ニュース
U-21日本代表 タジキスタン戦前日に非公開でトレーニングを実施
2022年06月09日
U-21日本代表は8日(水)、AFC U23アジアカップウズベキスタン2022のグループステージ第3戦となるタジキスタン戦を翌日に控え、非公開のトレーニングを実施しました。
UAE戦、サウジアラビア戦と同様に、前日練習は冒頭15分のみメディアに公開し、多くの時間を人目に触れない集中した環境でトレーニングに臨みました。公開した時間の中では、ジョギングとアジリティトレーニングで体をほぐし、パス&コントロールやロングキックといった基礎的なメニューでしっかりとボールと芝生の感覚を確かめ、非公開とした後は、タジキスタン戦に向けた具体的な戦術の確認と、セットプレーのトレーニングに時間を割きました。
タジキスタン戦前日のこの日は中島大嘉選手の二十歳の誕生日です。夕食後にはお祝いのケーキが振る舞われ、主役の中島選手は「タジキスタンに絶対に勝ってノックアウトステージ行きを決めましょう!」と力強く話し、チームの結束力を高めました。
次の試合会場は、これまで2試合を戦ったパフタコールスタジアムではなく、ブニョドコルスタジアムです。ブニョドコルスタジアムは別名・ナショナルスタジアムとも呼ばれており、ウズベキスタンを代表するスタジアムで、今大会の決勝の会場にもなっています。客席を覆う特徴的な大きな屋根が、選手を苦しめる強烈な日差しを遮って恵みの日陰を作ります。
日本が入るグループDは、2試合を終えてサウジアラビアと日本が1勝1分の勝ち点4で並びますが、得失点差で上回るサウジアラビアが1位、日本は2位につけています。1勝1敗の勝ち点3で3位のUAEとグループ首位のサウジアラビアとの試合結果に関わらず、勝ち点を獲ればノックアウトステージ進出が決まる状況ですが、大岩剛監督が大会前に行われた公式会見で「結果を求めて勝利を積み重ねる」と話したように、目の前の試合に勝つことだけを考えて全員が日々のトレーニングに励んできました。首位でグループを通過するためにはサウジアラビアを上回る大量得点が必要になる場合もありますが、「それも視野に入れている」と大岩監督は話しつつ、「一気に大量に点が入るわけではない。まずはひとつずつ」と積み重ねを強調しました。
ノックアウトステージ進出を懸けたタジキスタン戦は、9日(木)の日本時間22時キックオフ予定です。
選手コメント
DF #5 木村誠二 選手(モンテディオ山形)
チームは高いテンションで練習ができていますし、強度も高くて、すごくいい状態にあると思います。次の試合、引き分け以上でグループステージ突破が決まりますが、優勝を目指すには勝って1位で突破することは必須だと思うので、勝てるように頑張ります。暑さに関しては、これまでの2試合、選手はかなり苦しんでいて、口の中が乾燥して喉がカラカラに乾いてかなりキツイと聞いています。普段の水分の摂り方と、もちろん試合中にどうやってこまめに水分補給できるかを考えながらプレーしないといけないと考えています。ブニョドコルスタジアムには大きな屋根があって、キックオフの時点にはピッチの大半が日陰になるかもしれないので、これまでの2試合に比べたらやりやすいかもしれません。自分は守備の選手として、まずは失点しないこと、そしてボールを奪うということを強みとして発揮しないといけないポジションです。ここまで試合に出られていないので、そこはしっかりアピールしたいです。セットプレーからの得点もまだないので、そこで自分がゴールを奪えれば、序列を上げるチャンスにもなりますし、攻撃のチャンスにつなげるくさびのパスや円滑なパス回しができればチームにとっても自分にとってもいいパフォーマンスになると思うので、意識してやっていきたいと思っています。
DF #15 畑大雅 選手(湘南ベルマーレ)
自分も含めて試合に出ていない選手も多くいますが、その選手たちも練習からしっかりやれていますし、チームの雰囲気もいいと思います。個人としては、試合に出られていないのでコンディション作りが難しいですが、練習でやるべきことをしっかりやれているので、あとは試合に出るときに、しっかりと表現するだけだと思っています。自分は同じポジションの(加藤)聖みたいにテクニカルにプレーしたり、いいポジションをとりながらみんなと連係してプレーするタイプというよりは、誰よりも走ることや、1対1位の局面で負けないこと、そういう部分を評価されて今回も選ばれていると思います。テクニカルにプレーしなければいけない場面ももちろんありますが、まずは自分の持ち味をしっかり出して、チームのために頑張りたいです。ここから優勝に向けて一番大事になってくるのは、やはり気持ちの部分だと思います。疲労はみんなあると思いますし、そんな中でいかに色々なことをポジティブに捉えられるか、普段と違う環境の中で優勝という目標に対してやりきれる力を持つことが大事だと思います。チームとして戦術や戦い方はありますが、強い気持ちと自信を持って試合に臨むことが、タジキスタン戦に勝ってノックアウトステージに進んで、優勝に向かうためには一番大事だと考えています。
MF #19 松木玖生 選手(FC東京)
チームの状況としてはすごくいい方向に進んでいる印象で、試合をするごとに毎回改善点が生まれますが、それを次に生かしながら試合を進めていくというのがこのチームができていることだと思っています。まだ自分には出番はありませんが、いつ試合に出てもチームに貢献できるような状態でいるので、いつ出番が来てもいい準備はできています。タジキスタン戦は、まずは絶対に勝ち点を獲ること、それが最低条件です。その上で、(サウジアラビア-UAE戦の結果次第では)5点差以上で勝たないと1位にはなれないので、そういった数字的な部分にもこだわりつつ、とは言え焦らずに自分たちらしいサッカーができればいいと思うので、試合を通じて臨機応変に対応していきたいです。自分はバックラインに落ちてゲームメイクするタイプではないので、大岩監督に求められているゴール前での仕事を増やしていけるようにチームで一番走って貢献したいです。
AFC U23アジアカップ ウズベキスタン2022
大会期間:2022/6/1(水)~2022/6/19(日)
関連ニュース
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/29 川崎勝利で神戸、横浜FMとACLEトップ4入り、広島もアウェイで引き分け無敗をキープ
- JFA 2024/11/29 JFAサッカー文化創造拠点「blue-ing!」オープン1周年企画 SAMURAI BLUEイラスト展「閃青展」を開催 blue-ing! 1周年限定 SAMURAI BLUE選手カードプレゼント 12月21日(土)よりスタート
- 2024/11/29 アジアのピッチから ~JFA公認海外派遣指導者通信~ 第91回 保坂拓朗 ホンコン・チャイナサッカー協会 U-16代表監督兼エリートユースダイレクター
- 日本代表 2024/11/28 選手変更のお知らせ フットサル日本女子代表候補 国内トレーニングキャンプ(11.28-12.1 千葉/高円宮記念JFA夢フィールド)
- グラスルーツ 2024/11/28 第10回アジア太平洋ろう者競技大会(マレーシア)にデフサッカー男子日本代表が参加