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SAMURAI BLUE、中国戦へ非公開で最終調整 ~EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会~

2017年12月12日

SAMURAI BLUE、中国戦へ非公開で最終調整 ~EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会~

EAFF E-1サッカー選手権決勝大会に臨んでいるSAMURAI BLUE(日本代表)は12月11日(月)、第2戦の中国代表戦を翌日に控えて、東京都内で大半を非公開にして最終調整を行いました。

9日(土)の初戦で朝鮮民主主義人民共和国代表に1-0の勝利で4チームの首位に立つ日本は、中国代表にも勝って連勝すれば、もう一つの試合の結果次第では、2大会ぶりの優勝が決まる可能性もあります。

中2日で臨む中国戦へ、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「私にとってはワールドカップへのメンバーを決めるテストの場でもある。多くの選手を使っていきたい」と話して先発メンバーの入れ替えを示唆しています。

この日の練習冒頭では、SAMURAI BLUE 指揮官は日が暮れたグラウンドの片隅にボードを持ち出して選手たちにプレーの説明を行ないました。

初戦で受けた右足の打撲のために前日の練習では別調整だったDF車屋紳太郎選手(川崎)も合流して、チームはランニングで練習をスタート。ステップワークを取り入れた体操などで体をほぐした後、非公開とした練習では戦術の確認に入念に取り組みました。

FIFAマッチデー期間外での今大会に日本は国内組のみで臨み、新たな選手の組み合わせでチームを構成しています。準備期間も短く、選手の対応力が求められますが、ハリルホジッチ監督は「どの選手も2戦目にはより冷静により良いプレーを見せてくれるだろう」と話して、期待を示しています。

中国との対戦は、前回15年、前々回13年、その前の11年の3大会連続での引分けを含めて11勝7分7敗です。

中国は来年のワールドカップへはアジア最終予選で日本と別組で5位で終わり、出場はなりませんでしたが、その最終予選途中の2016年10月下旬に就任したマルセロ・リッピ監督の下では3勝2分1敗。序盤の不振から追い上げに転じて、2位で通過した韓国に勝点3差、プレーオフ出場圏の3位(シリア)に勝点1差にまで迫りました。

今回のメンバーには長年代表チームを牽引してきたMF鄭智(ジョン・ジー)選手らベテラン勢数名が不在ですが、ワールドカップ予選を戦ったDF李学鵬(リー・シュエポン)選手やDF張琳芃(ジャン・リンペン)選手ら今季国内リーグ優勝で監督古巣の広州恒大から4人、リーグ2位でAFCチャンピオンズリーグ4強の上海上港からも4人が選ばれています。

初戦ではFW韋世豪(ウェイ・シーハオ)選手が先制点を決め、韓国に1-2にされたものの、FW干大宝(ユー・ダーハオ)選手が後半同点ゴールを決めて2-2にしました。

前回大会でプレーしたGK東口順昭選手(G大阪)は、「あの時は失点して望ましくない結果だったのでリベンジしたい。確実に中国のレベルも上がっているので、集中して臨みたい」と話し、気を引き締めていました。

DF昌子源選手(鹿島)は、「僕らの目標は優勝だが、3試合とも勝つというのが最大の目標。できるだけ相手に隙を与えずにやっていきたい」と話しています。

また、代表デビュー戦となった初戦では途中出場して攻撃のリズムを生んだMF伊東純也選手(柏)は、「途中から出ても頭から出ても自分のやることは変わらない。ボール持ったら仕掛けて、前回はシュートがゼロだったのでシュートを打てれば」と語りました。

日本の中国代表戦は12日(火)の19:15キックオフ、第1試合の韓国代表‐朝鮮民主主義人民共和国代表戦は16:30開始の予定です。いずれも東京の味の素スタジアムにて行われます。

選手コメント

GK #1東口順昭 選手(ガンバ大阪)
中国は韓国戦を見た感じでは、すごく速いサッカーをして、結構アグレッシブに来ると思います。システムも変わりますし。日本はピッチに立っている選手が臨機応変にやらないとならないと思います。コミュニケーションをしっかり取って、常に声は出していきたい。まずはチームの勝利のために貢献できれば、それがアピールになると思うので、勝利だけを考えたいと思います。

DF #19初瀬亮 選手(ガンバ大阪)
両足のキックはこの中でも自分が一番だと思っていますし、そこで負けてしまうとここに来ている意味がありません。室屋さんや山本さん、車屋さんたちとは自分は違うプレースタイルなので、それは練習から自分を出していきたいですし、3人との違いをこの大会を通してアピールできればと思っています。

DF #22植田直通 選手(鹿島アントラーズ)
中国は全体的に身長が大きくて高さのあるプレーが増えてくると思います。攻撃も脅威ではありますが、高さのある相手には自分は持って来いだと思うので、そういうところでやらせないようにしたいです。攻撃も好きですし、得点を取りたい気持ちも強いので、そういうところも出していきたいと思います。

MF #13土居聖真 選手(鹿島アントラーズ)
自分たちも走って、でも相手を走らせるという内容になればベストです。チャンスは多い方が得点の確率は増えますが、どれだけディフェンスを崩されても最後でやられなければ負けません。最後、決めきるところは日本の永遠のテーマだと思うので、そこを少しでも生み出せたらなと感じています。僕も活きて周りも活かすようなプレーができればいいですし、自分がアクセントになり、意外性のあるプレーで相手守備陣を困らせられればと思っています。

MF #14伊東純也 選手(柏レイソル)
この前の試合ではチャンスには少し絡めて、仕掛ける意識は出せたと思いますが、結果を出せていないので、次は結果を出せるように頑張りたいです。相手が引いていたので、常に1対2の状況になって難しかったですが、そこでも打開できるようになれればと思います。中国はDPR KOREAほどは引いてこないと思うので、隙は埋まれるかと思います。前への意識を出して、前回少なかった裏への抜け出しを出していきたいです。

MF #18阿部浩之 選手(川崎フロンターレ)
中国は高さと速さがあって戦術もしっかりしていそうなので、難しいゲームになると思いますが、こちらも1試合やったことによってスムーズになると思います。そういうところを出せればいいですし、全体的にもう少しゴールに向かうプレーを増やしたいと思います。急に集まったチームですが、みんなすごくいい選手なのでボールは出てくると思います。自分がどんどん動き出すことが大事だと考えています。

スケジュール

EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会
12月9日(土) 1-0 第1戦 vs 朝鮮民主主義人民共和国代表
(味の素スタジアム)
12月10日(日) 11:00 トレーニング(味の素フィールド西が丘)【一般公開】
12月11日(月) PM トレーニング【一般非公開】
12月12日(火) 19:15 第2戦 vs 中国代表
(味の素スタジアム)
12月13日(水) 11:00 トレーニング(味の素フィールド西が丘)【一般公開】
12月14日(木) PM トレーニング【一般非公開】
12月15日(金) PM トレーニング【一般非公開】
12月16日(土) 19:15 第3戦 vs 韓国代表
(味の素スタジアム)

※スケジュールや会場は急遽変更になる場合がございます。

JFA-TV

  • 昌子源 選手 (鹿島アントラーズ) インタビュー

  • 車屋紳太郎 選手 (川崎フロンターレ) インタビュー

  • 髙萩洋次郎 選手 (FC東京) インタビュー

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EAFF E-1 サッカー選手権 2017 決勝大会

男女ともに、中国、日本、朝鮮民主主義人民共和国、韓国の4チーム総当りによるリーグ戦で東アジアサッカーの頂点を競います。12月8日(金)から16日(土)まで、男子は味の素スタジアム(東京)、女子は千葉市蘇我球技場(フクダ電子アリーナ/千葉)で行われます。

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