なでしこジャパンは13日(月)、第18回アジア競技大会（2018/ジャカルタ・パレンバン）に出場するために集合し、ジャカルタを経由して開催地のパレンバンに入りました。空港や街中のいたるところに大会ロゴやマスコットの装飾が施され、ボランティアスタッフは皆笑顔で出迎えてくれるなど、パレンバンはいよいよ始まるアジアの祭典を前に歓迎ムード一色です。

翌14日(火)から本格的に活動を始めたなでしこジャパンは、2日後の16日(木)に迎えるタイ女子代表との初戦に向け、午前は移動で硬くなった体をほぐす程度に軽いエクササイズで汗をかくと、夕方に本格的にトレーニングを行いました。日も沈み気温も下がった19:00からのトレーニングでは、パス＆コントロールなどの基礎的なメニューで日本とは違う芝生を確認しながら、攻守グループに分かれて約束事の確認や理解の共通化をはかり、最後はゴールを4つ置いた形の9対9のゲーム形式で締めました。

見事1-0で初戦勝利を収めたU-21日本代表に続いて、良いスタートが切れるよう、チーム一丸となって16日(木)のタイ女子代表戦に臨みます。

監督・選手コメント

なでしこジャパン（日本女子代表）高倉麻子 監督
アジア競技大会はFIFAやAFCの大会とは雰囲気が違います。選手も18人ということで、五輪もそうなることを考えるとチームとしていい経験になります。人数が少ない分、選手には色々な役割を要求していくことになるでしょう。この大会で金メダルを取れるように、成長した力、あるいは新しい力を示してくれる選手が出てきてくれることに期待しています。チームとしての方向性は合致してきていて、状態がいいときは結果を残せるようになってきました。状況や状態が良くないとき、あるいは悪いときでも、それなりに戦える力をつけていきたいと思っています。

DF #2 清水梨紗 選手（日テレ・ベレーザ）
インドネシアの選手村に到着して、たくさんの現地の方が自分達のために一生懸命働いてくれていることを知りました。そうしたサポートに感謝しながら優勝という目標に向かっていくという強い気持ちになりました。現地で最初のトレーニングを行い、暑さやグラウンド状態などはいつもと違う環境でのトレーニングでしたが、チーム全体でいい集中力の中でできたと思います。タイ戦は大会初戦で、ここで勝利できればいい流れを作ることが出来る大事な試合だと思うので、チーム全員で戦いたいです。

MF #12 増矢理花 選手（INAC神戸レオネッサ）
無事にインドネシアに到着しました。日本より気温も湿度も高くはないので過ごしやすいです。食事の面などでは少し苦労する面もありますが、少しずつ慣れていきたいと思います。練習は、午前は軽くボールを使って基礎練習などをして、午後はしっかりトレーニングしました。チームの雰囲気はとても良く、初戦に向けて良い準備が出来ていると思います。チームとして優勝を目指している中で、まず初戦を勝利することが大事になると思います！目の前の一戦に全力を出せる様に良い準備をして必ず勝ちたいと思います。

スケジュール

※時間はすべて現地時間。（ ）内は日本時間。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

第18回アジア競技大会（2018/ジャカルタ・パレンバン）

大会期間：2018/8/18(土)～2018/9/2(日)

【女子】グループステージ
第1戦　8月16日(木) 20:30[日本時間] vs タイ女子代表
第2戦　8月21日(火) 17:00[日本時間] vs ベトナム女子代表

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