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SAMURAI BLUE西野監督、全選手合流で結束を訴える
2018年05月26日
SAMURAI BLUE(日本代表)は5月25日(金)、キリンチャレンジカップ2018ガーナ代表戦へ向けた合宿5日目を迎えて全選手が揃い、先月就任した西野朗監督は来月開幕するFIFAワールドカップロシア大会を念頭に、結束して戦うことを訴えました。
所属クラブの試合の都合で合流が遅れていた長谷部誠選手(アイントラハト・フランクフルト)、酒井宏樹選手(オリンピック・マルセイユ)、長友佑都選手(ガラタサライ)、GK川島永嗣選手(FCメス)の4選手が到着して、負傷離脱を余儀なくされた青山敏弘選手(サンフレッチェ広島)を除いた26人全員が揃いました。
練習前のホテルでのミーティングに続いて、練習冒頭にもピッチ中央に集まった選手たちに、西野監督が「時間がないなかで、結束した力を出さないと戦えないし、それが日本チームの良さでもある。結集した力を短期間で作っていく」と話しかけました。
この日合流した4選手は、持久力走などの軽めのメニューで汗を流した一方、前日までに練習を開始していたメンバーは、ビルドアップからシュートまでの動きの確認や、シュート練習などに取り組みました。リラクゼーションを考えたメニューでは、選手たちは和やかな雰囲気の中で笑顔も見せていました。
怪我を抱えている岡崎慎司選手(レスター・シティ)はこの日はグラウンドに姿を見せずにホテルでの別調整でしたが、右太ももの負傷から回復を図っている乾貴士選手(SDエイバル)は、前日からさらにランニングのスピードがアップし、サイドステップやボールを使ったトレーニングなどを順調に消化。ランニング中には見学に訪れたスタンドのファンから声がかかると、笑顔で手を振って声援に応えていました。
負傷者が多い状況に、西野監督は「予想以上に状態が整っていない」としながらも、「岡崎も乾も回復はいい。最後で間に合う可能性がある」として、現時点での選手の再招集の可能性を否定しました。
ここまでコンディショニング中心の練習が続いてきましたが、全選手が揃ったことで、26日(土)からはいよいよ練習は本格化します。
西野監督はチームの戦い方について、「今までやってきたことで継承できることはたくさんある。やること、やれることを選手にシンプルに伝えたい」話しています。
また、この日は田嶋幸三JFA会長をはじめ、元日本代表のラモス瑠偉ビーチサッカー日本代表監督と北澤豪フットサル委員長が練習場にチームを訪問し、西野朗監督や選手たちと言葉を交わしました。
チームは30日(水)にワールドカップ前最後の国内戦となるキリンチャレンジカップ2018でガーナ代表と横浜の日産スタジアムで対戦。翌31日(木)にワールドカップに臨むメンバー23人が発表になります。日本は来月開幕するワールドカップでコロンビア、セネガル、ポーランドとグループステージで対戦します。
長谷部選手は、「監督が代わって、新しいチャレンジで自分のやるべきことも多いと思う。チームの方向性を決めるのは監督。その中で、コミュニケーションを取っていろいろな意見を出し合って一つの方向にまとまっていくことが大事になる」と話していました。
監督・選手コメント
西野朗 SAMURAI BLUE(日本代表)監督
選手たちには、まずチームをしっかりと整えて、ガーナ戦でワールドカップに出場する代表チームとして素晴らしい試合を見せようと話しました。いろいろな選手コンディションがあって、予想以上に状態が整っていませんが、(負傷者以外は)コンディショニングトレーニングの中で悪いという感じは受けていません。スムーズにゲーム形式の練習に入っていければと考えています。今までやってきたことも継承できることはたくさんあります。いろいろな形で対応していかなければワールドカップでは戦えません。選手にはシンプルにやること、やれることを伝えて、並行してオプションの形も伝えたいと考えています。
GK 川島永嗣 選手(FCメス)
自分たちが日本を代表する選手だということをピッチで見せることがすべての前提にありますし、そういう部分を見せないといけない。そこから自分たちが積み重ねてきたもの、一人一人のよさが加わっていきます。限られた時間の中で最大の結果を求めるために努力しなければなりません。コミュニケーションを取りながら、自分たちが勝っていくために何が必要か、本気で言い合わないといけません。一人ひとりが自覚を持って、自分の持っている能力を発揮することが大切だと思います。
DF 長友佑都 選手(ガラタサライ)
自分のキャリアのなかでたくさんの監督と仕事を経験させてもらって、代表でも岡田さん、ザックさん、アギーレさん、ハリルさんそれぞれに教わったものは自分の心の中に残っていて、チーム自体にもその遺伝子は残っていると思います。そういう部分はしっかりと活かしながら西野さんの戦術や考えに落とし込んでいけたら、最高のチームになるんじゃないかと思っています。まずはチーム一丸となって、どこでボールを獲りに行くのか、どう連動するのかをしっかり話し合っていきたいです。
DF 酒井宏樹 選手(オリンピック・マルセイユ)
クラブでは今年はカップ戦がいろいろあったので50試合以上に出ましたが、どの試合もすごく魅力のある試合で、自分にとっては大事な試合でした。充実したシーズンだったと思います。厳しい環境に身を置いたことで4年前よりは少しはましになったかと思っています。前回よりはチームの一員感は増していると思いますし、少しはチームのためになることができるかなという気持ちがあるので、自分ができることを100%でやっていきたいです。
MF 長谷部誠 選手(アイントラハト・フランクフルト)
監督が代わって、キャプテンを任されていた一人として責任を感じる部分は強いです。それをピッチでしっかりと結果として示していかないとなりません。このワールドカップで、また日本サッカー界の未来は大きく左右されると思いますし、そこに対する責任はあると思っています。限られた時間の中では一日一日が大事です。自分からも監督だけでなく新しいコーチの方ともコミュニケーションを取りたいと考えています。
スケジュール
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川島永嗣 選手(FCメス/フランス)インタビュー
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乾貴士 選手(SDエイバル/スペイン)インタビュー
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長谷部誠 選手(アイントラハト・フランクフルト/ドイツ)インタビュー
2018年5月30日(水) 19:25キックオフ(予定)
神奈川/日産スタジアム
SAMURAI BLUE(日本代表)vs ガーナ代表
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