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SAMURAI BLUE、練習試合で国内合宿を終了~AFCアジアカップUAE2019(1/5~2/1)~
2018年12月31日
年明け1月5日(土)にアラブ首長国連邦で開幕するAFCアジアカップUAE2019へ向けて調整中のSAMURAI BLUE(日本代表)は12月30日(日)、千葉県内で流通経済大学と練習試合を行い2-0で勝利を収め、国内合宿を終了しました。
冷たい北風が吹く厳しい寒さにもかかわらず、入場規制がかかるほど多くのファンが駆けつけた中で行われた試合は、35分ハーフで実施しました。
SAMURAI BLUEは前後半ともにトレーニングパートナーを加えたチーム編成。前半は、MF柴崎岳(ヘタフェCF)やMF伊東純也選手(柏レイソル)、FWに入った南野拓実選手(ザルツブルク)らが積極的に仕掛けて動きを作ります。
前半11分に南野選手からMF三笘薫選手(筑波大学)とつないでDF佐々木翔選手(サンフレッチェ広島)が左サイドをえぐってゴール前へ折り返すと、これを受けた伊東選手が相手DFをかわしてゴール右へ決めて、先制しました。
その後も、右サイドで伊東選手が崩して逆サイドへ出したクロスを三笘選手が受けてクロスバーを叩くなど、相手ゴールに迫り、29分には再び左サイドの崩しから佐々木選手のパスを受けた三笘選手が内へ切り込んで右足を振り抜き、追加点を決めました。
後半はメンバーを大幅に入れ替えて臨み、FW北川航也選手(清水エスパルス)とFW旗手怜央選手(順天堂大学)が相手DFの裏を突く動きを見せ、カウンター攻撃からMF堂安律選手(FCフローニンゲン)が切り込んでゴール前に顔を出したMF原口元気選手(ハノーファー96)へパスを送り、相手ゴールを脅かす場面を作るなど、何度かチャンスを作りましたが得点には至らず。2-0で終了しました。
日本代表の森保一監督は、「ボール感覚やフィジカルコンディションを上げていかなくてはいけないところが見受けられたが、その中で選手たちは今できること、いいトライをしてくれた」と話しました。
なお、この日チームに合流したDF冨安健洋選手とMF遠藤航選手(いずれもシントトロイデンVV)と、右臀部の打撲で大事をとって別メニュー調整のFW大迫勇也選手(ベルダー・ブレーメン)は試合には参加しませんでした。チームのウォームアップ時にも冨安選手と遠藤選手はジョギングやパス交換などで体をほぐし、大迫選手はジョギングにダッシュ走などボールを使わずに調整しました。
これで5日間行われた国内合宿を終了してチームは一時解散。年明け1月2日(水)に集合してUAEへ出発し、3日(木)から現地で調整を始めます。現地では所属クラブのスケジュールの都合で合流が遅れているDF吉田麻也選手(サウサンプトン)、MF中島翔哉(ポルティモネンセSC)、FW武藤嘉紀選手(ニューカッスル・ユナイテッド)の3選手が合流します。
DF長友佑都選手(ガラタサライSK)は「向こう(UAE)に行って、海外組はコンディション調整して、国内組は負荷のかかる練習でもっとコンディションを上げていかないといけない」と提言。「アジアカップは独特の雰囲気がある。70~80%で行っても勝てるだろうという気持ちで臨むと足元をすくわれる」と話し、気持ちの引き締めを求めていました。
大会は24チームが参加して1月5日(土)にアブダビで開幕し、2月1日(金)の決勝まで4都市で開催。2大会ぶり5度目の優勝を目指す日本はグループFで1月9日(水)にトルクメニスタン、13日(日)にオマーン(いずれもアブダビ)、17日(木)にウズベキスタン(アルアイン)と対戦します。各グループ上位2チームと3位の中から上位4チームがノックアウトステージへ進出します。日本は1992年、2000年、2004年、2011年大会で優勝しています。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
トレーニングパートナーも加えたチームで、国内組は試合から2、3週間離れている選手がほとんどで欧州組はシーズン途中と、いろいろなばらつきがある中で、選手たちは試合を通して一緒にやっていく姿勢を見せてくれました。ミスが起こっても続けながらやってくれたのは、良かったと思います。現地では、さらに個々のフィジカルコンディションを上げて、チームとしての連携連動を高めていくことをやっていきたい。固定した11人だけで7試合を戦えるとは思っていません。チームとしてコンディションを上げながら1試合1試合、成長しながら戦っていきたいですし、総力戦で戦って初めて優勝を手にできると思うので、選手全員がチーム一丸となって戦い、そこに個の成長がなければならないと考えています。
DF #2 三浦弦太 選手(ガンバ大阪)
いい合宿になったと思いますし、しっかりとここで休みを挟んでUAEに行く準備をしたいです。向こうではようやく全員が揃うので、サッカーのところでもサッカー以外のところでもしっかりコミュニケーションを取って、チームとして一体感を持って、大会へ臨んでいきたいと思います。
DF #5 長友佑都 選手(ガラタサライSK)
僕は3日間でしたが、コミュニケーションを取れてコンディションを上げる意味では良かったです。国内組はもう少し追い込んでも良かったかもしれません。体のキレを含めて、みんなまだ戻っていないと感じました。アジアカップの独特の雰囲気や難しさは経験した者にしかわかりません。70、80%で勝てるだろうという気持ちで臨むと足元を掬われます。2011年の時も足元を掬われかけて、今回当時と似ているので、気を付けないといけません。
DF #20 槙野智章 選手(浦和レッズ)
実戦から離れていた選手も多かったので難しい部分はありましたし、海外組は試合をやっていて、コンディションのばらつきがあったので、とにかく国内合宿最後のゲームとしてしっかりといい形で終えたいというところを意識してプレーしました。ミスがあるなかでも今、自分にできる最大限のパフォーマンスを出すところを求められましたが、それはできたと思います。
MF #14 伊東純也 選手(柏レイソル)
勝負なので勝たなくてはなりません。そのために得点できてよかったと思います。最初はダイレクトで打とうと思ったのですが、DFが見えたので、切り替えてそのまま打ちました。周囲との連携はみんな久々でコンディションも万全ではない中で、話をしながら最低限はできたと思います。
MF #21 堂安律 選手(FCフローニンゲン)
コンディションのところで攻守にずっと関わっていることは意識していましたし、肺活量も上がっていたので、いい35分間だったと思いますが、もっと質のところを上げていかないといけません。向こうではピッチも緩くてヨーロッパに似ていて、やりやすい環境になるのではと予想しています。公式球がオランダのリーグ戦の使用球に似ているので、違和感なくできました。
MF 三笘薫 選手(筑波大学/トレーニングパートナー)
自分の自己管理を含めてもっとプロフェッショナルにならないといけないと感じました。南野選手からは「海外で評価されるのはゴール前。そこにこだわってやっていけ」と言われましたし、合宿の食事会場でも、みなさん賑やかで、コミュニケーションを取っている姿が印象的でした。監督が五輪代表と兼任されていて、1つ1つのプレーにこだわっていけばA代表入りも見えてくると思うので、しっかりとこだわってやっていきたいです。
スケジュール
-
守田英正 選手(川崎フロンターレ)インタビュー
-
堂安律 選手(FCフローニンゲン/オランダ)インタビュー
AFCアジアカップUAE2019
大会期間:2019/1/5(土)~2019/2/1(金)
グループステージ:
2019/1/9(水) 20:00キックオフ(日本時間)
vs トルクメニスタン代表
2019/1/13(日) 22:30キックオフ(日本時間)
vs オマーン代表
2019/1/17(木) 22:30キックオフ(日本時間)
vs ウズベキスタン代表
地上波放送:テレビ朝日系列にて生中継 予定
BS放送:NHKBS1にて生中継 予定
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