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なでしこジャパン、カナダ女子代表との第一戦に向けて最終調整
2014年10月25日
カナダ女子代表との国際親善試合第一戦を翌日に控え、なでしこジャパンは24日(金)、Commonwealth Stadiumで約1時間半の公式練習を行いました。冒頭15分以外を非公開とし、セットプレーやゲーム形式のトレーニングで最終調整を終えました。
来年のFIFA女子ワールドカップでは3/4位決定戦や準決勝1試合を含む計10試合が予定されているエドモントン。時折強めの風が吹きますが、佐々木監督は「風も加味しながら明日も本番も準備したい」と述べました。会場の印象について、「ボールを動かしにくい人工芝もあるが、ここはやりやすい」と宮間選手がコメントしています。
久しぶりに集まった選手たちがいるなか、「海外組の選手たちはスピード感もあるし、いい意味でなかなか合わない部分がある。短い時間のなかで合わせていきたい」と阪口選手が言うように、選手たちはピッチ内外で意識のすり合わせに丁寧に時間を割いてきました。
カナダ女子代表との通算対戦戦績は10試合4勝3分け3敗。ロンドンオリンピック2012のグループステージ初戦で戦って以来の顔合わせとなります。第一戦は25日14:00(日本時間翌26日11:00)キックオフです。
監督・選手コメント
佐々木則夫 監督
来年のワールドカップ会場での試合ということもあり、環境面を含めワールドカップへの準備となる一戦です。ロンドンオリンピック以降、様々な選手を招集し、経験を重ねてきましたが、これが選考の最終段階となります。カナダとの二連戦で、21名全員をピッチに送り出したいと考えています。自分たちの質がまだフィットしていない部分があるので、それを確認しつつ、カナダというパワーのある相手に対してどれだけできるか、またコンセプトをわかったうえで各選手が自分(の力)をいかに発揮するか。選手たちは、非常にいい状態で準備を進めています。
宮間あや 選手(岡山湯郷Belle)
このような時期に開催国であるカナダ女子代表と対戦できることを嬉しく思います。カナダはロングボールが多く、フィジカルが強いチーム。シンクレア選手にスペースを与えて仕事をさせないように、DF・MF・FWのラインをコンパクトに保ってコントロールしたいです。(なでしこジャパンの)個々の選手のプレースタイルが変化するなかで、自分たちのコンセプトを代表合宿の初日から同じように出せることがなかなかできなくなっていて、意識やプレーの選択を統一する必要があります。ワールドカップに挑む準備はまだ整っていないと思いますが、最大限やって、レベルアップを図りたいです。
大儀見優季 選手(チェルシーレディースFC/イングランド)
少しずつ雰囲気も良くなってきました。長い間会っていなかったということもあるので、積極的にコミュニケーションをとろうとしています。一番は守備の部分で、11人全員が、連携・連動して、どこで奪えるのかをはっきりしていければと思っています。攻撃面ではいままでやってきたプレーもそうですが、新たに出せるものが見つかるようなプレーをしたいです。この3日間トレーニングのなかで確認してきたプレーを明日の試合で出していければと思います。ロングボールや縦パスを多用し、フィジカルに強いカナダに対応し、相手にとって嫌なサッカーをしたいです。
岩渕真奈 選手(FCバイエルン・ミュンヘン/ドイツ)
今シーズンから新しいチームに移り、レベルも変わりました。いい調子で、サッカーをやっていて楽しいです。どこでも自分らしくプレーするのが一番ですが、小回りやターン、ドリブルは積極的に出すようにしています。ワールドカップに向けて、個人的にもしっかりやらなくてはいけないと思っていますし、チームとしては、集まる機会が限られているので11人で連携して今しかできないことを詰めていきたいです。まずはメンバーに選ばれないといけませんが、もし選出されたら試合に出てチームに貢献できるプレーをしたいです。
国際親善試合 なでしこジャパン(日本女子代表) vs カナダ女子代表
第1戦 カナダ/エドモントン
現地時間 10/25(土)14:00キックオフ(予定)
日本時間 10/26(日)5:00キックオフ(予定)
テレビ朝日系列にて全国生中継
第2戦 カナダ/バンクーバー
現地時間 10/28(火)19:00キックオフ(予定)
日本時間 10/29(水)11:00キックオフ(予定)
BS-TBSにて全国生中継
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