AFC U-23選手権2016予選（リオデジャネイロオリンピック・アジア1次予選）
第2戦 vs U-22ベトナム代表
2015年3月29日(日)　　20:15 キックオフ　　90分(45分ハーフ)
Shah Alam Stadium（マレーシア）

U-22日本代表　2-0（前半1-0、後半1-0）U-22ベトナム代表

得点
43分     中島翔哉（U-22日本代表）
90+3分 中島翔哉（U-22日本代表）

スターティングメンバー
GK：櫛引政敏
DF：松原健、植田直通、西野貴治、山中亮輔
MF：矢島慎也、遠藤航、中島翔哉、大島僚太、南野拓実
FW：久保裕也

サブメンバー
GK：牲川歩見、中村航輔
DF：岩波拓也、奈良竜樹、室屋成
MF：原川力、野津田岳人、安在和樹、豊川雄太
FW：荒野拓馬、浅野拓磨、鈴木武蔵

交代
55分 久保裕也 → 鈴木武蔵
67分 矢島慎也 → 豊川雄太
81分 南野拓実 → 浅野拓磨

マッチレポート

U-22日本代表は、AFC U-23選手権予選（オリンピック1次予選）2戦目の相手に三浦俊也監督率いるベトナムを迎えました。

初戦のマカオ戦同様、日本は4-2-3-1の布陣で試合に臨みます。試合前に雷を伴う激しい雨が降り、ピッチがかなりぬかるんだ状態で前半キックオフ。5バックを敷き守備的に試合に入ったベトナムに対し、日本は序盤、アタッキングサードでのトラップやパスのミスが目立ちます。2列目のMF中島翔哉選手、南野拓実選手が相手の裏へ抜けだしたり、自身で持ち込んでシュートを試みるも、9枚で守るベトナムのゴールをなかなかこじ開けることができません。それでも43分、南野選手とゴール前に持ち込んだ中島選手が左足で待望の先制点を挙げ、前半を1-0で折り返します。

ハーフタイムには手倉森誠監督から選手たちに「我々が1点リードしている。後半も相手をゼロで抑えてコントロールしながら、2点目、3点目を奪いにいこう」と熱い檄が飛びます。

後半に入って試合はさらにヒートアップし、両チームの選手たちの闘志がぶつかりあいます。追加点を挙げられないなか、日本ベンチが動きます。55分にFW久保裕也選手に代わりMF鈴木武蔵選手、67分にはMF矢島慎也選手に代わりMF豊川雄太選手を投入し相手の5バックのラインを崩しにかかります。その豊川選手が、2列目からの飛び出しや中島選手とのコンビネーション、鈴木選手へのクロスとチャンスを演出しますが、ゴールには至りません。逆にベトナムに押し込まれる時間帯もあり、試合は一進一退の攻防を繰り広げます。試合終了間際に中島選手が本日2点目となるゴールを決め、日本が試合を決めます。U-22日本代表は、タフなゲームを勝ちきり、1次予選突破に向けて王手をかけました。
30日は夕方から全体練習を行い、最終予選出場をかけた重要なマレーシア戦に向けてコンディションを整えます。

AFC U-23選手権2016予選（リオデジャネイロオリンピック・アジア1次予選） 第3戦

3月31日(火) 現地時間 20:45(日本時間 21:45)キックオフ
U-22日本代表 vs U-22マレーシア代表
テレビ放送：日本時間21:45～　フジテレビ　LIVE

監督・選手コメント

手倉森誠 監督
まずは勝てて良かったです。コンディションに気を配りながら大会を勝ち抜いていく考えでいましたが、実際にやってみて、中1日でのゲームの過酷さを体感しています。試合前のスコールによってぬかるんだピッチの影響もあり、ラストパスの精彩を欠きました。2点目がなかなか取れない状況でしたが、相手に点を取らせないというゲームコントロールは評価できます。とても苦しめられたと同時に、自分たちが鍛えられたゲームでした。マレーシア戦も楽な試合ではないと思いますので、しぶとく戦う覚悟で挑みます。まずはコンディションを回復させることに一日時間をかけて、その上で次戦の戦い方を考えたいです。マレーシアも、今日1勝したことで、日本に勝てば最終予選に進出できる、という気持ちで臨んでくるでしょう。彼らのホームですし、充分警戒が必要な試合となります。

MF 10 中島翔哉 選手（FC東京）
今日は予想通り、すごく難しい試合となりました。前半で点を取れたのは精神的にも試合展開としても大きかったです。しかし、もっとゴールを奪って内容で圧倒したかったという思いがすごく残った試合でした。結果的に自分が2ゴール決められたことは嬉しいですし、チームを助けられたのは本当に良かったです。次の試合では、マレーシアの地でマレーシア代表と戦うというアウェイの雰囲気を楽しみたいです。今日出た課題ですぐに改善できる部分は、明日の練習でみんなと話しながらしっかり改善したいです。

DF 2 松原健 選手（アルビレックス新潟）
1次予選は中1日での3連戦となり、体力的には少しきついですが、良い経験になります。今日の試合では、相手が結構引いてきたので、自分たちのサッカーがあまりできませんでした。良いところまで行きますが、最後のパスやトラップの精度に欠けていました。なかなかゴールが奪えませんでしたが最終的に2点取れて勝てたのは良かったです。1次予選を全勝で通過するためにコンディションを整えて最後の試合に勝てるよう頑張ります。

DF 4 岩波拓也 選手（ヴィッセル神戸）
ここで離脱するのはすごく残念ですが、チームのメンバーには残り2試合を確実に勝って、次の最終予選に繋げてもらいたいです。また、最終予選でチームとして良いプレーをできるよう自分もパワーアップしたいと思います。サポーターの皆さんに3試合で色々な自分の良いところをお見せできれば良かったのですが。これからまだまだ長いシーズンが続きます。この遠征で、最終予選に向けて色々な部分でもっと成長しなければいけないと感じましたので、もっとパワーアップしてまたU-22日本代表に帰ってきたいと思います。

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