マカオ戦の勝利から一夜明け、U-22日本代表は28日(土)、2グループに分かれてトレーニングを行いました。前日の試合で45分以上出場した選手を中心として11名がプールでのリカバリートレーニングを、それ以外の12名の選手はグラウンドで練習を行いました。

午前10時の段階で気温35℃、湿度47％という気候の中、日差しがジリジリ照り付けるグラウンドで、6人組でのパス＆コントロール、4対2＋2対4でのポゼッション練習を行い、最後はコンビネーションからフィニッシュまでの練習で約60分間しっかり汗を流しました。

いよいよ29日(日)は、勝ち点3を獲得した同士の戦いとなります。三浦俊也監督率いるベトナムに日本が勝利し、マレーシアがマカオに引き分けるか負けると、日本のオリンピック1次予選突破が決まります。

監督・選手コメント

手倉森誠 U-22日本代表監督
日本の試合の後に行われたマレーシア対ベトナムの視察に行ってきましたが、ベトナムの三浦俊也監督が選手へ組織的な部分も刷り込んでいる印象を受けました。同時に、スコアが動いたり勝負がかかる場面では、縦に速くアグレッシブなプレーも見せていました。日本の選手たちには、アグレッシブな試合になることを想定するよう伝えました。また、明日の試合では、プレースピード、判断のスピード、ポジション取りが非常に大事になってくる、という話もしました。球際で負けないという気持ちと、球際を回避できるようなコンビネーションやポジショニングを心掛けないといけません。ベトナムも一つ勝ったことで、日本に対して勝ちにくるというより失点しないように守備的に入ってくる可能性があります。それでも、点を取れば勝ちたいという思いに火が付き、昨日のようなアグレッシブなプレーを見せてくると思います。たとえ暑熱順化をしていても、ベトナムに比べれば日本がこの気候に慣れていない部分はやはりあると思います。初戦から選手を入れ替えて挑みますが、日本はメンバーが変わっても同じ力を発揮できるという総合力を示したいです。

FW 13 南野拓実 選手（ザルツブルク／オーストリア）
予選突破という目標に向かってチームが進んでいるので、自分もその目標を達成するために少しでも力になれるように、という気持ちでマレーシアに入ってきました。マレーシアの気候は　ヨーロッパとの気温差もかなりあって厳しい部分もありますが、約一週間、暑熱順化の準備をしてきたので、だいぶ慣れてきました。昨日の試合は3連戦の初戦でしたので勝てて良かったです。ただ、6点目、7点目が入るまではミスが多かったので、次戦に向けて修正していきたいですし、精度をもっと高めれば、この予選を突破できると思います。自分自身、攻撃の選手なのでゴールかアシストで結果を残してチームに貢献したいと思います。

DF 50 安在和樹 選手（東京ヴェルディ）
U-22日本代表であまり時間を過ごしていないので、今回のような長い活動を通してチームのコンセプトを知れるのは勉強になります。マレーシアに来た頃に比べれば暑さには慣れました。昨日の試合は残り77分から出場しましたが、点差もついていたので、そこまで難しい状況ではありませんでした。普段の練習通り、コンビネーションもスムーズにできたと思います。残り2連戦も絶対に勝たなければいけない相手ですので、内容を含めてチームとして良い試合ができるよう貢献したいです。自分の武器は左足ですので、そこをアピールしたいです。

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