宮城県のユアテックスタジアム仙台で開催中の「U-16 インターナショナルドリームカップ2019 JAPAN presented by 朝日新聞」に出場している日本、ルーマニア、ナイジェリア、メキシコのU-16代表チームは6月15日(土)、仙台市内で東日本大震災の被災地を見学し、その後、日本文化の体験プログラムに参加しました。

チームはまず初めに、津波による大きな被害があった仙台市若林区荒浜の「仙台市立荒浜小学校」を訪れました。現在は廃校となった同校は、震災時に津波が4階建ての校舎の2階まで押し寄せ、天井や床には当時の爪痕が今もそのままに残されています。どのチームの選手たちも神妙な面持ちで震災時の写真や映像を眺め、ガイドの説明に耳を傾けました。
その後、選手たちは市内の聖和学園高校に移動し、書道と折り紙の日本文化を体験。聖和学園高校の生徒たち、書道・折り紙の先生方、日本の選手たちによるサポートを受けながら、各国の選手たちは各々が作品を仕上げました。選手同士だけではなく、地元の高校生とも英語やジェスチャーでコミュニケーションを取り合い、国境を越えた交流を深めるひとときとなりました。

「U-16 インターナショナルドリームカップ2019 JAPAN presented by 朝日新聞」はいよいよ16日(日)に最終日を迎えます。11:30にU-16ルーマニア代表 対 U-16ナイジェリア代表、14:30にU-16日本代表 対 U-16メキシコ代表の試合がキックオフ予定です。いずれの試合も入場無料です。

選手コメント

MF ＃14 山根陸 選手（U-16日本代表/横浜F・マリノスユース）
昨年もこの大会に参加しているので、荒浜小学校を訪れるのは2回目です。他の国の選手たちは、日本で大きな震災があったことも知らなかったと思います。（地元・宮城の皆さんに向けて）一番いいのは自分たちが全力を出し切ること。そういった中でさらに勝利という結果がついてくればさらに良いかと思っています。

MF ＃7 ロブレス・バルガス・フアン・エドゥアルド 選手（U-16メキシコ代表）
とても印象深い経験ができました。（荒浜小学校の見学で）日本の強さを感じました。もし、自分たちの身に同じようなことが起きたときのためにしっかり備えたいと思いました。今回の色々な経験を通じて、この先、自分に大変なことがあっても乗り越える力を身につけられることができるような気がしています。

FW ＃17 チデラ・エジオフォル 選手（U-16ナイジェリア代表）
日本も含めて、他の国の人たちとここ（荒浜小学校）に来れたことに意味があると思っています。これからもこういった機会があればいいなと思います。昨日は日本に負けてしまって悔しい思いをしましたが、明日は優勝を狙う力強いプレーをして、勝利を目指したいです。

DF ＃4 ロベルト・ルング 選手（U-16ルーマニア代表）
日本は初めて来ましたが、とても美しい国で、滞在を楽しんでいます。書道や折り紙を教えてくれたことも含め、ホテルの人や荒浜小学校でガイドをしてくれた方々など、皆さんがとても親切で非常に感謝しています。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

U-16 INTERNATIONAL DREAM CUP 2019 JAPAN presented by 朝日新聞

大会期間：2019/06/12(水)～2019/06/16(日)
会場：宮城／ユアテックスタジアム仙台

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