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U-19日本代表候補 大阪トレーニングキャンプを紅白戦で締めくくる!
2018年06月02日
トレーニングキャンプ4日目の31日(木)、前日の大学選抜との試合で多くの選手がフル出場したので、リカバリー中心の一日となりました。午前中には、1試合目と2試合目のメンバーで分かれてトレーニングマッチの映像を確認。それぞれのチームで良かった点、課題を選手たちで分析し、全員の前で解説するミーティング時間を作りました。両チームともに、短い時間でポイントを良くおさえた発表となり、選手全員が意見を言い合って、影山雅永監督が常日頃から大事にしているチーム内でのコミュニケーション力を高める場となりました。
午後はコーン4つを使った鬼ごっこと、ボールを使った5対2の鳥かごで体を温めると、最後は守備陣と攻撃陣が分かれてトレーニングを行いました。守備陣はビルドアップにおけるボールの動かし方の確認を行い、その後クロスからヘディングシュート。攻撃陣はサイドの崩し、前線の崩しを意識して臨みました。サイドのカットインからのシュート、オーバーラップを使ったクロス、フォワードのダイアゴンラン、ニアとファーのポケット攻略など、多くの崩しのバリエーションを実践しながら確認しました。夜には、中川創選手の誕生日をチームで祝いました。週末に公式戦が控えていることもあり、一部の選手はこの時点で所属チームに戻りました。
キャンプ最終日の1日(金)は20名となった選手で最後のトレーニングを行いました。ウォーミングアップを兼ねて3対3対3を行い、その後は10対8、最後には10分ハーフの10対10の紅白戦で活動を締めくくりました。全員が真剣勝負にこだわり、最後のアピールを必死に見せていました。今回は31名という非常に多いメンバーが招集されましたが、選手たちは個々の長所を存分に発揮し、チームとして有意義な遠征となりました。チームの競争力は確実に増しています。AFC U-19選手権インドネシア2018に向けて、今後もU-19日本代表は海外遠征を通してチームを強化していきます。次は、6月中旬にU-18日本代表がポルトガルに遠征し、第24回U18リスボン国際トーナメントに参加。U-19日本代表は6月中旬から、2018FIFAワールドカップロシアに出場するSAMURAI BLUE(日本代表)のトレーニングパートナーとしてロシアに遠征予定です。
監督・選手コメント
影山雅永 U-19日本代表監督
総勢31名で5日間行ったこのトレーニングキャンプは、2018年に行う唯一の国内キャンプであり、大枠では実質最後のトレーニングキャンプと言えます。10月に行われるAFC U-19選手権インドネシア2018までの活動機会を考えると、選抜キャンプとしての意味合いだけでは足りず、チーム力を向上させる機会にしたいことから、キャンプの目的を「競争と向上」という両取りで設定しました。
内容はコンセプト、プレーモデル、ビルドアップとゴールに向かう攻撃の考え方などをそれぞれ映像ミーティングで確認し、トレーニングで表現。3日目には、同年代の学生選抜とのトレーニングマッチを2試合行い、強い強度の中でのパフォーマンスを求めました。さらに翌日は各チームで成果と課題について映像を見ながら洗い出すという忙しいスケジュールでしたが、選手たちは非常に意識高く取り組んでくれたと思います。
U-19日本代表は今月、2018FIFAワールドカップロシアに帯同し、SAMURAI BLUE(日本代表)のサポートをするという素晴らしい機会をいただきました。将来自分たちが行きたい場所で戦うチーム、選手を間近で見ることは大きな刺激です。他のトレーニングマッチも含めて我々の成長に繋げ、AFC U-19選手権で朝鮮民主主義人民共和国、タイ、イラクと強豪が揃った厳しいグループを勝ち抜いてFIFA U-20ワールドカップポーランド2019の出場権を得るために、残り少ない準備期間をしっかり過ごしたいと思います。今回のトレーニングキャンプにおいて、J-GREEN堺、ドリームキャンプ、大学サッカー連盟、各所属チーム、その他関係者の皆様には大変お世話になりました。深く感謝いたします。
猿田遥己 選手(柏レイソル)
今回のトレーニングキャンプは、久々に招集されたこともあり、とても楽しみな気持ちでいっぱいでした。GKが5人ということで、毎日が刺激的でしたし、チームメートのいろいろな部分を盗みつつ、自分のプレーに活かせるよう心がけました。トレーニングや試合を終えて、足りないところ、上手くできたところを高橋範夫GKコーチとコミュニケーションを取りながら、自分で分析することができました。所属チームに戻っても、影山監督からアドバイスをもらった通り、得た課題を忘れてしまっては成長はないので、今後のトレーニングで改善し、あらたなことを吸収してまた日本代表に選出されるように頑張ります。
平川怜 選手(FC東京)
久々の代表活動でしたが、U-19日本代表に招集されて良かったです。多くの選手たちとトレーニングができて、とても刺激になりました。まだまだやることは多いなと思いますし、短い期間でしたが、このチームのやり方、基準を知ることができたので良かったです。FIFA U-17ワールドカップインド2017で敗退したことは今でも悔しいですが、また世界を意識してトレーニングを積み重ねたいです。所属チームでも、常に代表を意識しながらトレーニングしていきたいです。
宮本駿晃 選手(柏レイソル)
久々に日本代表に招集されて素直に嬉しかったですし、どんどんアピールできるように頑張ろうと思いました。このチームのトレーニングは、楽しむ時は楽しむ、厳しくやる時は厳しくやるなどメリハリがあって、すごく良い緊張感の中でできました。試合は多くの選手とコミュニケーションを取りながら連携を高めていけて、内容的にも良かったと思います。もちろん課題も多いので、遠征を終えて出た課題を所属チームに持ち帰って誰よりも頑張り、日々のトレーニングを大切にして、所属チームでの活躍をスタッフに見てもらい、また代表に戻ってこられるように頑張ります。
スケジュール
5月28日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
5月29日(火) | AM/PM | トレーニング |
5月30日(水) | AM | トレーニング |
3-1 | 練習試合 vs 大学選抜 (J-GREEN堺) | |
2-0 | 練習試合 vs 大学選抜 (J-GREEN堺) | |
5月31日(木) | AM/PM | トレーニング |
6月1日(金) | AM | トレーニング |
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※Jリーグ公式戦出場のため一部選手の参加スケジュールが変更となる可能性があります。
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