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SAMURAI BLUE、ウズベキスタン戦勝利で1位突破で16強入り~AFCアジアカップUAE2019(1/5~2/1)~
2019年01月18日
SAMURAI BLUE(日本代表)は1月17日(木)、AFCアジアカップ2019 UAEのグループステージ最終戦でウズベキスタンとアルアインのハリファ・ビン・ザイードスタジアムにて対戦し、FW武藤嘉紀選手(ニューカッスル・ユナイテッド)とDF塩谷司選手(アルアイン)のゴールで2-1の逆転勝ちを収め、3戦全勝でグループFを首位で突破してラウンド16へ駒を進めました。
すでにグループステージ突破が決まったチーム同士の対戦で、日本は勝てば得失点差で首位に立っていたウズベキスタンを勝点で上回り、1位突破が決まります。
「日本の総合力を示して勝ちたい」と話していた森保一監督は、4日前のオマーンとの第2戦の先発からFW北川航也選手(清水エスパルス)以外の全選手を入れ替え、MF乾貴士選手(レアル・ベティス)やDF室屋成選手(FC東京)、GKシュミット・ダニエル選手(ベガルタ仙台)ら今大会初出場の7人を含めたフレッシュな布陣を編成。当地が所属クラブのホームでもある塩谷選手を広島時代の同僚のMF青山敏弘選手(サンフレッチェ広島)とボランチで組ませ、前線には武藤選手と北川選手を配しました。
「試合中にお互いのフィーリングを合わせていってほしい」という指揮官の願いどおりに、チームは試合が進むにつれて、徐々に息の合ったプレーを見せるようになり、右サイドをMF伊東純也選手(柏レイソル)が仕掛ける展開が増えます。
前半19分には左クロスにゴール前で北川選手が飛び込み、こぼれ球に乾選手が反応してシュート。また、35分には塩谷選手からパスを受けた北川選手が素早く反転して左足を振り、決定的な場面を作り出します。
しかし、ウズベキスタンもトルクメニスタンとの第2戦から先発5人を入れ替えて、昨年のAFC U-23選手権準々決勝で日本に4-0で勝利した試合でも活躍したMFヤヴォヒル・シジコフ選手やMFドストンベク・ハムダモフ選手らを中心に鋭いカウンター攻撃を仕掛けます。16分にはハムダモフ選手から、2戦で3得点のFWエルドル・ショムロドフ選手につないで日本ゴールに迫ります。
40分、プレスに行った日本選手をハムダモフ選手がかわして前線へパスを送り、これを受けたショムロドフ選手が右サイドをドリブルで持ち上がり、ペナルティエリアに切り込んでウズベキスタンが先制しました。
日本は失点を許したものの、すぐに反応して3分後に同点にします。右サイドで室屋選手が粘って相手を交わしてクロスを上げると、ゴール前で相手DFの間を突いた武藤選手がヘディングで合わせてゴールネットを揺らしました。
1-1で折り返すと、日本は後半の立ち上がりから立て続けに相手ゴールに迫る場面を作ります。54分に伊東選手が右サイドをドリブルで攻め込んで右足を振り抜き、56分には再び伊東選手の崩しからボールを得た武藤選手がシュートを放ち、その直後には乾選手が左サイドから持ち込んで相手ゴールを脅かします。
均衡を破るゴールはそれから間もなくでした。日本は58分、右サイドの室屋選手が送ったロングボールをゴール前で相手DFがクリアしますが、こぼれ球に塩谷選手が反応してミドルレンジから左足を振り抜き、2-1としました。
1位突破をあきらめないウズベキスタンはボールをつないでチャンスを探り、選手交代で活路を見出そうとしますが、シュートを打つまでには至りません。
日本もMF原口元気選手(ハノーファー96)やMF遠藤航選手(シントトロイデンVV)、さらにDF冨安健洋選手(シントトロイデンVV)を投入して主導権を維持します。86分にDFダブロン・ハシモフ選手にシュートを打たれますが、GKシュミット選手が好セーブでゴールを死守。日本は2-1の逆転勝利で試合を終えました。
ノックアウトステージ初戦となるラウンド16では、グループE 2位のサウジアラビアと1月21日(月)にシャルジャにて対戦します。
選手・監督コメント
SAMURAI BLUE(日本代表) 森保一 監督
グループステージを全勝で1位突破してノックアウトステージに行くというチームの目標を、選手たちが結果で示してくれました。非常に厳しい、難しい試合でしたが、チーム総力戦でこの大会を戦っていくことを、今日の試合で示して勝利しようと強い志を持って戦ってくれて、勝ってノックアウトステージへつなげることができて良かったです。選手たちが、うまく行かない時間帯があってもやり続け、1点獲られても下を向かずに気持ちを切り替えてやってくれました。継続してプレーしてくれたことで、同点、後半の逆転につながったと思います。また、フィットネスは確実に上がってきていると思います。チームのコンディションや試合勘の面でも、今後さらに続く厳しい戦いに向けて、いい試合になりました。次も非常に強い相手と戦うことを覚悟して、いい準備をして臨みたいと思います。
DF #3 室屋成 選手(FC東京)
負けるわけにはいかなかったですし、メンバーを替えた中で「絶対に勝ってやる」という気持ちがあって、それが実現できてうれしいです。苦しい試合でしたが、全員が最後まで集中を切らさずにやった結果、1位でノックアウトステージに進めることをうれしく思います。武藤選手へのクロスは、1回ボールを下げた時に相手のサイドバックが喰いついてきたので、このタイミングなら前にボール出したらいけるなと。GKにキャッチされないぐらいのふわりとしたボールを、スペースに蹴り込むイメージでした。自分たちが力になれることを示したゲームだと思います。
DF #18 塩谷司 選手(アルアイン)
ゴールが決まって頭が真っ白になりました。ボランチだったので、チャンスがあればミドルシュートを打ちたいと思っていたので、自分の良さを1つ出せたのではないかと思います。相手を潰すことやセカンドボールを意識してプレーしました。青山選手が、自分がやりやすいようにやってくれたので、試合を通してやりやすかったですし、楽しかったです。自分たちもやれることを示さなくてはいけない試合でした。自分にとって忘れられない一日になりました。
MF #17 青山敏弘 選手(サンフレッチェ広島)
2戦目でグループステージ突破を勝ち取ってくれた勢いを、今日の試合に出させてもらいました。失点はしましたが、みんなで獲り返せたのは大きいですし、勝ちに持っていけたのは自信になります。チームとして機能し始めて、みんなが連動して(試合を)つくっていけました。その中でもみんなが個々の力を出してくれて、組織としてもいいものを出せたと思います。塩谷選手もよく助けてくれて、僕にとっては大きかったです。
FW #13 武藤嘉紀 選手(ニューカッスル・ユナイテッド)
得点場面は、北川選手がニアでつぶれてくれて、室屋選手からドンピシャで素晴らしいボールが来たので決めるだけでした。本当に長らくお待たせしましたという感じですし、自分自身、吹っ切れた部分もあるので、このゴールは大きいと思います。点を獲れない時期が長く続いて悩んだ時期もあったのですが、今日の試合前に原口選手から「お前らしさを出せば決まるから」という言葉をもらって、すごく後押しになりましたし、本当にうれしかったです。
エクトル・クーベル ウズベキスタン監督
この結果は残念ですが、拮抗した試合でしたし、我々のパフォーマンスには満足しています。選手たちはすべてを出して最後まで戦ってくれました。日本は俊敏性があり、プレスも速くてうまかった。我々は多くのチャンスを作りましたがゴールに結びつけることができず、試合終盤にも非常に良いチャンスがありましたが、日本のGKが素晴らしいセーブをしました。この負けが今後の戦いに影響することはありません。しっかり振り返って、我々のプレーを向上させたいと思います。
スケジュール
AFCアジアカップUAE2019
大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)
ノックアウトステージ ラウンド16:
2019/1/21(月) 20:00キックオフ(日本時間)
vs サウジアラビア代表
地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定
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