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フットサル日本代表 スペイン遠征 最終戦、世界屈指の強豪インテル・モビスターと引き分ける
2014年04月11日
トレーニングマッチ
2014年4月9日(水) 現地時間 20:30キックオフ 20分ハーフ(プレーイングタイム)
PabellónDeportivoCAJAMADRID(スペイン/マドリード)
フットサル日本代表 3-3(前半0-3、後半3-0) インテル・モビスター
得点
7分 失点(インテル・モビスター)
11分 失点(インテル・モビスター)
19分 失点(インテル・モビスター)
28分 渡邉知晃(フットサル日本代表)
29分 佐藤亮(フットサル日本代表)
39分 渡邉知晃(フットサル日本代表)
スターティングメンバー
GK:川原永光
FP:星翔太、滝田学、皆本晃、仁部屋和弘
サブメンバー
GK:藤原潤、関口優志
FP:稲葉洸太郎、小曽戸允哉、佐藤亮、渡邉知晃、中村友亮、内村俊太
登録外メンバー
西谷良介、吉川智貴
交代
GK関口以外全員出場
マッチレポート
フットサル日本代表は8日、スペインの北西、ポルトガルとの国境近くのサンチアゴ・デ・コンポステラからバスで9時間かけてマドリードに戻りました。
そして翌9日にはいよいよ遠征の最終戦、現在スペインリーグ首位を走る世界屈指の強豪インテル・モビスターとの1戦を迎えました。
前半、強豪相手に日本はなかなか自分たちのリズムを生み出すことができず、インテルに主導権を握られたまま試合が進みます。7分に失点を喫すると、11分、19分と連続で失点し、0-3で前半を折り返します。
しかし後半に入ると、日本が積極的な守備からペースをつかみます。28分に渡邉選手が1点を返すと、直後の29分に佐藤が決めて一気に1点差に詰め寄ります。その後、第2PKを与えてしまうピンチも藤原選手がファインセーブを見せて追加点を許しません。そして残り3分となったところでパワープレーに出た日本が、終了間際の39分に渡邉選手がこの日2点目のゴールを決めて3-3と試合を振り出しに戻し、そのまま引き分けで終了しました。
この結果、2014年のスペイン遠征は2勝1分3敗という結果で終えることとなりました。
監督・選手コメント
ミゲル・ロドリゴ監督
新しい、若いチームがインテル・モビスターのような実績あるチームを相手にまわした時に、相手に対して過度にリスペクトしてしまうケースがありますが、まさにそうした試合展開でした。内容が良くなかった前半を終えた選手たちに、もっと自らの内側に目を向けてモチベーションのボタンを押せと伝えました。すると後半は攻守に日本のスタイルを取り戻し、前半とは別のチームかのようなパフォーマンスを見せてくれました。試合を支配した時間帯もあり、パワープレーもうまくいきました。スペイン遠征の総決算というか、サマリーと言えるゲームになりました。彼らのスペインに来たモチベーションがここに集まり、それが表現されたゲームだったといえるかもしれません。引き分けという結果には非常に嬉しく思っています。
渡邉知晃 選手(名古屋オーシャンズ)
現在スペインリーグ1位のチームを相手に自分達がどこまで出来るかを知る絶好の機会でした。前半は実力差ももちろんですが、メンタルコントロールがうまくできず、失点も重ね、日本らしさも出せず、内容も良くないものでした。僕自身も相手のレベルの高さに気負いしてる部分がありました。しかし、チーム全員が落ち込むことなく、ハーフタイムでもう一回立て直そう、やり直そうという声が飛び交い、良い雰囲気で後半を迎えることが出来ました。後半はまったく違ったゲーム内容になり、失点ゼロで3得点を挙げて引き分けに持ち込むことができました。この結果はチームの自信に繋がるものだと思います。同時にメンタルコントロールひとつでゲーム内容がまったく変わるということを学ぶことができました。遠征最後の試合で良い締めくくりができたと思います。
藤原潤 選手(バルドラール浦安)
今日の試合でスペイン遠征が終了しました。長いようで短かった遠征でしたが、最後にインテル・モビスターというスペインの強豪と試合が出来て良かったです。同点で終えることが出来ましたが、まだまだ世界のトップとの力の差も肌で感じることも出来ました。この感覚を忘れることなく、チーム一丸となってAFC選手権を連覇出来るように、今から自分に出来ることをやり切りたいと思います。
佐藤亮 選手(ウマコン・サラゴサ)
スペインでの最終戦となったこの試合。現在スペインリーグで首位のインテル・モビスターを相手に今遠征の集大成として、また自分たちの現在地を知るという意味でもしっかり自分たちの力を出そうとゲームに入りました。前半はフィジカル、メンタルの両面で自分たちの力を全く出すことができずに0-3でリードされてしまいましたが、後半はリセットして日本の持ち味であるディフェンスから良いリズムが取り戻し、良い形で同点まで追いつけたと思います。この試合では技術や戦術とはまた違う「日本らしさ」団結力や一丸になって戦うといったものを出すことができたと感じています。今遠征は、5月のAFC選手権に向けて、本当に収穫のあるものになったと思います。(今日の)試合結果には満足していませんが、ここで出た課題をまた持ち帰り、AFC選手権連覇というフットサル日本代表の目標に向かっていきたいと思います。
スケジュール
日時 | 予定 | |
3月31日(月) | 4-3 | トレーニングマッチ 対 Segovia Futsal(Pedro Delgado) |
4月1日(火) | 2-1 | トレーニングマッチ 対 FCBrihuega (Ayuntamiento Guadalajara) |
4月2日(水) | 0-1 | トレーニングマッチ 対 Magna Navarra(Polideportivo de Noain) |
4月6日(日) | 3-4 | トレーニングマッチ 対 Azkar Lugo F.S.(Ciudad de Lugo) |
4月7日(月) | 1-4 | トレーニングマッチ 対 Santiago Futsal(Multiusos Fontes Do Sar ) |
4月9日(水) | 3-3 | トレーニングマッチ 対 Inter Movistar(Polideportivo Caja Madrid) |
※時間は全て現地時間。
今後の予定
日時 | 予定 |
4/16~26 | トレーニングキャンプ(名古屋) |
4/28~5/11 | AFCフットサル選手権ベトナム2014(ホーチミン) |