SAMURAI BLUE（日本代表）は3月21日(火)、アラブ首長国連邦 (UAE) との2018 FIFAワールドカップアジア最終予選第6戦を2日後に控えて、試合会場のあるUAEのアルアイン市内で戦術練習を行いました。

季節の変わり目を告げる雷と大雨が前夜から降り、気温もぐっと下がって肌寒さを感じる気候の中、チームは夕方から雨上がりのグラウンドで練習を開始。ランニングや体操、パス交換などで体をほぐした後、報道陣に非公開にして調整を行い、セットプレーや戦術練習に時間を割きました。

昨年9月にホームで行われたUAEとの最終予選第1戦では、日本は前半早々にFW本田圭佑選手のゴールで先制しながら、9分後に同点に追いつかれ、後半に入って54分にFWアハメド・ハリル選手にPKでこの日2得点目決められ、1-2で敗れました。

UAEはその後の最終予選4試合を2勝2敗で勝点を9とし、現在予選グループでは得失点差で4位ですが、日本とは勝点差１です。予選突破にはグループ2位以内に入らなければならず、3位ではアジアのプレーオフを勝ち抜いて、CONCACAF（北中米カリブ海地域連盟）とのプレーオフを戦わなければなりません。

今回の対戦へ、UAEは3月11日から国内リーグを中断して、代表チームの活動時間を確保しました。

現地では、UAE選手のうち、MFアメル・アブドルラフマン選手が負傷で離脱したと報じられています。しかし、FWアリ・マブフート選手、MFオマル・アブドルラフマン選手らを中心に、ホームに日本を迎えて攻撃的に仕掛けてくることが予想されます。

MF今野泰幸選手（ガンバ大阪）は、アウェイならではの試合会場の雰囲気を指摘。「相手のサポーターが盛り上がると、大したピンチでもないのに焦ってしまうことがある。冷静さが必要」と話し、DF森重真人選手も、「どれだけ我慢強くゲームコントロールしながら戦えるか」と注意を促しています。

最終予選4戦連続得点を決めているFW原口元気選手（ヘルタ・ベルリン）は、「ゴールを獲ることが役割の一つなので継続したい。難しい試合になると思うが、球際や走り勝つことが重要。全ての局面で勝たないといけない」と気を引き締めていました。

チームは22日(水)には試合会場で最終調整に臨みます。試合は23日(木)現地時間19:30（日本時間24:30）開始の予定です。

選手コメント

FW 大迫勇也 選手（1. FCケルン）
すごく大事な試合です。この試合をものにできるか落とすかで、状況も次からの課題も変わってくるので、この後半戦の初戦でしっかり勝って勢いをつけたいと思っています。一回負けた相手に2度負けるわけにはいきません。前回の対戦では僕はいなかったので、今回は試合に出てしっかりと点を獲って勝ちに貢献したいです。相手は勢いのあるチームなので、しっかりと守備をしながら取り組むこと、試合の立ち上がりをしっかりと入ることが大事だと思います。

FW 原口元気 選手（ヘルタ・ベルリン）
難しい試合ですし、簡単には勝てないと思いますが、細かい部分に気を付けて準備を徹底してやっていくことで、差を出せると思います。長谷部選手が離脱しましたが、一人一人が自分の仕事に集中して全うする、僕は相手のことよりも、自分自身のやるべきことをしっかり整理して集中して、いつも通り自分の良さを出すことができれば勝てると考えています。勝つこと、勝点3を獲ることに執着して、そこだけを目指してやりたいです。

MF 今野泰幸 選手（ガンバ大阪）
久しぶりの代表で緊張感がありますし、初代表という感じです。呼ばれたからには何か求められていると思うので、それに応えられたらと考えています。アウェイの試合では、レフェリーの笛や試合会場の雰囲気など、気をつけなければいけないポイントはたくさんあります。雰囲気が異様なので、相手のサポーターが盛り上がると、それほどピンチでもないのに気持ちが焦ってしまったりすることもあるので、冷静にやらなければいません。

DF 森重真人 選手（FC東京）
アウェイなので何が起こるか分からないですし、レフェリングも含めていろんな状況を想定しておかなければなりません。まずはチーム全体が無失点で、失点しないところから入るのが大事です。攻撃は普段通りやればチャンスがあります。相手とは1、2回対戦しているのでイメージはみんな持っています。より頭にすり込んで、自分たちの感覚を取り戻しながら準備をしたいです。とにかく勝ちに来ましたし、同じ相手に２回負けるのはあってはならないことです。アウェイでしっかりたたけるようにしたいです。

FW 浅野拓磨 選手（VfBシュツットガルト）
前回のUAEとの対戦がすごく悔しかったので、借りを返す、それを晴らすことができる試合です。個人的にはあまり何も考えていないときの方がゴールが近いですし、勢いが大事だと思っています。１つ入れば流れが変わります。冷静に、流れも大事にしながらやっていきたいです。この世界結果が全てなので、今いい人が試合に出られて出続けられると思うので、そのためにも１つのチャンスを大事にしていかないといけないと思っています。

DF 長友佑都 選手（インテル・ミラノ）
チームの雰囲気は引き締まって、緊張があります。長谷部選手の離脱は残念ですが、一人一人がチームを引っ張る、まとめるというポジティブな意識を持てば、より一層チームが一つになれるんじゃないかと思います。勝つことだけに集中して、試合に出ても出なくてもチームのために貢献するだけです。

スケジュール

※印は冒頭15分のみメディア公開となります。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

アジア最終予選（Road to Russia）

2017年3月23日(木) 現地時間19:30（日本時間24:30）キックオフ(予定) 
Hazza Bin Zayed Stadium
アラブ首長国連邦(UAE)代表 vs SAMURAI BLUE（日本代表）
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2017年3月28日(火)19:35 キックオフ(予定)
埼玉スタジアム２○○２
SAMURAI BLUE（日本代表） vs タイ代表
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