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フットサル日本代表候補 最終日の紅白戦を終えて3日間のキャンプを締めくくる

2021年05月06日

フットサル日本代表候補 最終日の紅白戦を終えて3日間のキャンプを締めくくる

5月3日(月・祝)より茨城県でトレーニングキャンプを開始しているフットサル日本代表候補。2日目は午前と午後の2部トレーニングを実施しました。午前は戦術的なトレーニングを行ってから初日に続いて条件付きの紅白戦を行いました。今回のトレーニングキャンプは4月に行った長期キャンプに招集されていた選手で構成されているため、チーム戦術の理解度は高く、場面ごとのポジショニングなど細部を詰めていきます。午後はセットプレーの確認を中心にチームの核となる部分のすり合わせを行いました。フットサルの競技特性として再現性の高いプレーが多く、特にタッチラインを割った際に必ずキックインからリスタートするため、セットプレーの頻度がサッカーに比べて多くなります。そのため試合中、ブルーノ・ガルシア監督は場面ごとに数十種類のセットプレーの中から最適なものをピッチの選手に指示していくため、選手たちは全ての種類のセットプレーを頭に入れてプレーできることが必須となります。この日もチームのセットプレーをひとつずつ確認し、チーム全体としての磨き上げを行いました。

最終日はウォーミングアップ後、20分のプレーイングタイム方式で公式大会と同じ条件の紅白戦を行いました。両チームが3日間の集大成を披露すべく、前日に行ったセットプレーで相手を崩して得点を奪いに行くシーンが多く見られました。紅白戦は4-0で終了したものの最後のミーティングで吉川智貴キャプテンからは「最終的な点数ほど両チームの試合内容に差は無かったと思う。だからこそ得点シーンに直結した細かい部分の課題を互いに認識して、所属チームに戻ってからお互いがさらに成長してまた代表チームで再会しましょう。」とチーム全員に伝えられて解散となりました。

9月にリトアニアで開催されるFIFAフットサルワールドカップに向けて継続的な強化を図っていきます。

選手コメント

FP 星翔太 選手(名古屋オーシャンズ)
まずは今回もこの時期に合宿ができることに感謝しています。多くの方々、特に鹿島の方々の協力がなければ実現できていません。本当にありがとうございます。
今回の活動は、FIFAフットサルワールドカップ出場が決まって最初の合宿でした。ここまで関わった全ての選手、スタッフ、スポンサー様、多くの方々の力が合わさった結果が本大会の出場に繋がったと思っています。
合宿内ではチームとして本大会で勝つことを明確に意識しています。個人にフォーカスするだけでなく、どれだけ多くの人に想いや考えを伝染させていけるか、そういったことを意識しています。残り少ない準備期間で後悔ないようにできる全てを各活動で行なっていきます。

FP 仁部屋和弘 選手(バサジィ大分)
三日間と短期間でしたが、チームとして全てのトレーニングで高い強度と集中力を持って取り組めたと思います。さらに細かい部分の精度をあげ、ワールドカップに向けて個人、チーム共に前進していきたいと思います。

FP オリベイラ・アルトゥール 選手(名古屋オーシャンズ)
今回のトレーニングキャンプが2回目の招集となりとても光栄です。全選手がプレシーズン中でも自分たちのコンディションを上げて素晴らしいトレーニングキャンプが出来ました。チームに戻り、Fリーグの開幕戦までにしっかりハードワークを続けたいと思います。フットサル日本代表のサポーターの皆さんもワールドカップに向けて応援をよろしくお願いします。

FP 室田祐希 選手(エスポラーダ北海道)
コロナ禍の中で、たくさんの方々のご理解、ご協力のおかげで無事合宿を行うことができました。
ありがとうございます。ワールドカップの出場も決まり、これまで以上に選手同士で刺激し合いながら成長していかなければならないと思っています。自チームに戻っても代表合宿での強度を忘れずに積み重ねていきたいと思います。

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