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SAMURAI BLUE、ブラジル戦へ向けて調整

2022年06月04日

SAMURAI BLUE、ブラジル戦へ向けて調整

SAMURAI BLUE(日本代表)は6月3日(金)、キリンチャレンジカップ2022パラグアイ代表戦を戦った札幌から帰京。第2戦のブラジル代表戦(10日、東京・国立競技場)へ向けて、千葉県内で調整を行いました。

強化試合4連戦の初戦となるパラグアイ戦の勝利から一夜明けて、午前中のフライト移動を経て、夕方から練習。スタート時間が雷を伴った暴風雨に突然見舞われて約30分遅れたものの、ピッチに姿を見せた選手たちは3日後に控えるFIFAランキング1位のブラジルとの対戦へ90分近く、汗を流しました。

ピッチでの練習に臨んだのは、パラグアイ戦で出場機会のなかった南野拓実選手(リバプールFC)や伊東純也選手(KRCヘンク)、長友佑都選手(FC東京)らと出場時間が少なかった古橋亨梧選手(セルティック)、田中碧選手(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)ら12人。負傷で別メニューでの調整が続いていた守田英正選手(CDサンタ・クララ)も合流し、途中までほかのメンバーと一緒に体を動かしました。

なお、先発した堂安律選手(PSVアイントホーフェン)、代表デビュー戦でフル出場した伊藤洋輝選手(VfBシュツットガルト)や、鎌田大地選手(アイントラハト・フランクフルト)ら11人と、後半開始からプレーした板倉滉選手(シャルケ04)、前田大然選手(セルティック)、中山雄太選手(PECズヴォレ)はリカバリー中心の室内トレーニングで調整しました。

また、所属先での負傷で別調整が続いていた菅原由勢選手(AZアルクマール)はチーム離脱となりました。

小雨の残る中、ピッチではジョギングやストレッチ、アジリティを上げるステップワーク、タッチ数に制限を付けたボール回しで体をほぐすと、狭いエリアで4対4にフリーマン1人とGKを配した対人練習で素早い切り替えやサポートなどを意識した動きを確認。

その後、ビルドアップからシュートまで持ち込む練習や、ハーフコートほどのエリアでゴールとGKを付けて4対4のミニゲームを実施。ピッチ脇には、室内練習を終えて、その様子を見つめる堂安選手と原口元気選手(1.FCウニオン・ベルリン)の姿もありました。

全体練習終了後は、各自で思い思いの練習に取り組み、南野選手と上田綺世選手(鹿島アントラーズ)、久保建英選手(RCDマジョルカ)、田中選手はシュート練習、伊東選手はスプリント、古橋選手はジョギングなどで動きを確かめていました。

この日最後までピッチに残ったのは、別メニューで調整中の冨安健洋選手(アーセナル)で、軽いランニングやステップワークから、最後はボールを使って長めのキック、ショートパスなどを確認するように入念に繰り返していました。

この日、対戦相手のブラジルが韓国での試合を終えて来日。4日から日本戦へ調整を始める予定です。

日本のブラジルの対戦は、ロシア大会前の2017年11月のフランスのリールでの国際親善試合(1-3)以来です。

南野選手はブラジル戦へ向けて、「ワールドカップを見据えて大事な試合になる。まずは勝利にこだわってプレーする。ホームでの試合なので、いい試合になるように準備したい」と話していました。

4日(土)も引き続き千葉県内で練習する予定です。

選手コメント

GK #23 シュミット・ダニエル 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)
昨日のパラグアイ戦は久々の代表戦だったので、楽しんでやること、そのなかで日頃やっていることをどれだけ出せるかを意識して臨みました。無失点で終わりたいとは試合前から思っていたので、そこはちょっと残念なところでした。自分はシュートストップが課題で、昨日の失点も自分が触れなければいけないボールだったと思いますし、ああいうところで失点しないことはもっと突き詰めていかないといけないと改めて思いました。所属チームは9連勝でシーズンを終了して、自分も成長はしていると思いますし、そこは試合でも出せた部分があったと思います。ワールドカップでもやれる自信はもちろんあります。日頃からさらに厳しい環境に身を置いてやれれば、もっとワールドカップでできるイメージがつくのではないかと思いますが、自分に与えられた環境でどれだけ成長できるかにフォーカスしてやっていくしかないと思っています。

DF #2 山根視来 選手(川崎フロンターレ)
パラグアイ戦は序盤からアグレッシブに戦って、いい時間帯に得点を重ねて、失点はしましたがいいゲームができたと思います。個人としては、できたこととミスしたところの整理もしましたが、昨日はトライする回数が多かったので、そこは良かったと思います。結果を残したいといつも思っているので、(シュートチャンスに)力んでしまってゴール前で余裕がなかったというのが、自分の課題でもあると捉えています。僕は国際経験があまりなくて、南米のチームとやるのも初めてだったので、試合に出たときにできることを見せなくてはいけない立場です。それはこれからも続けていかないとならないと思っています。ブラジル戦は、世界レベルを体感するいい機会です。自分の想定外のことがかなり起きると思いますが、それに動じないメンタルを持って、いろんなことが起こりうると想定して準備したいと思います。

MF/FW #10 南野拓実 選手(リバプールFC/イングランド)
パラグアイ戦は、本当に全ての選手がすごくいいプレーをしたと思います。実力のある選手ばかりなので、誰がピッチに立ってもいいチームだということを証明して、ここからワールドカップへ向けて、本当に高いレベルでのサバイバルが始まると思います。日本はブラジルと何度か対戦していて勝てていないのは分かっています。相手は非常に強豪で、僕自身、代表でブラジルと対戦するのは初めてですし、だからこそ、勝てば自分たちの自信になります。勝ちにこだわってプレーしたい。相手が昨日の韓国戦のメンバーからどうなるか分かりませんが、誰が出てもレベルの高いチームです。攻撃の部分で強烈な個をもった選手たちがいて、DFラインもファビーニョとかアリソンとか、僕も所属クラブで一緒にプレーしていますが、世界トップの選手が揃っています。そのなかでなにができるか。楽しみです。ワールドカップへ向けていい試合になりますが、いい経験で終わらせるつもりはありません。

MF/FW #14 伊東純也 選手(KRCヘンク/ベルギー)
所属チームでは去年に引き続いて得点に絡むことはできていたので、そういう部分は代表でも出せればと思っています。ブラジルは間違いなく強い相手なので、思い切りぶつかっていきたいです。守備の時間が長くなるのは間違いないですが、我慢強く戦って守って、いい攻撃の回数を増やすことができればいい。奪ったボールを大事にするのももちろんですが、いいスぺ―スを見つけて走ったり、そこにボールを出してもらったりという意思疎通を持って戦いたい。走る量や守備の時間が絶対に多くなるので、疲れているなかでも仕掛けていけるようにしなくてはと思っています。まだ全部は見ていませんが、韓国戦を見ると、相手のサイドバックがいいタイミングで上がっていましたが、奪ったあとのボールでうまくサイドを突いていければと考えています。

2022年6月6日(月) 19:20 キックオフ(予定)vs ブラジル代表
会場:東京都/国立競技場
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