月以来の招集で、出場すれば代表デビューとなった2020年10月のカメルーン代表戦以来で、瀬古選手は代表初出場を目指しています。
2期目の初陣へ向けて森保監督は今回の活動を2026年ワールドカップへ向けた「新たな船出」と位置づけ、「目の前の一戦で勝利を目指して戦い、その一戦一戦を積み上げていった先にアジア予選の突破とワールドカップでの成功がある」という考えを披露しました。
オリンピック年代を含めた若手らフレッシュな顔ぶれを選出した理由について、日本代表指揮官は、「より幅広く、選手層を厚くしてチームを強くして、最強の日本代表を将来的につくっていけるようにしたい。チャンスを得た選手は存在感をしっかり見せて、この経験を自分の成長につなげてほしい」と語り、選手の奮起に期待しています。
また、キャプテンについては活動を通して様子を見ながら、追って決めたいと話しました。
チームは3月20日(月)から練習を開始して、南米強豪の2チームとの対戦に備えます。
試合はウルグアイ代表戦が24日(金)に東京の国立競技場で19:30キックオフ、コロンビア代表戦が28日(火)に大阪のヨドコウ桜スタジアムにて19:20キックオフの予定です。
コメント
森保一 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
我々の代表活動を日ごろから応援してくださっているサポーターと国民の皆さんに感謝申し上げます。2026年のワールドカップに向けた新たなチームづくりとして、今回素晴らしい相手との試合で新たな船出となる活動ができることを、うれしく思います。2026年へ向けてチーム力を上げて成長することを考えながら、目の前の一戦で勝利を目指して戦います。その一戦一戦を積み上げていった先にアジア予選の突破とワールドカップでの成功があることを忘れずに、まずはウルグアイ戦から最善の準備とベストを尽くして戦い、一戦一戦、次の目標であるワールドカップへ向けて積み上げをしていきたいと思います。
今回の対戦相手と我々が積み上げをしていく上でベストのメンバーを選びました。(メンバー外となった)吉田選手、長友選手、酒井選手らは長く日本代表を支えて戦ってくれて、監督として彼らの存在は非常に大きかったですし、これまでのチーム作りへの貢献には感謝しています。彼らがやってくれることは計算できるところがありますし、今回も選ばれてもおかしくない活躍を見せてくれていますが、より幅広く、選手層を厚くして強くして、最強の日本代表を将来的につくっていけるようにしたいと考えています。今回チャンスを得た選手はここで存在感をしっかり見せつけて、この経験を自分の成長につなげてほしい。経験の浅い、若い選手にもチャンスを与えながら、ベテランと若手の競争力をチームにどう生かすか、活動を通して考えたいですし、融合は必ず必要だと捉えています。
チームコンセプトについては、ワールドカップの舞台での経験から、必要なことを選手たちにしっかりと伝えたい。カタールまでの4年間で培ってきた攻撃守備のすべてを、選手個々でもチームでもレベルアップして、ワールドカップで勝つために世界のトップ基準で、高い強度でいい守備からいい攻撃につなげることはやっていかなければいけないと考えています。カタール大会ではカウンターでは相手も嫌がることができましたが、ボールを握ったときのクオリティをもっと上げなければなりません。攻撃から守備への切り替えでいい守備ができて、即時回収やカウンタープレスをできたところは、できるだけその回数と時間を多くしていけるようにしたい。ブロックを作っての粘り強い守備と、高い位置から攻守が切り替わった瞬間から相手のボールを奪うことの使い分けを、今回も少しでも出せればと思っています。
JFAは2050年までにワールドカップで日本代表が優勝すると宣言しています。そこへ向けて、いま持っている力をどれだけ上げていけるかです。現実にはワールドカップでベスト16を超えられていないので、世界チャンピオンを目標に、今の力を最大限に上げて伸ばしていくことを常に考えて取り組んでいきたいと思います。
山本昌邦 JFAナショナルチームダイレクター
この度、ナショナルチームダイレクターとしてSAMURAI BLUEからU-15代表までを統括する立場となりました。スタッフ、選手のみなさんが最大限の力を発揮できるように調整していくのが仕事だと思っています。今回はワールドカップカタール大会後初の試合で、新しいスタッフと新しいメンバーも入っています。私自身もすごく期待しています。これからどう成長していくか、楽しみに見守っていきたい。2026年ワールドカップへ向けての第一歩となります。皆さんと一緒に成長していけるようにがんばっていきたいと思います。
2050年までにワールドカップでチャンピオンになるというJFAのロードマップがありますが、ファン、サポーター、メディアと一体になってやらないとそこには届きません。雰囲気を作り、エネルギーを作りたいと考えています。
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