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軽めの調整後、ヨルダン戦へ向けて移動
2015年01月18日
AFCアジアカップ2015のグループステージでイラクを1-0で退けて2連勝したSAMURAI BLUE(日本代表)は、一夜明けた1月17日午前、オーストラリアのブリスベン近郊で準々決勝進出がかかる3日後のヨルダン戦へ向けて軽めの調整を行いました。
肌を射るような強い夏の日差しが照り付ける厳しい暑さの中、GK川島を除いたイラク戦先発メンバーのFW本田圭佑選手(ACミラン)やMF遠藤保仁選手(ガンバ大阪)らは、ランニングやストレッチなどを繰り返して回復に努めました。FW岡崎慎司選手(1.FSVマインツ)は、前日の試合中に激しいタックルを受けた足にトレーナーから入念なケアを受け、グループステージ最終戦へ備えていました。
先発以外の選手たちは、ハビエル・アギーレ監督が鋭い視線を送るなか、シュート練習や4対3の実戦形式などに精力的に取り組んで汗を流し、GK3選手は動きの多いメニューで体を動かしました。GK東口順昭選手(ガンバ大阪)は、最後まで残ってリカルド・ロペスGKコーチから体の動かし方などの指導を受けていました。
この日の練習にはブリスベン日本人会の子どもたち約60人が訪れ、練習前にアギーレ監督がチームを代表して花束と応援メッセージの寄せ書きの入った日本国旗を受け取り、チームと一緒に記念撮影をしました。
チームは午後、次のヨルダン戦開催地であるメルボルンへ向けて、空路で移動しました。また前夜は、イラク戦後に滞在先ホテルに戻ったチームは遠藤選手の世界11位タイで日本最多となる代表戦出場150試合の記録更新達成とスタッフの誕生日をケーキでお祝いしました。
通算5度目の優勝で大会連覇を目指しているSAMURAI BLUEは、現在2戦2勝の勝点6でDグループ首位。ヨルダンとイラクに勝点3差、敗退が決まっているパレスチナに勝点6差でリードしています。グループステージ3戦目のヨルダン戦に引き分け以上であれば、グループ1位で準々決勝進出が決まります。
なお、17日に行われた試合で、ホスト国オーストラリアは韓国と対戦して0-1で敗れ、Aグループ2位通過。韓国が同組1位で準々決勝に駒を進めています。
選手コメント
FW 岡崎慎司 選手(1.FSVマインツ)
ヨルダンは何かしてくるという印象はあります。前回の対戦でもやられていますし、結構良い選手がいます。自分たちは得点を多くとることと失点を減らすことです。したたかに勝つことを目標にしているので、ヨルダン戦はそういうところが必要になってくると思います。僕らは引き分け以上で準々決勝へ行けるので、焦る必要はありません。そういう状況でどれだけ有利に試合を運べるかですし、そこは自分たちが重要なときに逃してきたポイントだと思います。それをしっかりやりたいですし、勝ち切ることが自分たちの今回のテーマでもあるので、そのテーマでクリアできるようにしたいと考えています。
FW 本田圭佑 選手(ACミラン)
(ヨルダン戦の負けで大会敗退の可能性もあるという)危機感は常々あります。状況的にパレスチナが大差で負けることがあり得るので、イラク戦同様、しっかり集中して試合の立ち上がりから入りたいです。各々がしっかりと自分の仕事を意識することでサッカーの質も高まります。(連続得点は)あまり考えたことがありません。それよりも、大事な試合で決めることに価値があると思っていますし、昨日の試合でも決勝点を挙げるという点で喜びはあります。常々意識していることですが、ここ一番で獲れるようにしたいと思います。
GK 川島永嗣 選手(スタンダール・リエージュ)
大会の入りは気持ちの面でもしっかり入れています。ここからより厳しい試合が続くので、高い意識を持って、無失点を続けていきたいです。僕たちの目標はまだまだ上にあります。ヨルダンには敵地でのワールドカップ予選で負けていますが、過去のことは過去のこと。自分たちがどれだけチャレンジできるかだと思います。
MF 香川真司 選手(ボルシア・ドルトムント)
チームが勝ったことに貢献できたのは良かったですし、それが一番大事です。前半の20、30分にもう1、2点取れていたらもっと自分たちのペースになっていました。サッカーなので失敗はあるので、その中で守備も耐えて後半もゼロに抑えてハードワークして勝ちきれたのはよかったですが、簡単なミスをもっとなくしていかないといけません。今のポジションにも慣れてきましたし、スペースがあればチャンスに絡むのは当然で、最後決めることが大きな問題です。決めきれる選手にならないと成長できませんし、上に上がっていけないと思うので、強くこだわっていきたいです。
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