SAMURAI BLUE（日本代表）は3月23日(月)、ヴァイッド・ハリルホジッチ新監督の下、キリンチャレンジカップ2015 対チュニジア戦（27日、大分／大分スポーツ公園総合競技場）に向けて大分市内で初合宿を開始しました。

練習場のロッカールームで短いミーティングを行った後、約120人の報道陣と約3,000人のファンが待ち構える中、夕暮れのグランドに出たチームは一斉にランニングを開始しました。

冬を思わせる寒さの中、選手とコーチングスタッフらが約25分間ピッチを走りました。ハリルホジッチ監督が先頭を切って走る場面もあり、新指揮官の意気込みの強さを感じさせました。監督は途中から遅れたものの、スタンドの大勢のファンから声援と拍手を受けると手を振って応え、完走しました。

この日は多くの選手が前日に試合をしていることや、FW本田圭佑選手（ACミラン）やMF清武弘嗣選手（ハノーファー96）ら海外クラブ所属選手らは長旅の直後という状況を考慮して、練習は約30分で切り上げられました。

所属クラブのスケジュールの都合で遅れるGK川島永嗣選手（スタンダール・リエージュ）、FW岡崎慎司選手（1.FSVマインツ）は火曜日の練習から合流予定ですが、DF長友佑都選手（インテル・ミラノ）は、クラブで怪我の回復トレーニングに専念することになり、今回の参加が見送られました。

また、日曜日のJ1リーグで負傷したFW小林悠選手（川崎フロンターレ）も不参加となり、代わりにFW川又堅碁選手（名古屋グランパス）が招集されています。

なお、練習の前にはオフィシャルスポンサーのキリングループからオフィシャルドリンクの提供を受けました。チームを代表してハリルホジッチ監督が、激励に訪れたキリンビールマーケティング株式会社大分支店越智雄次郎支社長とキリンビバレッジ株式会社九州地区本部の折本太営業二部部長から、目録を受け取りました。

SAMURAI BLUEは、監督の初陣となるチュニジア戦へ向けて当地で調整を続けます。31日(火)にはJALチャレンジカップ2015でウズベキスタンと対戦します。

選手コメント

MF  長谷部誠 選手（アイントラハト・フランクフルト）
監督が変われば、闘争心という点で選手も非常に煽られます。今回これだけ多くのメンバーが来て、さらにバックアップメンバーも発表されていて、日本代表を大きな枠として捉えて発信している部分もあると思うので、いろいろな選手にチャンスが広がったのではないかと思います。まずは監督がどういうサッカーをやるのかをということをしっかり理解したいです。ミーティングも多くありそうなので、そこから感じられることもあると思いますが、選手とディスカッションしてやっていこうと話していました。これからだと思います。

MF  香川真司 選手（ボルシア・ドルトムント）
まずは監督がどういうサッカーをやろうとしているのかを知りたいです。そこでどこまで自分やチームが可能性を見出せるかだと思うので、個人のことよりもまずはチームのことをしっかりと考えてやりたいと思います。（前監督の時には）点を取れなかったですし、いかにして勝つために点を取るか。そういう攻撃の部分を発展させたいです。（ドルトムントで週末の試合で得点して）1試合だけなので、まったく満足はないです。これを代表でも継続していきたいと思います。

MF  本田圭佑 選手（ACミラン）
監督が「FIFAワールドカップ、AFCアジアカップの試合を観たが、このチームはもっと上を目指せる。負けるのには原因があるから。そこを改善しないとならない」という話をしていました。避けて通れないことに目を向けるのは良いことだと思います。

JFA-TV

スケジュール

キリンチャレンジカップ2015

2015年3月27日(金)　SAMURAI BLUE(日本代表) 対 チュニジア代表
大分スポーツ公園総合競技場　19:30 キックオフ(予定)／16:30 開場(予定)
テレビ放送：TBS系列にて全国生中継
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JALチャレンジカップ2015

2015年3月31日(火)　SAMURAI BLUE(日本代表) 対 ウズベキスタン代表
東京スタジアム　19:25 キックオフ(予定)／16:25 開場(予定)
テレビ放送：日本テレビ系にて全国生中継
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