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U-24日本代表 紅白戦でSAMURAI BLUE戦に向けて最終調整
2021年06月03日
SAMURAI BLUEとの一戦を翌日に控え、U-24日本代表は2日(水)、札幌ドームで公式練習に臨みました。冒頭15分のみをメディア公開とし、ウォーミングアップからボール回しへと移行。その後は、少し狭いピッチで紅白戦を行い、最後はセットプレーを確認しました。オーバーエイジが合流してから、ゲーム形式でしっかりと合わせるのはこれが初となったため、ピリッとした空気のなか、前日練習を終えました。
横内昭展U-24日本代表監督は、「緊張感のあるなかで、質の高いSAMURAI BLUEと対戦できることは、強化の上で非常に良い機会。選手たちが我々のコンセプトをどう発揮し、どう共有できるかにフォーカスしたい」と気を引き締めます。
MF堂安律選手も、「僕たちの力をわかるうえで素晴らしい機会。ただ、自信を持ってプレーしますが、その気持ちだけでは足元をすくわれてしまう。自分たちがやるべきことをやって、すべてを出し切ったうえで結果を見てみよう、と考えでいます」と、集中した様子を見せていました。
少々イレギュラーな一戦となる今回。レフェリーは国際審判員が務め、両チームともに日本代表ユニフォーム(SAMURAI BLUEは100周年記念アニバーサリーユニフォーム、U-24日本代表は2020アウェイユニフォーム)を着用します。交代枠はGK1名を含む8名。U-24日本代表に関しては、MF食野亮太郎選手が入国翌日からの3日目検査を終えていないため、この試合には参加することができません。
SAMURAI BLUEは、2018年9月にも札幌ドームで国際試合を予定していましたが、北海道胆振東部地震の影響で中止となりました。大規模停電があり、日常生活を送るにも困難があったにもかかわらず、チームはホテルや地域の方々の多大なご協力、支援を受けました。コロナ禍にもかかわらず、今回はこうして試合を開催させていただけることに対し、北海道の皆さんに感謝の気持ちを込めて、SAMURAI BLUE対U-24日本代表戦はチャリティーマッチとしての開催となります。医療従事者を対象とした募金活動もウェブ上で実施しますので、ぜひご参加をお願いします。
監督・選手コメント
横内昭展 U-24日本代表監督
選手たちは5日(土)のガーナ戦に合わせてコンディションを整えていたので、少し難しさはありますが、この機会をポジティブに捉えていい調整ができていると思います。オーバーエイジの選手たちとはまだ本格的な練習を多くできていませんが、積極的に若い選手を捕まえてコミュニケーションを取ってくれています。U-24の選手たちがSAMURAI BLUEを相手にどれだけ自分たちのプレーができるか、選手たち本人も僕も興味深く思っています。1試合活動が増えたことで、ベースとなるチームコンセプトの積み上げがさらに深まると期待しています。それにプラスして、選手の選考やチームとしてマッチできるかを見ていきたい。緊張感のあるなかで、質の高いSAMURAI BLUEと対戦できることは、チームの強化の上で非常に良い機会です。U-24の選手たちが我々のコンセプトをどう発揮できるか、どう互いに共有できるかにフォーカスして準備したいと考えています。
GK #23 谷晃生 選手(湘南ベルマーレ)
(招集された)GK4人で競い合って、最後の最後まで競争できていることは楽しいです。この代表活動期間中はもちろん、J1で試合に出ないとこの場に来ることはできなくなっているので、リーグ戦のプレーも見ています。そういうところで刺激し合いながら、成長して高め合っていけたらより良くなっていくと思います。(SAMURAI BLUEとの一戦は)やりたいと思ってできる試合ではないですし、こうやって急きょですが、決まったのは幸せなこと。楽しみです。勝負事なので、勝つためにみんなでやっていけたらと思います。
DF #20 旗手怜央 選手(川崎フロンターレ)
この試合は、聞いたときにすごくわくわくしました。日本を代表している選手相手に自分がどこまでできるのか、楽しみな一戦です。世界のレベルを感じられるという部分でもいい経験になります。3月のU-24アルゼンチン代表戦では、攻撃面で通用した部分はありましたが、個人的に守備面で差があると感じました。クラブに帰って、代表とポジションは違えど、守備での強度を意識してやっています。どのポジションでもやることはシンプルで、ゴールを守る、ゴールを決める、ということ。最終選考もありますが、クラブでやってきたことをやりつつ、チームに貢献したいです。
MF #7 三笘薫 選手(川崎フロンターレ)
ガーナ戦とジャマイカ戦がメインというのは変わらないので、そこに向けてもコンディションを維持していきたいです。この3試合で決まってくるので、目に見える結果を出したいです。オーバーエイジとの融合は確実に必要で、能力のある選手たちなので、負けないようにやりたい。なるべく高い位置でプレーして、ゴール前で特長を出し、ゴールやアシストをつけることが大事だと思っています。
MF #10 堂安律 選手(アルミニア・ビーレフェルト/ドイツ)
今シーズンは、変化を恐れず、色々な成長がしたいと一年間取り組むことができました。蘇った感覚は大きいですし、それを5大リーグで表現できたのは成長なのかなと思います。昨年はボールを持ったときに焦っている自分があって、それを変えるために色々なトレーニングをしました。相手をいなすプレーというか、遊び心がないと見ている人も楽しめないし、見ている人が楽しめないと自分も楽しくない。そう考えて、楽しんでプレーすることを忘れずにやりました。U-24日本代表でも、この一年自分が磨き上げた個人の打開力を表現できたらと思います。
SAMURAI BLUE 対 U-24日本代表
開催日時:2021年6月3日(木) 19:30 キックオフ(予定)
会場:北海道/札幌ドーム
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