FIFA U-20女子ワールドカップ パプアニューギニア2016 初戦を11月13日(日)に控え、U-20日本女子代表は10日(木)、午前中にトレーニングを行いました。

朝、80%近くあった湿度も練習開始時には徐々に下がってきましたが、まぶしい日差しが照りつける蒸し暑いパプアニューギニアの気候、その中で、練習はパス&コントロールから始まり、5対5から9対9のポゼッション、7対7のゲームを実施しました。選手たちは、いよいよ始まる大会に向けて少しでも多くの要素を高めようと、集中してトレーニングに取り組みました。

午後からは大会主催者であるFIFA（国際サッカー連盟）の担当者によるアクレディテーションカードの発行や競技規則に関する説明を受け、開幕を目前に控えた大会に向けての準備が進められました。

その後、UN Women (ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関)が主催するキャンペーン「SANAP WANTAIM」に協力するため、在パプアニューギニアの「SANAP WANTAIM」プロジェクトメンバーによるTシャツの贈呈と写真撮影が行われました。

「SANAP WANTAIM」キャンペーンには、女性や子どもに対する暴力や差別の根絶に向けて「共に立ち上がろう」というメッセージが込められています。

パプアニューギニアは、女性の地位が低く、性犯罪の増加は改善されておらず、社会に深刻な影響を与えていると言います（外務省 海外安全ホームページより）。U-20日本女子代表チームも平等でより安全な社会になることを願い、このキャンペーンに協力することになりました。

選手コメント

FW ＃18 上野真実 選手（愛媛FCレディース）
裏のスペースを狙う動き出しのタイミングを工夫することを意識して、今日の練習に臨みました。試合では、前線からの守備ももちろんですが、ゴールに向かうパスに反応し、得点に絡むプレーをしてチームの勝利に貢献したいと思っています。

FW ＃11 河野朱里 選手（早稲田大）
今日は初戦の相手であるナイジェリアの戦い方を考えて練習に取り組みました。相手の弱い部分をついて、よりゴールに近い位置でボールを受けるイメージを持っていたいです。試合に出るメンバーに入ることも、競争が激しいチームですが、大会では5得点を目標とし、絶対に点を決めたいと思います。

スケジュール

※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。