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U-15日本代表 第14回デッレナツィオーニトーナメント 5位・6位決定戦 vs U-15イタリア代表
2017年05月02日
第14回デッレナツィオーニトーナメント
5位・6位決定戦 vs U-15イタリア代表
2017年5月1日(月) 11:00キックオフ(現地時間) 試合時間 70分(35分ハーフ)
Fiumicello(イタリア/フィウミチェッロ)
U-15日本代表 1-0(前半0-0、後半1-0)U-15イタリア代表
得点
46分 中野桂太(PK)(U-15日本代表)
スターティングメンバー
GK:鈴木彩艶
DF:植田啓太、鈴木海音、佐古真礼、佐藤優斗
MF:角昂志郎、成岡輝瑠、横川旦陽、近藤蔵波
FW:大澤朋也、中野桂太
サブメンバー
GK:山田大樹
DF:半田陸、古薗汰久己、下川太陽
MF:前田龍大、西川潤、渡辺綾平
FW:吉田有志
交代
22分 鈴木海音 → 半田陸
31分 植田啓太 → 西川潤
37分 大澤朋也 → 吉田有志
51分 成岡輝瑠 → 下川太陽
51分 佐藤優斗 → 古薗汰久己
65分 中野桂太 → 前田龍大
マッチレポート
第14回デッレナツィオーニトーナメント、日本の5位・6位決定戦の相手は、グループステージ第2戦で対戦し、1-1で引き分けたイタリアとの再戦となりました。
試合は、グランドが固く、ボールがよく弾むピッチ、また横幅が通常より狭く、プレーしづらいコンディションの中で行われました。前回の対戦では、リードしながらも試合終了間際に追いつかれ悔しい同点で試合を終えたイタリアに対し、今度こそは必ず勝ち切るという意識をチーム全体で共有して試合に臨みました。
試合序盤、日本は慣れないピッチに苦しみリズムをつかめない時間が続きましたが、9分、前線からの連動したプレスから相手陣内でボールを奪うと、成岡輝瑠選手が日本の最初のシュートとなるミドルシュートを狙います。その後も、シュートで終わる形を何度か作りますが、なかなか決定的なチャンスを作れないまま前半を0-0で終えます。
後半5分、左サイドの佐藤優斗選手からゴール前の近藤蔵波選手に縦パスが入ると、ボールを受けた近藤選手が上手く反転しシュート、これはゴールポストに当たりゴールはなりませんでしたが、日本がこの試合で最初の決定的なチャンスを作ります。これで波に乗った日本は11分、前線からのプレッシャーで奪ったボールを攻撃陣が連携した動きでボールを繋ぎ、右サイドから崩すと、西川潤選手がペナルティエリア内へ送ったクロスに対し、シュートを狙った近藤選手が相手DFに倒されPKを獲得します。このPKを中野桂太選手が冷静に沈め、日本がPKから先制点を奪います。1点ビハインドとなったイタリアは、前回の対戦同様に試合を降り出しに戻そうと攻め続けますが、前回の反省を生かした日本選手全員の粘りある守備と、GK鈴木彩艶選手のスーパーセーブに助けられ、日本が1-0で勝ちきりました。
この結果、日本は参加12チーム中5位 (5戦3勝2分け)で大会を終えると同時に、フェアプレー賞も受賞しました。
最終順位
優勝:アメリカ、準優勝:イングランド、3位:メキシコ、4位:ポルトガル、5位:日本、6位:イタリア
7位:クロアチア、8位:オーストリア、9位:ロシア、10位:マレーシア、11位:UAE、12位:スロベニア
監督・選手コメント
有馬賢二 監督
今大会を振り返り、優勝こそ出来なかったがチームにとって非常に良い経験となりました。試合を積み重ねるごとに、チームとして、個人として、それぞれの戦術理解度が増し、試合の中で選手たちがチャレンジしながらプレーしていたことが結果に反映されたと思います。残念ながらグループを1位抜け出来なかった為、準決勝/決勝へは進めませんでしたが、チームは大会を無敗で終え、確実に上位のチームと比べても戦えるという自信に繋がったと思います。今後、アジアの予選を戦っていくなかで、アウェイでの試合となるので、海外のジャジも含め、今回ホームのイタリア、オーストリアとの試合を経験できたこともとても良かったと思います。
また、大会を通しチーム全体で「ボールを観る、止める、蹴る、運ぶ」といったところの質をさらに向上させて行く必要があると感じました。決勝を戦っアメリカやイングランド、グループステージで戦ったポルトガルと比べるとまだまだ日本の選手たちは向上する必要があると思います。チーム全体、選手達個人にとrって今回のような国際大会での経験は次に繋がるとても良いものだったと思います。
DF #3 佐古真礼 選手(東京ヴェルディジュニアユース)
今回の遠征では、とてもレベルの高い相手と対戦する事ができ、とくにメンタル面で多くを学ぶ事が出来ました。対戦したポルトガルや、イタリアは個人の技術やフィジカルで相手より劣っていた中で、チーム全員がタフにそしてアグレッシブに戦い勝利することが出来ました。個人的には、大会を通し自分の長所であるヘディングが通用した事が、とても自信に繋がりました。チームとしては、無敗で大会を終えましたが、結果は5位で終わってしまったので、このような国際大会で優勝出来るレベルまで上げていく必要があると感じました。今後も今回感じた課題を意識しながらトレーニングを行っていきたいと思います。
GK #18 鈴木彩艶 選手(浦和レッズジュニアユース)
最後のイタリア戦は、チームとしても個人としても今後に繋がるとても良い試合だったと思います。個人的には無失点で抑えられた事が良かったです。今回の遠征では、1試合も負けてはいませんが、結果は5位となり、引き分けではなく、勝つことの大切さを学びました。また、ピッチのコンディション等にパフォーマンスが左右される事も多かったので、どんな状況でも自分自身の最高のパフォーマンスが出来るような選手を目指していきたいです。
FW #14 中野桂太 選手(京都サンガF.C.U-15)
今大会では、世界の相手との試合が経験出来、チームとしても個人としても成長出来た大会だったと思います。同時にまだまだ通用しない面が多かったので、今後も本気でトレーニングを行い、世界と同等に戦えるようになりたいです。無敗で大会を終えることが出来ましたが、勝ちきれる試合を、もったいなく同点で終えてしまった事が課題と感じたので、強豪国相手でも勝ち切る力を備えていきたいです。
スケジュール
第14回デッレナツィオーニトーナメント | ||
---|---|---|
4月25日(火) | 1-1 | vs U-15アラブ首長国連邦代表(Lignano) |
4月26日(水) | 1-1 | vs U-15イタリア代表(Gorizia) |
4月27日(木) | 2-1 | vs U-15ポルトガル代表(Cervignano) |
4月28日(金) | AM/PM | トレーニング |
4月29日(土) | 4-0 | 5~8決定戦 vs オーストリア代表(Arnoldstein) |
4月30日(日) | AM/PM | トレーニング |
5月1日(月) | 1-0 | 5・6決定戦 vs イタリア代表(Fiumicello) |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
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