FIFA U-17ワールドカップインド2017の開幕を一週間後に控え、U-17日本代表は28日(木)、29日(金)ともに静岡県内で二部練習を行いました。

キャンプ2日目となった28日(木)は、午前、午後それぞれで攻撃、守備にフォーカスしたトレーニングとなりました。森山監督の「自分たちで作り上げていこう」という言葉で練習を始めると、パス＆コンビネーションやビルドアップなどを実施。一日の最後には狭いコートで11対11の紅白戦を行いました。翌29日はセットプレーを繰り返すとともに、午後には藤枝明誠高校のご協力のもとフルコートでゲーム形式のトレーニングを。相手が一人多い状況や引いて守られた状況など様々なシチュエーションを作り、どう対応するかを実戦形式で確認しました。

「同じメンバーでずっとやってきたので違和感はない。この短い期間で急激に伸びることはないけれど、コミュニケーションをとって連携を深めることはできる」とMF平川怜選手が語れば、DF小林友希選手も「意識高く、いい雰囲気でトレーニングができている。ディフェンスのリーダーシップを取っていきたい」とコメントするなど、選手たちも意欲的に取り組んでいます。

28日(木)の夜には、ジュビロ磐田の中村俊輔選手が宿舎を訪れ、選手たちに自身の体験談を話してくれました。1997年のFIFAワールドユース（現U-20ワールドカップ）に始まり、シドニー五輪やワールドカップ出場を経て体感したこと、サッカーキャリアで印象に残っている言葉について丁寧に語り、選手たちは時折メモを取りながら聞き入りました。

U-17日本代表は1日(日)に常葉大と練習試合を行い、国内でのキャンプを打ち上げます。

選手コメント

DF ＃5 菅原由勢選手（名古屋グランパスU-18）
瀬古選手の穴は完全には埋められないですが、彼がつけていた番号を背負えていますし、彼の分もやらなければという責任感があります。積極的な攻撃参加や周りとのコンビネーションで相手を崩し、守備では1対1の場面でも積極的に仕掛けていきたいです。

MF #20 椿直起選手（横浜F・マリノスユース）
コンディションもよく、体のキレもいいので、コンビネーション、連携を合わせていければ自分の特徴がもっと生かせると思います。この年代はヨーロッパや南米などいろんな大陸に遠征してきました。足の長さなど（海外の選手たちの）特徴を経験しているぶん、不安はあまりありません。監督から求められている意図を把握しながらプレーし、チームのために自分の特徴を出して勝利に導きたいです。一戦一戦が大事。一試合ごとにチームも自分自身も成長できればと思います。

FW #11 宮代大聖選手（川崎フロンターレU-18）
中村俊輔さんのお話の中で、2010年のワールドカップでいろいろ言われたけれど折れずにもがいた、という言葉がありました。誰しも壁や挫折があるなかで、自分にそういう場面が来たときに、どれだけもがくことができるかが大事だと感じさせられました。また監督やスタッフのちょっとした言葉を嚙み砕き、意味をとらえてプレーをするということで、そういったところから見つめ直していけば、自分の成長角度もぐんと上がると思いました。（キャンプでは）一人ひとりのワールドカップにかける思いを感じます。互いに切磋琢磨するなか、チームのために動くことを考えながら、FWとしては結果にこだわっています。世界の強豪とプレーできることはモチベーションが上がりますし、どの相手に対してもチャレンジャー精神を持ってやりたいです。

スケジュール

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
※練習会場の駐車場はスペースが限られています。お停めいただけない場合がありますこと、あらかじめご了承ください。

FIFA U-17 ワールドカップインド2017

大会期間：2017年10月6日(金)～10月28日(土)

日本代表戦：
第1戦 10月08日(日) 23:30 vs. ホンジュラス代表
第2戦 10月11日(水) 20:30 vs. フランス代表
第3戦 10月14日(土) 20:30 vs. ニューカレドニア代表
※時間は全て日本時間

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