東京オリンピックを目指して活動しているU-21日本代表は9日(火)、AFC U-23選手権中国2018の初戦を翌日に控え、江陰市でトレーニングを行いました。

前日8日(月)に午前、午後の二部練習でポゼッションやサイドからの攻撃などを行い、この日はセットプレーや11対11のゲーム形式で連携を確認して最終調整としました。大会の初戦を前に、森保一監督は「選手たちの努力のおかげで、コンディションはここまでのなかでベストな状態。思い切って、自信を持ってトライしてほしい」と選手たちに期待を寄せました。

チームが立ち上がって初めて迎える公式大会は、アジアでAFCアジアカップに次ぐ大きな規模の大会。グループステージ初戦で日本が対戦するのは、初出場のU-23パレスチナ代表です。Ayman Sandouqa監督は公式会見で、「大会に向けてカタールとオマーンで調整をしてきました。厳しいグループに入りましたが、希望を高く持っています。前回覇者の日本と初戦を戦いますが、ベストを尽くします」と意欲的に語っていました。

AFC U-23選手権中国2018はこの日開幕し、グループAの2試合が行われました。地元・中国はオマーンに3-0で勝利し、カタールもウズベキスタンを相手に1-0の勝利を収めています。

U-21日本代表のグループステージ初戦、対パレスチナ戦は10日(水)、19:30（日本時間20:30）キックオフです。

監督・選手コメント

森保一 監督
シーズンオフから明けた選手たちとともに1月2日(火)に始動し、この大会に向けて準備をしてきました。（コンセプトを浸透させるなかで）初めて要求されることもあり、戸惑いもあったと思います。身体がきついなかでも、選手たちの努力のおかげで、ここまでのなかで今はベストなコンディションに持ってくることができています。一人一人が特徴を出したうえで組織的に戦いますが、思い切って、自信を持ってトライしてほしい。パレスチナは個々の能力が高く、我々に対して組織的に、戦術的に準備して戦ってくると思います。最高の準備をして、一戦一戦を大事に戦い、大会を通じて全6試合を戦うことを目指します。

DF #15 庄司朋乃也 選手（ツエーゲン金沢）
タイ遠征から取り組んできた球際やチームの中で決められたこと、自分がやるべきことを試合でも出せればと思います。守備でチームに貢献すること、また攻撃につながるフィードを活かしたいです。この大会で結果を残せばこの先につながると思うので、しっかりアピールできるように意識したいです。

MF #10 三好康児 選手（北海道コンサドーレ札幌）
ここまで準備をしてきたので、明日は全員で戦いたいです。森保監督のサッカーは、全員守備・全員攻撃が大前提としてあるなかで、ボールを持ちながら、自分たちが主導権を持って試合を進めて相手を崩すという、魅力あるサッカーだと思います。チームが結成されて間もなく、新しい選手・スタッフでやるなかで最初から全てが上手くいくとは全員思っていないと思います。チームとしてまとまって戦うのはもちろんのこと、まずは個人個人がしっかりと戦うことが一番大事だと考えています。

FW #18 旗手怜央 選手（順天堂大）
この大会に出るために頑張ってきたので、12月末の落選は悔しかったです。そのぶん、追加招集の話を聞いて「やってやろう」と思いました。トップ下での仕掛けやゴールチャンスを増やすこと含めて、自分の特徴を出していきたいです。チームとしては前回大会で優勝していることでプレッシャーがあると思いますが、一戦一戦、勝利を目指して戦います。

FW #19 小松蓮 選手（産業能率大）
ゴール前に迫力をもって飛び込んで点を取ること、またボールを前線で収めて攻撃の起点になるという自分自身の特徴を、こうした舞台でどんどん出したいです。トレーニングからワンタッチプレーが多く取り入れられていて、どう次に動くか、その中でどうゴールにつなげるかを意識して取り組んできました。とにかく勝ちにこだわりたいですし、この大会で結果を出すことを一番に考えています。

スケジュール

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

AFC U-23選手権 中国2018

大会期間：2018年1月10日(水)～1月27日(土)

日本代表戦：
第1戦 1月10日(水) vs パレスチナ代表
第2戦 1月13日(土) vs タイ代表
第3戦 1月16日(火) vs 朝鮮民主主義人民共和国代表

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