「私にとっても選手たちにとってもテストです。」

試合会場となるユアテックスタジアム仙台で30日、前日公式記者会見が催され、出席したU-22日本代表の手倉森誠監督は集まった報道陣に対しコスタリカ戦の重要性について語りました。

この日の昼には、櫛引一紀選手がチームに合流し、これで全24選手が揃いました。

チームは午後5時からユアテックスタジアム仙台で公式練習を行いました。ウォームアップ、アジリティートレーニングで汗をしっかり流した選手たちは、パス＆コントロール、攻撃のコンビネーション、10対10のゲーム、セットプレーと密度の濃い内容で約1時間の練習時間を使いました。翌日の試合と同じ会場で行う練習ということで、選手たちはスタジアムの雰囲気や芝の感触を確かめながら試合のイメージを膨らませているようでした。

仙台から世界へ、今夜、若きサムライたちが躍動します。

監督・選手コメント

手倉森誠 監督
1次予選から久々の活動になります。予選以降、選手は所属クラブで自分磨きをしてきました。我々が今どのレベルにあるのかを知る絶好の相手です。（チーム作りの観点で見ても）これからどう構築していくか確認できる大事なゲームとなります。私にとっても選手たちにとってもテストです。

最終予選まで残り半年、本大会まで残り1年。ここからのチーム作り、本格的により高みを意識した活動にしていかなければいけない。来年、世界を驚かせる、その可能性があることを示したいと思います。

FW #24   オナイウ阿道 選手（ジェフユナイテッド千葉）
この代表に初めて選出され、驚きもありましたが率直に嬉しいです。2日間練習に参加しましたがとても楽しめています。自分の長所である得点力や前線で体を張るプレーでしっかりアピールしたいです。オリンピックでプレーして、世界に出ていくチャンスを掴みたいです。

DF #15   櫛引一紀 選手（コンサドーレ札幌）
今回選出されて正直驚いています。リーグ戦の日程の関係で遅れて合流したため出場時間をどれくらい与えられるか分かりませんが、1対1や球際など、自分の良さをアピールし、持っているものを全て出し切りたいです。アピールしないと生き残れないと思いますので、精一杯がんばりたいです。

DF #5   植田直通 選手（鹿島アントラーズ）
中南米のコスタリカとの対戦は、アジアでは味わえないことがあると思うし、個人のレベルアップにはとても良い機会だと思います。自分の実力がどこまで通用するか積極的に試したいです。最終予選まであと半年しか無いので、コスタリカ戦にしっかり勝利し、課題を見つけ出して、所属クラブに戻って各人がそれを克服し、さらにポジションを奪えればチームの成長に繋がると思います。

MF #12   矢島慎也 選手（ファジアーノ岡山）
アジア以外の国との対戦は久し振りなので、コスタリカとの対戦は楽しみです。試合では、攻守のバランスを取りながらゲームをつくり、得点に絡むプレーを見せたいです。そして、試合に勝ち、所属クラブに戻って最終予選までの半年、決定機を確実にものにする頻度を高めたいです。

FW #14   金森健志 選手（アビスパ福岡）
約8か月ぶりの選出ですが、呼ばれたからには得点という結果を残し、呼ばれない期間で苦手な守備面で成長したと思うので、そういう部分を見せられるように頑張りたいです。久し振りの仲間との練習はすごく楽しかったですが、競争は始まっているので短い期間ですが、ドリブル、ボールを持った時の突破力、最後の決定力といった自分の持ち味を出したいです。

MF #20   井手口陽介 選手（ガンバ大阪）
コスタリカ戦に出場したら、遠慮せずに相手のチャンスを積極的に潰すことにいきたいですし、がむしゃらにプレーしようと思います。オリンピックは世界が注目する大会ですし、そこで活躍すればその先にも繋がると思いますので、そのためにも所属クラブで頑張りたいです。

MF #8   野津田岳人 選手（サンフレッチェ広島）
アジア以外の国との対戦は多くないので、とても貴重な機会を嬉しく思っています。攻撃の起点になる、前を向いて仕掛ける、シュートといった部分は自分の強みだと思いますし、以前よりも成長したと感じている点です。そういうプレーを全力で出し切り、自分がどれくらい通用するかチャレンジしていきたいです。

JFA-TV

国際親善試合 U-22日本代表  vs  U-22コスタリカ代表

2015年7月1日(水) 19：00キックオフ（予定）
宮城／ユアテックスタジアム仙台
TV放送：テレビ朝日系列にて全国生中継
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