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ビーチサッカー日本代表、強豪タヒチにPK戦の末勝利! ~ビーチサッカー国際親善大会(9/27~29@兵庫/明石市大蔵海岸公園)~
2019年09月29日
日本ビーチサッカー史上初の3カ国での開催となったビーチサッカー国際親善大会は9月28日(土)、2日目を迎えました。天候にも恵まれた兵庫県明石市大蔵海岸公園には、900人を超える観客が訪れました。
日本代表は、11月21日(木)から行われるFIFAビーチサッカーワールドカップ パラグアイ2019の優勝候補の一角となっているタヒチ代表と対戦しました。
序盤はタヒチがキックオフ直後に2本の強烈なシュートを放つなど積極的に攻める展開となりましたが、先制点を奪ったのは日本代表でした。3分、茂怜羅オズ選手(#10)からゴールを背にしてパスを受けた大場崇晃選手(#7)が、ボールを受けると同時に反転し、2人の相手選手の寄せを振り切ってゴールを奪いました。12分には小牧正幸選手(#8)が落ち着いてフリーキックを決めましたが、タヒチ代表には3つのゴールを許してしまい、1点ビハインドで第1ピリオドを終えました。
第2ピリオドでは、17分にジャルベ・チャンカット選手(#8)にオーバーヘッドを決められましたが、GK宜野座寛也選手(#12)のファインセーブもあり、失点はそのゴールのみで抑えることができました。しかし、追加点を奪えません。第2ピリオドを終えた後のインターバルで、ラモス瑠偉監督から「こんなにたくさんのサポーターが応援してくれている前で、不甲斐ない試合を見せていいのか。もっと戦おう」と檄を飛ばされた日本代表は、奮い立ちます。第3ピリオドでは、無失点。さらに、32分に松尾那緒弥選手(#6)のシュート、そして試合時間残り1分となった35分にフリーキックを決めた奥山正憲選手(#11)のゴールで同点に並びました。
試合は3分間の延長戦に入りましたが、そこでも勝敗がつかず、PK方式で決着をつけることとなりました。PK戦では、日本が確実にゴールに納めていく中、タヒチの5人目のキッカーが枠を外し、日本が勝利しました。
激励に駆けつけていた田嶋幸三JFA会長は、ビーチサッカー日本代表がこの試合で粘り強く戦って勝利したことやアジア王者に返り咲くなど再び実力をつけてきていることを喜び、「ラモス監督の日の丸にかける熱い思いは、ビーチサッカーだけでなく日本サッカー協会に影響を与えてくれている。これからもバックアップしていきたい」と話しました。
ビーチサッカー日本代表は、29日(日)14時から、スペイン代表との試合に臨みます。この一戦は、JFA TVでライブ配信されます。
監督・選手コメント
ラモス瑠偉 ビーチサッカー日本代表監督
良いゲームになったと満足しています。とても良い雰囲気をつくってくれたファン、サポーターの皆さんに心から感謝しています。代表チームとして活動する機会が頻繁にあるわけではないので感覚を取り戻すのに少し時間がかかりましたが、チームとしてはとても一体感があります。コンビネーションがうまくいかないシーンもありましたが、勇気を持ってチャレンジしていく中で得られることがたくさんあるので、選手たちには自信を持ってどんどんトライしていってもらいたいと感じました。試合に勝つことも大事ですが、今回はたくさんの方にビーチサッカーの魅力を感じてもらい、日本代表が力をつけてきているということを知ってもらいたいです。
GK #12 宜野座寛也 選手(ヴィアティン三重BS)
ポルトガル遠征には、メンバー入りすることができませんでした。ワールドカップのメンバーはまだ決まっていませんので、絶対に自分も連れて行ってほしいという強い思いを持って、試合に臨みました。また、大勢の前でラモス監督に恥をかかせるわけにはいかないという気持ちもありました。開始直後に負傷して第2ピリオドまで一旦ピッチを離れましたが、ピッチに戻ってからは自分の気持ちと声でフィールドプレーヤーを奮い立たせることができればと思い、戦いました。攻守の切り替えなどで課題もありましたが、たくさんの方が声援を送ってくれたおかげで勝利することができました。感謝しています。
FP #7 大場崇晃 選手(レーヴェ横浜)
8月のポルトガル遠征では、厳しい結果が続いてしまいました。けれど、チームとしてその結果で肩を落としたままではなく、前を向いて戦うことで、タヒチ戦での勝利につながっていったのだろうと感じています。先制点を取れたことは良かったですが、その後は苦しい展開が続いてしまいました。試合の主導権を握らせてしまう時間が長くはなってしまい、それを試合中に修正することができませんでした。課題もまだあります。けれど、勝ち切ることができたことは、良かったと感じています。
FP #5 ナエア・ベネット タヒチ代表監督兼任選手
ワールドカップに向けて、この2日間を有意義なものにすることができました。システムを2-2から1-2-1に変更して試すこともできましたし、全員に出場のチャンスを与えることもできました。日本代表チームは、ワールドカップでの活躍も期待できるような、とても良いチームだと感じました。私たちもワールドカップに向け、この2日間でフィジカル面にもメンタル面にも課題があると感じたので改善し、強化していきます。
スケジュール
9月24日(火) | PM | トレーニング |
---|---|---|
9月25日(水) | AM/PM | トレーニング |
9月26日(木) | AM/PM | トレーニング |
9月27日(金) | TBC | 公式練習 |
7-8 | ビーチサッカータヒチ代表 vs. ビーチサッカースペイン代表 (明石市大蔵海岸公園) |
|
9月28日(土) | 4-4 (PK5-4) |
vs. ビーチサッカータヒチ代表戦(明石市大蔵海岸公園) |
9月29日(日) | 14:00 | vs. ビーチサッカースペイン代表戦(明石市大蔵海岸公園) |
※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更となる場合があります
国際親善大会
大会期間:2019/09/27(金)~2019/09/29(日)
会場:兵庫/兵庫県明石市大蔵海岸公園
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