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【ワールドカップヒストリー#第9回】「2006FIFAワールドカップ ドイツ」第2戦 vs クロアチア
2018年06月05日
いよいよ始まる「2018FIFAワールドカップ ロシア」。6月19日に初戦となるコロンビア戦(日本時間21時キックオフ)を迎えるSAMURAI BLUEは、悲願のFIFAワールドカップ初出場から今年で20年―。
そこで「ワールドカップヒストリー」と題して、SAMURAI BLUEの過去のFIFAワールドカップでの戦いをプレイバック。第9回は2006年ドイツ大会のクロアチア戦を振り返ります。
記録
2006.6.18 ニュルンベルク
グループステージ第2戦
日本 0-0 クロアチア
[監督]
ジーコ
[出場選手]
GK 23 川口能活(磐田)、FP 21 加地亮(G大阪)、5 宮本恒靖(G大阪)、22 中澤佑二(横浜FM)、14 三都主アレサンドロ(浦和)、8 小笠原満男(鹿島)、15 福西崇史(磐田)→46' 17 稲本潤一(ウエスト・ブロミッチ・アルビオン)、7 中田英寿(ボルトン・ワンダラーズ)、10 中村俊輔(セルティック)、13 柳沢敦(鹿島)→61' 20 玉田圭司(名古屋)、9 高原直泰(ハンブルガーSV)→85' 16 大黒将志(グルノーブル)
[控え選手]
GK 12 土肥洋一(F東京)、1 楢崎正剛(名古屋)、FP 4 遠藤保仁(G大阪)、6 中田浩二(バーゼル)、3 駒野友一(広島)、11 巻誠一郎(千葉)、18 小野伸二(浦和)、19 坪井慶介(浦和)、2 茂庭照幸(F東京)
マッチレポート
第1戦のオーストラリア代表戦を落としていた日本は、早くも苦しい状況に追い込まれていました。第2戦の相手はクロアチア代表。8年前にもグループステージで対戦した相手は、同じく初戦でブラジル代表に敗れており、後のないチーム同士の一戦となりました。
日本はオーストラリア戦の3-5-2から4-4-2にフォーメーションを変更。右サイドバックの加地亮選手とMFの小笠原満男選手が今大会初出場となりました。
立ち上がりから日本は積極的な守備で、クロアチアのパスワークを寸断。ボールを奪えば素早く攻撃に切り替え、相手ゴールに迫っていきます。ところが21分、宮本恒靖選手がエリア内で相手を倒してPKを献上。先制点が欲しかった日本にとっては痛恨のファウルとなってしまいました。
しかし、ここで魅せたのがGKの川口能活選手でした。相手のキッカー、ダリヨ・スルナ選手のキックを見事にストップし、この窮地を脱したのです。
このビッグセーブで流れを変えたい日本でしたが、なかなか決定的なチャンスを生み出せません。36分には中田英寿選手の強烈なミドルシュートがゴールを襲うも、GKの好セーブに阻まれてしまいます。
0-0で迎えた後半立ち上がりに、この日最大のビッグチャンスが訪れます。巧みな連係で右サイドを崩すと、ゴール前に絶好のパスが通ります。しかし、エリア内で待ち受けていた柳沢敦選手のシュートは枠を捉えきれず、先制点を奪うことはできませんでした。
その後、日本は玉田圭司選手や大黒将志選手を投入し、攻撃の活性化を図るものの、クロアチアの身体を張った守備に阻まれ、最後までゴールを奪うことができません。結局、試合はスコアレスドローで終了。勝点1を確保したものの、グループ最下位のまま、最終戦のブラジル代表戦に臨むこととなりました。
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