AFC U23選手権タイ2020の開幕を目前に控え、U-23日本代表は1月6日(月)、試合会場のあるバンコク市内で午前中にトレーニングを行いました。

前日、初の実戦である練習試合を行った選手たちは、この日はジョギングやストレッチ、ボール回しなどで軽めの調整となりました。翌日の夕方からの練習まで時間を空け、試合に向けてコンディションを整えていきます。午後は、アジアサッカー連盟（AFC）主催によるチームアライバルミーティングに出席しました。大会運営担当者からの挨拶のあと、レフェリーアセッサーから競技規則に関する説明を受け、今大会採用されるビデオアシスタントレフェリー（VAR）を含めてチーム全体の認識を合わせました。

ここまでの5日間のトレーニングを経て、森保一監督は「選手たちはオリンピックチームを立ち上げてからの積み上げ、また今回のチームの積み上げを踏まえて、イメージを合わせること、勝ちにこだわることを考えながら取り組んでくれた」と振り返りました。11月のキリンチャレンジカップ2019・コロンビア戦の敗戦を受け、12月に長崎で行われたジャマイカ戦では選手たちがピッチ内外で互いの動きに関して密に話し合いを重ねました。そういった流れが続いているとし、「グループとして、改善していこうと選手たちもやってくれているし、AFC U23選手権も楽しみ」と話しています。

5日(日)にチームに合流し、この日初練習を行ったDF町田浩樹選手は、「一人一人がリーダーシップを持っているべきだし、後ろの選手が持つことも大事」とコメント。日本との寒暖差をものともせず、この日も溌剌とした動きを見せていました。

AFC U23選手権タイ2020は、1月8日(水)に開幕。SAMURAI BLUE（日本代表）元監督の西野朗監督率いる地元・タイが開幕戦でバーレーンと対戦します。日本は9日(木)20:15よりThammasat StadiumでU-23サウジアラビア代表との初戦を迎えます。

選手コメント

DF #3 渡辺剛選手（ＦＣ東京）
オフ明けで最初は身体が動かしづらかったですが、二部練習をやって、チーム全体でも動きが良くなっています。サウジアラビア戦に向けても良くなると思います。チームとして、まずはこの大会で優勝すること、ただここで優勝することで五輪に優勝するわけではないので満足しないこと、この二点を決めました。小島選手などと中心になって、選手全員が意見を出せるようなミーティングを重ねていきたいと思っています。ピッチ上では、自分のできることをまず出して、自分のプレーを出したいです。

MF #16 相馬勇紀選手（名古屋グランパス）
昨日のトレーニングマッチをやって、コンディションはかなり上がってきています。この大会で僕は優勝したいと思っていますし、それはチーム全員が同じ思い。そこに向けて一試合一試合しっかり戦っていけば自然とそうなっていくと思いますし、目の前のことをしっかり戦いたいです。個人としては攻撃の部分で数字にこだわって、攻守両面において対人の部分で負けないでやっていきたい。サウジアラビアはボールを持てて、個々が自分でプレーできるという印象です。まずは個人で負けないこと、そしてチームというのはプレーしていくうちに連携が良くなっていくので選手間の緻密さ、つながりの強さが必要になってくると思います。

FW #9 小川航基選手（ジュビロ磐田）
今日は身体が軽いなと感じました。いい具合に（コンディションが）上がってきています。E-1選手権でのハットトリックは、忘れた気持ちでいます。優勝できなかったこと、優勝に貢献できなかったことは忘れずにいます。この大会では各々がアピールしなければいけないという難しい感情がありますが、まずチームの優勝を考えれば自ずとアピールにつながる、と考えています。

スケジュール

※時間は現地時間です。
※スケジュールは都合により変更となる場合があります。

AFC U23選手権タイ2020

大会期間：2020/1/8(水)～2020/1/26(日)
会場：タイ／Thammasat Stadium、Rajamangala Stadium、Tinsulanon Stadium、Buriram Stadium

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