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SAMURAI BLUE森保監督、「厳しい試合を覚悟して全力を尽くす」 ~FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選 ミャンマー代表戦~
2019年09月10日
SAMURAI BLUE(日本代表)は9月9日(月)、FIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選の初戦となるミャンマー代表戦を翌日に控えで、ヤンゴンのトゥウンナスタジアムで公式練習に臨み、森保一監督は悪天候が想定される中での試合へ「厳しい試合を覚悟して全力を尽くしたい」と語りました。
日本が7大会連続で出場を目指す2022年カタール大会へ、最初の一歩となるアジア2次予選初戦は、日本選手の状況判断や適応力が試される試合になりそうです。
雨季に入っているヤンゴンで7日からの始まった日本代表の練習は連日雨に見舞われ、この日は前日までの比較的短時間でのスコールとは違い、雨が降り続く中での最終調整となりました。
公開された冒頭15分の練習では、選手たちはランニングやストレッチ、アジリティを上げるステップワークを含めたトレーニングなどに取り組み、その後は非公開として戦術の確認を行いました。
日本ほど気温は高くないものの、選手たちには不慣れな足元が柔らかい中での試合が予想されることから、森保監督は「その現実の中で柔軟に臨機応変に適応して、自分たちの力を発揮できるように、全ての環境をしっかりと受け止めながらプレーしてほしい」と話し、先発についても、「コンディションの良い選手を起用したい」としています。
対戦相手については、「ミャンマーは育成年代でもワールドカップに出場して、アジアの中でも非常に力を付けている。組織だったプレーができる、手強いチーム」と警戒を怠りません。
ミャンマーのFIFAランキングは日本の33位に対して135位。今年1月のAFCアジアカップでレバノン代表を率いたモンテネグロ出身のミオドラグ・ラドゥロビッチ監督の下、今年4月から「2020年スズキカップ(東南アジア選手権)を目標に」(同監督)チームづくりを開始。6月にはアウェーでシンガポールに2-1で勝利しました。
5チームで戦う2次予選グループFでは、ミャンマーは9月5日(木)にアウェーでモンゴル代表に0-1で敗れ、この試合で警告の累積で退場となったMFマウン・マウン・ルウィン選手が出場できません。日本とは1994年アジア競技大会以来の顔合わせで、通算成績はビルマ時代を含めて日本の5勝5分2敗です。
森保監督は、「ミャンマーは今、アジアの中でも非常に力を付けている。組織だったプレーができる手強いチーム。アウェーで戦う難しさもある。厳しい試合を覚悟して全力を尽くす」としています。
この日の練習を終えたMF中島翔哉選手(FCポルト)は、公園などでプレーしていた経験から「グラウンドは気にしたことがない。滑ったり(ボールが)止まったりを利用できることもある」と話し、「体が自然と動いてくる部分と、しっかり頭を使ってやるところを両方やっていければ」と動じる様子はありません。
MF南野拓実選手(ザルツブルク)も「イレギュラーバウンドや1対1の場面で、常に最悪の状況を想定してプレーすることが重要」と話しています。
森保監督は、選手として臨んだ経験もあるワールドカップ予選のスタートに、「大きな目標となる大会、夢の大舞台への予選だが、1戦1戦勝利を目指して戦う。選手にはプレッシャーがかかると思うが、思い切って幸せな気持ちをもって楽しんでもらいたい」と話しました。
試合は9月10日(火)、現地時間18:50(日本時間21:20)キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
ミャンマーは非常に攻撃力のあるチームで、ボールを握りながら相手を崩すこともカウンターから素早い攻撃を仕掛けることもできます。我々はアウェーで戦う難しさもあり、厳しい試合になると覚悟して、我々の持っている力を全て出して戦いたい。以前の予選の経験を活かして、選手たちも今回の予選では、より油断や隙のない戦いをイメージしてくれていると思います。グラウンド状態が悪い中、その時の現実に応じて柔軟に臨機応変に適応してほしい。予選の厳しい戦いを経験すること全てが今後の成長につながるので、若い選手たちには試合の空気感や、試合に臨むまでの経験ある選手たちの振る舞いを学びながら成長していってほしいです。
GK #23 シュミット・ダニエル 選手(シントトロイデンVV)
負けられない試合が続くので、まずは勝てるようにチーム一丸となって戦いたいです。ピッチコンディションはGKにも相当やりにくいですし、フィールド選手はもっと厳しいと思います。うまくパワーの使い分けをしないといけない。相手もビルドアップは難しいと思うので、カウンターやセットプレーでの一発やロングボールもあると思います。相手のワンチャンスでの守備が大事になります。
DF #3 安西幸輝 選手(ポルティモネンセSC)
ワールドカップ予選は初めてですが、試合に出たら少しでもチームに貢献したいですし、明日は勝つことがすべてです。地面に足を取られたりするので、すごく難しいゲームになると思います。相手は一発のチャンスを狙ってくると思うので、不用意なファウルやボールロストでカウンターになると難しくなります。セーフティにやることが大事です。
MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
今まで経験したことがないようなタイプのピッチもありましたが、アジアのアウェーではそういうことも起こり得ます。言い訳にせず、勝点を獲っていきたい。こういうピッチ状況では、1対1で負けない、ゴール前で体を張るというサッカーの本質的なところをもう一度見つめ直してプレーすることが重要になると思います。予選の初戦なので勝利を最優先して戦いたいです。
MF #10 中島翔哉 選手(FCポルト)
日本代表にとってすごく大事な予選だと思いますが、どの試合でも全力で楽しんで、チームが勝てるようにプレーしていきたいです。ピッチは結構柔らかめですが、そんなに問題はないと思います。雨だからこそできるプレーもあると思うので、それを見つけていきたいです。
MF #20 板倉滉 選手(FCフローニンゲン)
練習からも普段は味わったことのない緊張感がありますし、日本代表を背負って絶対に負けられない戦いだと思います。心の準備はできているつもりなので、チャンスがきた時にしっかりと自分のプレーを発揮するだけです。ピッチ状況や試合の流れに応じて判断を速くプレーして、相手の良いところを潰して、リスク管理としてDF前のスペースを埋めることもやらないといけないと考えています。
ミオドラグ・ラドゥロビッチ ミャンマー代表監督
予選1戦目のモンゴル戦は相手に全ての要素で上回りながら、選手の退場もあって結果を出せませんでしたが、パフォーマンスは良かったです。2戦目で我々は日本という、世界のトップリーグでプレーする選手が揃い、アジアカップやワールドカップでの経験も豊富で、素晴らしいチームと対戦します。我々は2020年スズキカップ(東南アジア選手権)へ向けてチームづくりの最中で、ワールドカップやアジアカップの予選を戦うにはサッカーの要素全てを改善する必要がありますが、モンゴル戦のように最高のプレーをして、ポジティブな結果を得て我々のファンを喜ばせたいと思います。
スケジュール
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長友佑都 選手(ガラタサライSK/トルコ)インタビュー
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中島翔哉 選手(FCポルト/ポルトガル)インタビュー
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南野拓実 選手(ザルツブルク/オーストリア)インタビュー
2022FIFAワールドカップカタールアジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選
ミャンマー代表 対 SAMURAI BLUE(日本代表)
開催日時:2019年9月10日(火) 18:50キックオフ(予定)
会場:ヤンゴン(ミャンマー)/ Thuwunna Stadium
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