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ビーチサッカー日本代表候補 トレーニングキャンプ 活動レポート(4/21)
2014年04月23日
キャンプ最終日を迎えました。
宜野湾は生憎の雨模様で肌寒く、海開きしたにもかかわらず海水浴客はいません。
キャンプの仕上げということで、メンデス監督からはこれまでの3日間反復練習をしたフォーメーションのみを使って紅白戦を行うよう、前夜のミーティングで指示が出されました。これは、どの選手がどの程度戦術を理解して、それを実戦に生かすことができるか否かを見ることが目的です。
ウォーミングアップの後、早速紅白戦を開始。インターバルではメンデス監督が両チームにそれぞれ足を運んで動きの確認、細かい指示を出します。
集中した2時間が終了し、新生ビーチサッカー日本代表はキャンプの全てのメニューを終了しました。
最後にメンデス監督は選手たちに以下のように話してトレーニングキャンプを締めくくりました。
『非常に良い形で最初のキャンプを終えることができ満足している。君たちのハードワークに感謝したい。日本人選手の技術、スピードは世界のトップレベルにあることが再認識できたし、私の目指すことをすぐに理解する能力も君たちが持っていることが今日の紅白戦で証明された。これからアジア予選で優勝してワールドカップで上位進出できるチームを共につくろう。』
緊張した雰囲気で始まったキャンプも新監督と選手が打ち解けるにつれ次第に活気がみなぎり、監督・選手双方にとって実り多いものとなりました。
メンデス監督の新生日本代表は、ワールドカップ優勝に向けて第一歩を踏み出しました。
選手コメント
當間正人 選手(ソーマプライア)
メンデス監督率いるUAE代表と過去に何度か対戦しているので、戦術も比較的早く理解することができました。ビーチサッカーは強靭な足腰、独特な技術を要するスポーツですが、日本代表のレベルになるとそこはあって当たり前、あとは戦術を理解しないとチーム内での競争についていけなくなってきます。またしっかりとした戦術がなく根性論だけだと、チームとしてワールドカップで上位に食い込むことは難しくなります。
新監督の元で新しいことを学び、GKコーチも参加してくれた今回のキャンプは良いことづくしでした。若い選手たちもベテランも先入観なしにリセットされてフラットな状況になってみな目がギラギラしていましたし、自分ももちろん負けるつもりはないです。
今年のアジア予選が正直今までで一番過酷なものになると思います。イランが頭一つ抜けて、オーストラリアやレバノンも力をつけてきている。我々は監督を信じてやるべきことをやるだけです。UAEよりも自分たちのほうが監督のやりたいことを実現できるはずなので、監督も楽しいと思います。UAE代表でできなかったオプションを自分たちが監督から引き出して、更に上のチーム作りを目指したいですね。
山内悠誠 選手(G.C.Nerine)
今まで積み上げてきたものに、新体制になったことでこれからの日本代表にとって必要なものがさらに積み上がっていく感じだったので、今回の合宿を新鮮に感じるとともに日本代表の明るい未来が見える気がしました。
ラモスさんは長いこと代表を率いてくれて、フィジカルの重要性、一対一で負けない気持ちといった試合にとって絶対に必要となることを教えてもらい、メンデス監督はそこに戦術であったりフォーメーションであったりと更に上を目指すためのエッセンスを加えていってくれるイメージです。
皆横一線となったことでキャンプの最初は雰囲気が若干固かったですが、監督のキャラクターとモチベーションの持っていき方が上手かったので、日を重ねるごとに良い雰囲気で練習に取り組むことができました。
監督が言うように、日本は既に走れて守れるチームなので、あとはいかにして点を取るかだと思っています。自分はそのポジションにいる選手なので、代表に選ばれればしっかりと得点を重ねてチームの勝利に貢献し、アジア予選をぶっちぎりの優勝でワールドカップの出場権を獲得したいです。
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